ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

2日で上級…

2020-05-07 16:11:51 | つぶやき
GWも終わり今日からまた日常が始まる。といつもならそうなるけれど…。

昨日までと今日からの節目は、今年は完全に霞んでいるような気がする。私の大型連休は現在進行形で4週間目に突入している。早く元の日々を取り戻したいけれど、焦りばかりが時間とともに浪費されてるような感覚でもある。いや、本音では焦りなど、とうの昔に過ぎ去り、今やこの生活に完全に慣れ親しんでしまっている。

根っこの部分がダメ人間ほど、案外諦めも早いし、適応能力も早いのかもしれない。ただひとつ心配なのは、毎日の睡眠時間がきっかり10時間と体内設定されてしまっていて、仕事が始まってから、果たして元に戻れるのか、それがちょっと気にはなっている。

暇な時間も考えようによっては、いろいろ無駄な思考を巡らせられる時間でもある。こんな状態でもいつかは戻るだろう平時のその日を思い、どこへ行こうとか旅先を考えたり、いかにマイルを溜めるかなどと考えたりしている。先日は2日間でANAの上級会員になる方法があることに辿り着いた。

ANAでは、現在のこの自粛情勢を考慮してか、来月6月末までの搭乗分に対して付与されるプレミアムポイント(PP)を2倍にするとしている。これを利用する。こんな時に旅行なんて不謹慎と思う方もいるだろうけれど、航空会社もこんな時期に乗ってくれるのは頭のおかしいマイラーしかないと期待してこういうサービスを行っている節もある。

簡単に説明すると、1年に5万プレミアムポイント(PP)を溜めるとANAのプラチナという上級会員になれる。このプラチナ会員となると、はれてクレジットカード「スーパーフライヤーズカード」の入会資格が得られる。このカードはクレカなので、わずかな年会費で半永久的に上級会員を維持できるというもの。多くの人がこのカード欲しさに、飛行機に乗り続けて「修行」なるものをしている。

で、平時であれば、このカードに辿り着くのに50万円~80万円もかかる。けれどこのような状況の今ならANAも大盤振る舞いしてくれる。国際線は飛んでいないけれど、国内線ならまだ飛んでいる。使うのは東京や名古屋からの沖縄便だ。そして数ある運賃のなかでも狙うは「スーパーバリュープレミアム28」。価格は33000円から39000円、片道だ。普通で考えば当然、安くない。けれどここは永久上級会員への道がかかっている。この運賃で乗るともらえるPPは、通常だと2860PP。けれど現在は倍の5720PPがもらえる。単純に9回搭乗すれば5万PPに到達する。真ん中取って3万6000円で9回搭乗したと考えると、32万4000円で5万PPに到達する。要らないという人にとっては、無駄使いの何ものでもないが、欲しい人にとっては驚きの破格だ。

そしてこれを2日間でクリアする。例えば羽田―那覇の始発便に乗り、那覇空港に着いたら、すぐにまた羽田行きの便に搭乗する。羽田に着いたらまたすぐに那覇行きの便に搭乗、という行為を最終便まで繰り返すと、欠航がない場合、1日に5回乗ることができる。で、この日は那覇に1泊。2日目も那覇発の始発便で同じことをすれば、4回飛行機に乗ることができるため、2日でプラチナ会員に到達するというもの。通常であれば半年とか、長い時間をかけて達成するものを最速、最安でやり終えることができるわけだ。もちろん、要らない人には時間の浪費以外の何ものでもない。

ただし、思いのほか、同じことを考えている人は多いと見えて、空席検索をしてみると羽田―那覇間のスーパーバリュープレミアム28は、結構、混んでいる。なかなか2日間では難しいかもしれない。しかも移動自粛の中、感染のリスクと周囲からの冷たい目も覚悟しないといけない。トライする方はフェイスシールドなどで万全の対策で望んでいただきたい。

私的には、こんな中こういうことをやる人に全く嫌悪感はない。単独だし、法を犯していない以上、権利的な自由は行使してもいいと思っている。要はモラルの問題だ。そのモラルにしたって、人によって判断基準は違うはず。それが自分と違うからといって他人を非難する権利は誰も持ってない。もちろん最大限注意して準備万端にして、控えめにという配慮は必要だとは思う。

自粛警察やパチンコ屋さんを見張る近所の人らには、ちょっとうんざりしている。

それぞれが思い思いに、この苦難を乗り越えられればそれが一番である。

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