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【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

タックのぶらり下関滞在記~

2013年08月21日 | 徒然日記
下関にやってきて3日目の朝である。

新規取引開始という事で、この地にこのように滞在する事自体が我が人生に於いて初めての事なのだが、海に面した風光明媚な街である。

歩けばすぐ海であり海の向こうが九州の門司となる。関門海峡である。最も接近した所に高速道路の陸橋が掛けられており、また古くは昭和33年より関門トンネルが存在する。



左手が本州、右手が九州である。

先の週末より減量すべく、此方にやってきてからも毎朝ウォーキングをして街を探索している。

関門海峡の潮の流れは驚くほど速く、日本屈指の船舶操縦難関ポイントと云われるだけの事はある。

その海峡を驚くほど大型のタンカーが行き来している。

かつて江戸時代は、京より荷を積んだ松前船が此処を通り日本海へ出て北上して行ったのである。

そしてこの幅700mの海峡は、第二次世界大戦の際もアメリカ軍の攻撃すべき海の要所として、今尚、海底には不発弾がゴロゴロとしているらしい。

海を見ながらその頃の情景を想像しつつ今日も歩いた。

昨夜は、こちらの取引先外商の方々に教えてもらい、美味い魚を食べに出たのだが、その店先で素晴らしい夕焼けと出会った。



この店は、駅裏のいかがわしい店が軒を連ねる一角にあり、知らないと間違いなく入らない構えなのだが、そこで食べたイサキの刺身とシメサバは最高であった。

イサキは皮を残したまま湯引きしてあり、皮の甘さが際立っていた。一方のシメサバも恐らく僅かしか酢に漬けていないほぼ刺身の状態のものをポン酢で食したのであった。

店の名前は『味覚』である。

あと三日間、この地で出来るだけ種を蒔き、形を整えて育てて行きたいと思う。



海峡交番という交番にしてはいささか大きな建物が海に面してあるのだ。



街に不釣合いに思われるタワーがある。