【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

ビジネスホテルの満足度とは~あれこれ (私感乍)

2012年05月29日 | 徒然日記
一年の半分以上をホテルで過ごすオレだが、国内のビジネスホテルの良し悪しについて考えてみた。

商売柄、あまりにチープなホテルには泊ることがないオレにとってのビジネスホテルの部屋はだいたいどこも同じようなものである。

少し狭いか、まぁまぁか、ソファーとかがあったりして結構広いか。

建物が新しいかどうかも大切な評価の対象となろう。

古いとお風呂のお湯がなかなか適正温度にならず、異常に熱くなったり冷たくなったりと調整が大変なのはイライラしてダメである。

部屋の広さでは、高知のブライトパークホテルは広くて好ましい。盛岡のホテルロイヤル盛岡も、少し古いがソファーがあって部屋もゆったりしている。

最近、結構張り出してきているダイワロイネットホテルは、かなり上位となろう。

部屋も広いし、人気が出るのもうなずける。

今治国際ホテルはかなり良いのだが、ここはワンランク上となろう。

金沢の滞在では大概、APAホテルに泊るのだが、屋上階に温泉を設置するのも、大きな風呂好きには見逃せないひとつである。

しかし、オレ的に最も重要な事~

それは…

朝食である。朝食が充実したホテルは、それだけで俄然トップに躍り出たりするのである。

これまで泊ってきたホテルで、昨今のお気に入りは、広島チサンホテルとダイワロイネットホテル盛岡である。

ダイワロイネットホテルはだいたいどこもすこぶる好ましいのだが、富山だけはダメである。朝食がマズすぎるのだ…。

1週間以上の滞在となる場合、毎朝が同じ飯というのはかなり飽きる。その点、バイキング形式でそれが充実していれば飽きはこないのである。

あと、枕が二つ置いてあって、1つは硬い枕、もう1つは柔らかい枕というのも好ましい。

話は変わるが、これまで2回だけホテルで怖い体験をしたことがある。

糸魚川のホテルでは金縛りに遭い、赤ちゃんの泣き声の後、枕を引張られた。

新潟のホテルでは深夜に壁をドンドンと叩かれ、翌朝、部屋から出てとなりを確かめるとその部屋は角部屋で、ドンドンされた壁側には部屋はなく外だった。高層階である。

なんだかだらだら書いてしまったが、とにかくキーポイントは朝食なのである!

これ断言!!

米子放浪2012初夏 『 なせばなる~! 』

2012年05月28日 | 旅三昧!釣り三昧!
鳥取県米子に来ている。

新規お取引先様での初めての展示会である。3日間だ。

そもそも全くこれまで取引のなかったこの商圏にオレが初めて出向いたのは昨年11月の事であった。

知人からの情報の下、この新規お取引先様にアプローチをかけるため、クルマを走らせてやってきたのであった。

お取引先オーナーに自社プレゼンをした帰り道、更地状態のこのマーケットに少しずつアリカコレクションを浸透させていきたいと思いながら帰路についたのであった。

そしてその後、今回の展示会が決定し、今月頭、お取引先スタッフの方々へ商品説明会及びイタリアンジュエリー勉強会のため再訪、2時間ほど話させて頂いた。

そして本番。オレは、うちのスタッフと3人で米子に入った。

今日が最終日の朝なのだが、近年まれにみる実力ある代理店との新規取引で、満足いく結果が作成されている。ひとえに感謝感謝。

なぜばなる なさねばならぬ何事も ならぬは人の なさぬなりけり…


米子に着いた夜、駅前のホテルのそばの居酒屋へスタッフと入った。

米子に来たからには魚である。



なんとこの刺身の盛り合わせが1680円なのであった!

そして恐ろしく新鮮で美味い!スタッフがこんな美味い刺身は初めて食ったと云った。

ついでにハイボールが金曜日だということで200円だという。うちのハイボールは濃いからお得ですよ!という店の人。

生ビールとハイボールで翌日は久しぶりの頭痛…。

しかし必ずまた訪れたい店なのであった。



昨日の朝、会場をスタッフらに任せ、ちょびっとだけ日本屈指の漁港・境港へ車を走らせた。

のどぐろがこんなに安いのかと驚いた。

オレはこれからまだまだ放浪が続く身、こないだの台湾出張に際し、現地でのアレンジの世話になった友に食べてもらおうと魚を送ったのであった。

喜んでもらえるとうれしいなぁ~

さて、今日一日頑張ろう~!








『アリカコレクション2012初夏』が盛況に終了~

2012年05月24日 | 仕事!仕事!!
年2回、恒例で開催している弊社最大のイベント、アリカコレクション展を、昨日と今日、ホテルグランヴィア京都にて開催した。

今回は、普段からお世話になっているお客様に併せ、FBにて親しくして頂いている友達もたくさん御来遊してくれた。

正直の所、それがオレにとっては今回一番うれしいことであった。

ヨーロッパは主にイタリアに1人出向き、考え探求して参ったジュエリーのひとつひとつを見て、美しいと喜んでもらえる事。それこそが、実は、オレ自身にとっての一番の喜びだという事を強く再認識した。

考えてみれば、自分が人生をかけて打ち込んでいる仕事を、親しい友に見てもらえる事など、普通はなかなかありえることではないのである。

一生懸命にすれば大抵のことが出来る。
一生懸命にすれば何でもおもしろい。
一生懸命にしていると誰かが助けてくれる。

つくづくそう感じた2日間であった。

心から感謝~ 

そしてこの感謝をオレは絶対忘れない!


台湾放浪2012初夏 『 台湾は美味い! 』

2012年05月16日 | 旅三昧!釣り三昧!
台湾は台北に行ってきた。新規市場開拓の為のマーケット調査が主な目的である。

うちの今期の経営方針のひとつとしてオレが掲げた海外市場へのアリカコレクション導入のためである。

実は、オレにとって台湾は生まれて初めての地であった。着いた初日は、あまりに海外に来たという実感がなかった。

街の印象は、香港とシンガポールを足して2で割ったような雰囲気である。

初日はうちの親父同行にて、スリランカの親父の親友よりの紹介の方とミーティングであった。

まぁ仕事の話はさておき…

初日の夜、グランドハイアットの部屋より夜景を見ながら一人ワインを飲みつつ、何故、台湾がこれほどまでに海外に来たと思えないのかぼんやり考えていた。



1. 日本からの物理的移動時間
2. 同じような顔をした人々の中にいるから
3. 暑いとはいえ、日本より2ヶ月ほど前倒ししただけの気候変化
4. 台湾人の気質と振る舞い

私感乍、(4)が一番強いような気がする。韓国でも上海でも感じない日本人に似たものがあるような気がするのであった。

翌朝、親父と伴に『故宮博物院』へ出向いた。



あまりガイドブックに載ってるようなところを訪れないオレだが、ここは別格である。中国の長い歴史に皇帝により蒐集された宝物が展示されているのだ。世界4大博物館のひとつともされている。

これは行かねばなるまい。

ヨーロッパ有数の美術館や博物館はこれまで結構見てきたが、ここの陶器の数と比べるとそれら全ては子供だましのようなくらい凄かった。

しかしこれだけの財宝を『蒋介石』はよくも本土より台湾へ移したものである。圧巻であった。この中国文化がシルクロードを渡り、ヨーロッパの陶磁器の世界に影響を与えたのは当たり前の事であろう。

すぐに疲れてしまう親父をホテルに残し、街をぶらぶら散策した。



道端にはアジアの他の街に見受けられる屋台がある。どれもとても美味そうなのであった。



赤ワインを求めにコンビニに入ると、茶色い液にて茹でられた卵がどの店にも置かれていた。はて、これはどんな味がするのであろうか…。

翌日、買って食べてみた。

どうやら聞くところによると、ウーロン茶で茹でられたもののようだが、八角の香りがわずかにするゆで卵であった。個人的には日本のゆで卵にお醤油をかけて食べるほうに軍配があがる。しかし台湾人はこれがこの上なく好きらしい。

ホテルの近くに小さな市場をみつけたので入ってみる。



市場の中のひとつの店で、店員が集まり餃子を巻いていた。美味そうだ。



魚屋があった。よく知る魚も並んでいるが、日本では見かけない魚もあった。じーっとみてたら、隣のおばちゃんがボラを求めた。どうやって食べるのだろうかと疑問に思った。ちなみにボラはイスタンブールでも魚屋に並んでおり、人気のようであった。

台湾ではナガコさんに大変世話になった。心強いパートナーである。彼女を交えての会合は、オレの英語から始まり、彼女の北京語、そして日本語。これらがくるくる廻るような会話となる。先方の英語理解力に差によりその比重が会合ごとに変わるのであった。



ショウロンポウを食べに連れて行ってもらった。ナガコさんにショウロンポウの食べ方を学ぶ。こいつは美味い!

この店は恵比寿にも支店があるらしく、人気店なのであった。でもきっと恵比寿で食べるより、この小汚い店で食べるほうが10倍は美味いのであろう。



火鍋も食べに行った。火鍋は上海でも楽しんだのだが、この店も予約を入れないと入れないくらいの地元の人気店なのである。

辛党のオレはもっぱら辛いほうが専門なのであった。付けダレは若干すっぱい酢が入った醤油ベースに、青ネギを好きなだけ入れる。それに鍋で煮た肉野菜を浸して食べる。

最初はすっぱすぎる感じが気になったのだが、食べ進むうちにそれが気にならなくなり、どんどん美味い美味いに変わってくる。

見たこともない赤茶色の豆腐のようなものも入っており、これは何かと聞くと、鴨の血を固めたものらしい。これも美味かった!

全部が美味いのである!

しかし究極は… やはり『夜市』である!



ここには正直、美味すぎて参った!!

食べる物全てが美味いのである!そして安い!『夜市』のこの喧騒の中で、適当に歩きながら、または青天井に並べられた座席に腰掛けて食べるのだ。



ついに今回、『臭豆腐』にチャレンジした。異様に臭い。

しかし、それを浸されたタレと絡め、ラー油のような辛いソースをちょちょっとかけて食す。臭いけど美味い!美味い!!

これは間違いなく揚げたてでないと食べれないだろうが、台湾人が好むのも分かるような気がした。なんでも経験である。

その他、気になっていた『葱油餅』と『鳥肉飯』は横綱級の美味さであった!

他に食べる物がなくても、このふたつがあれば、オレは1週間問題なく過ごせるであろうと思える美味さなのであった。

台湾にある日系百貨店副社長とこの国について色々話す時間があったのだが、7年近く単身駐在しておられるこのお方も、毎日飽きることなくこういう美味いものばかり食べられているのだろうなぁと思うと、ある意味、羨ましく思えたのであった。

とにかく台湾は美味い!台湾は全部美味いのであった!!

この地への次の出張は恐らく7月、そして10月となろう。

台湾フードがオレの中の台湾市場開拓のプライオリティを上げているといっても過言ではないようにも思えるが、さすがにそうではないとここに記しておこう~。

米子の魚はやっぱり美味いのだ!

2012年05月09日 | 徒然日記
昨日は、朝から岡山県新見に出向き、そこから鳥取県米子へクルマを走らせた。



米子では仕事が遅くなり、日帰りの予定だったのだが、結局、駅前のビジネスホテルに泊まり、早朝に出発して京都に戻ってきた。

今月末の米子での新規催事の打ち合わせ及び説明会勉強会であった。

なんとかこの商圏も拡充出来るよう、最大限尽力の構えなのである。

新見は中国山地の山間の小さな町。360度ぐるりと新緑の山々に囲まれた穏やかな場所であった。このような場所に住む人々はあくせくせず、のんびりとされておられるのだろうなぁと思ったりした。

米子の居酒屋で食べたサザエとアジの刺し身はやっぱり最高に美味かった。



もっとディープに放浪したい街なのである。

これからが楽しみだ~

白浜放浪2012GW 『 雑魚、カニかご、そしてKEIと~ 』

2012年05月04日 | 旅三昧!釣り三昧!
5月1日の午後より、白浜へ向かった。

今回は、友人・KEIも参加ということで、さらに楽しい旅となった。KEIは3月下旬、ちびらとともに白浜へやってきたのだが、海が最悪の状態でそのリベンジのため、東京からやってきたのであった。



今回も天候は極めて悪条件なのだが、それでも出来るだけ楽しもうと話しながらやってきた。

白浜へ到着し、まず釣具屋へ。そこでオレは念願の「カニかご」をGETすることができた!

さっそく雑魚釣り隊基地の裏の海辺に沈めようとしたのだが、肝心の餌になる魚のアラがない。仕方がないのでスーパーでKEIが求めた魚肉ソーセージをひとつ強奪し、何分化に手で切り分けて放り込み網を海に沈めたのであった。

基地の温泉でほっこりした後、買ってきたつまみでプレミアムモルツから赤ワインへ、KEIはさらにそこからハイボールへと移行していった。

ほどよく酔いながら、それぞれの仕掛けの事や釣れる魚の事を話す。

至福のひとときである。

今回の旅のために、KEIは釣具屋でライトタックルの天秤仕掛けを用意してきている。イサキ仕掛けのようであった。

オレはいつもどおりあくまでも大物狙いの胴突き落とし込み作戦なのであった。ハリスは13号とバリバリに太いものを用意した。雑魚はもちろん望むところ、しかし小魚は不要なのであった。



翌朝、船を出す。雨がときおりパラパラとふり、波を全身にかぶりながら沖へ目指した。なんたる悪天候とそのとき二人話していたのだが、まさかこの日がこの旅で最も海の状況が良かったとは、当然その時は微塵も考えていなかった。

もちろんオレ自身が楽しむは前提なのだが、東京からわざわざやってきたKEIに船釣りの面白さを伝えたい。そう考えていた。

そんなKEIが『カワハギ』を釣った!これは雑魚の中では、最高に美味い外道である。

その他、夏場にこのあたりでは必ず群れを成してくる『イトタマガシラ』がかつんかつんとあがってくる。こいつが釣れると面白くないのである。こいつが釣れるとポイントを変えるのだが、結局、4.5匹はこいつを釣り上げた。まぁ、白身魚でまぁまぁ美味いのだ。

KEIと二人して『オジサン』も釣り上げる。オレが釣ったオジサンはまあまあ大きくて30センチ強。なかなか引きを楽しむことができた。

しかし、オレが釣りたいのはこの魚ではない。海の根っこにいる魚・アコウなのであった…。

その後、KEIは25センチくらいと小ぶりながらも『真鯛』をGET!いつまでも正攻法で攻める男なのだ。

オレはというと、なにやらものすごい重いものがヒットしたかと思うと、それは『エソ』であった。雑魚の横綱である!

こいつは必ずKEIに食わせてやろうと、釣りながら料理法を考える。

食べきれない雑魚は海に戻し、我らは帰港した。



カワハギはもちろん刺身にした。しかしこの刺身の美味いこと!美味いこと!

KEIはしばらく唸っていた。

次に釣れた雑魚どもとカワハギのアラをぶつ切りにし、白ネギと木綿豆腐を加えて味噌汁にしてみた。これも魚の出汁が利いて美味い!

以前からそう思っているのだが、「この手の雑魚の味噌汁には、白ネギと木綿豆腐の組み合わせこそ最高!」と信じて疑わないのだ。だから他は作らないのである。やはり最高! 

KEIがさらに唸る。

そして、真鯛を塩焼きにした。まったくもって重みのある歯ごたえ、上品な鯛肉である。

KEIの唸り声が低くなりだした。

最後にメインディッシュである。エソがメインなのである。(わざと!)

3枚におろしたエソに塩コショウして小麦粉をかぶせる。卵を溶き、そこに泳がせた後、パン粉の海に投げ入れる。これを揚げる。タルタルソースにウスターソースをかけて食す。

オレ流フィレオフィッシュに、KEIは唸らず笑った。

オレはその夜、疲れて早々に沈没。

翌朝、カニかごを見に行ってみる。

すると、なんと岩ガニが3匹、網に入っているではないか!



オレ達はなんともうれしくなった。

しかし、この日、そして翌日である今日は、残念ながらまったくの強風波浪で釣りどころではなかった。

落とし込みの仕掛けでは潮がはやすぎて海底までおもりが届かない。

そこで、オレは今日は浮き仕掛けに変更したのだが、アンカーを落としても船が流されるほどであった。

本来であれば、KEIは青物かイサキ、オレはアコウかガシラを釣る予定だったのだが、青物はまだ廻っておらず、去年のGWでは頻繁に釣れたガシラの姿すら見れず、楽しみはまた先に延ばすこととなった。

釣果は満足いくものではなかったが、次回がさらに楽しみとなる旅であった。



KEIにとって最高の時間となったのであれば、オレの目標の半分は達成できたと思っている。

また近い内にともに白浜へこようと話し、固い握手の後、KEIと別れたのであった。