【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

沖縄釣り浪漫紀行2013秋 『 パライバ色した海に潜む巨大ミーバイを探しに~ 』

2013年09月24日 | 旅三昧!釣り三昧!
2013年9月21日から24日、沖縄は久米島にいる仲間達と共に釣りを楽しむべく旅に出た。

久米島には知り合って以来四半世紀が経つ親友NAKA、ごーやるーというカフェバーを営むツーさん、久米アイランドの料理人JUNがいるのだ。みんな真っ黒に日焼けしたウミンチュである。

釣りという趣味にどっぷり浸かってからここ数年、毎年この時期に貯まったマイレージを利用して久米島へ釣りに出向いているのだ。

そして今回は、今年より僕がハマりにハマっている『一つテンヤ』という本来は真鯛のための釣法を、真鯛のいない沖縄の海にて試してみるというのが最大の目的なのであった。

久米島にはもうかれこれこれでお世話になり3回目となる漁師、太陽丸のENDO君がいる。

事前の情報では、なんと久米島で唯一、太陽丸のENDO君だけが一つテンヤが如何に釣れるかということを見抜き、すでにこの釣法を取り入れているという驚きの事実を知り、なんとも頼もしく感じたのであった。

ただ久米島の海における一つテンヤは本土と若干異なるようだ。

沖縄の海はハタ系の魚がメインとなるので、テンヤそのものはかなり重いものを用い、底を取ってからラインを巻きつつ当たりを取る方法が主流となる。つまり僕が知る出来るだけ軽いテンヤを用いフォールにて当たりを取る方法と真逆の釣り方なのである。

またラインも岩底に入り込んでしまうハタ系の魚を考慮に入れ太い物を用いるのである。

総括的に考えると、ENDO君が考える重めのテンヤで太めのラインというヘビータックルが沖縄の海には賢明と云える。しかしそれでも僕は本来のフォールにて当たりを取る醍醐味を追及したいのである。

なぜならそれが1番当たりとして楽しいのだ。この点は一つテンヤを知る人にしか分かりえないと思う。

さて、今回は夜に久米島入りし、その翌日午前中は防波堤にて投竿、午後は太陽丸で出船、そしてその翌日は丸一日太陽丸で出船というスケジュールであった。

台風20号の影響もあり海のコンディションは最悪、地元漁師ですら出港を諦めるという状況下でENDO君の見極めにより島影の比較的まだ少しはマシと思われる場所に船を回し回しながらの釣りとなった。

5メートルという高波にさすがの僕も船酔い気味になったが最高の釣り旅となった。

又、今回、一つテンヤに合わせてスロージギング用のタックルを持参。一つテンヤで狙う水深50メートルから60メートルよりさらに深いポイント、だいたい80メートルから100メートルにて生まれて初めてジグを海底に落とし込んできた。

これからは今回の釣り旅で撮影した写真を用い、旅記録をここに書き記していこうと思う。



関空から沖縄に向かう飛行機の中。一番ワクワクしていた頃。



遠くに低気圧の大きな雲が見受けられた。雲の流れが速い。



どうにかこうにか久米島に到着。NAKAが空港まで迎えに来てくれていた。一年ぶりの再会である。



居酒屋に入り、先ずは海ブドウでオリオンビールだ。NAKAは久米仙ブランを頼んだ。やがてJUNがやってきたので隣のごーやるーへ移動。





ごーやるーでツーさんと再会。カウンター越しにテンヤの孫針を作るツーさん。

翌朝、イーフビーチに出てみると恐ろしい波風であった。これはかなり厳しい様子だ。





25年前の夏、僕はこのリゾートホテル久米アイランドのプールで監視員をしていた。

あの頃と変わらない風 あの時のままの時間の流れ なにも変わらない…

その日の午前中は陸っぱりで釣り。港にミジュン(いわし)が凄い群れで押し寄せてきているので、それを追うダツを捉えるべくワームを投げた。



ダツをゲトした。唐揚げが美味いとJUNが言った。

そして午後は船をだした。



オジロバラハタがヒット!なかなか気持ちよく引いた。



フエフキもやってきた。



そしてついにミーバイがやってきた。この日一番のサイズだ。これはもちろん刺身にした。



最高に美味かった。



ダツとフエフキは唐揚げに。



マース煮も美味いのだ!

この夜もへろへろに酔って寝た。体が筋肉痛だ。

翌日はNAKAが頑張った!





寝不足のツーさんも鬼のようなミーバイを釣り上げた。





僕の竿が曲がる曲がる!これこそ一つテンヤの醍醐味である。



アカハタも釣り上げた!



その夜は、JUNが釣った魚を刺身、マース煮、寿司にと調理してくれた。最高に美味かった!







今回も最高だったなと思いつつ那覇で沖縄そばを食べて帰ってきた。



サヨナラ久米島マタ来マス~




香港放浪2013秋 『 天空へと伸びる都市~ 香港万歳‼ 』

2013年09月17日 | 旅三昧!釣り三昧!
香港国際宝飾展に参加すべく、7年ぶりに香港に行ってきた。

これまではあまり興味がなかったアジア最大級の展示会なのだが、西欧の不況によりビジネスの鉾先をアジア市場に向けた力あるヨーロッパジュエリーメーカーが近年かなり新規参入しており、うちの取引先も10社以上が出展している。

よってここにくることにより、わずか丸2日にてミラノ、フィレンツェ、パレルモ、バルセロナ、BKKでの仕事をこなすことが出来るという算段なのであった。

更には新たな取引先の探求、そして市場状況も知ることが出来るという考えでの渡航となった。

今回は、香港島の上環エリアのホテルに滞在した。

ホテルに到着し、香港に着いたら何よりもまず1番に乗りたいと思っていたスターフェリーへタクシーを走らせた。

香港島から九龍への片道フェリーの旅。たった10分の贅沢すぎる船旅。



やはり素晴らしい夜景である。美しすぎる。



7年前に比べると更に高層ビルが増えたように思われた。

一足先にやってきていてこの夜に帰国するTOSHIと落ち合い、ネーザンロードを一本中に入った通りにあるレストランで、ローストグースを食べつつ、青島麦酒を飲みながら、彼の今日までの仕事を確認して次に何をすべきかを打ち合わせた。



彼と別れた後、少し飲み足らないのでホテルの近くの小さな食堂に入り、カエル肉を炒めたものでまた青島麦酒を。これも美味!



香港の街は独特だと思う。

狭い土地をなんとかカバーすべく、どんどん上へ上へ。空に向けて人が活用するスペースが拡がっていく感じ。



高層ビルもそう。2階建てバスもそう。

朝、ローカルな人々集うレストランを発見し、人々が食べるもの同じものを頼んだ。



マカロニとハムが入ったスープである。なんだか香港らしくない。

味はというと到底美味いとは思えない。はっきりいって不味い。いや不味すぎる。

地下鉄で上環駅から湾仔駅まで移動。そこにあるコンベンションセンターが会場である。

その昼は、7年前に鶏足をご飯に載せたものを食べた食堂を探すも見つけられず。仕方がないので適当に入った麺の店で頼んだ激辛ラーメンが辛すぎて食べられず…。



アジアの激辛を舐めてはいけないのであった。

その夜、かつて我らがアリカで共に働き現在は香港に移り住んだFUKUIさん、そして彼女の友人2人と晩飯を食べた。

待ち合わせ場所は『 蓮が香る場所 』という名のローカルレストランであった。



香港に長く住む3人に混じり、色々と僕の知らないことを聞きながら、楽しい時間を過ごす事が出来た。

感謝である。

現地2日目となる朝、ローカル食堂にてメニューを見ていたら、昨夜教えてもらった『 出前一丁麺 』を発見し、早速頼んでみた。



本当に出前一丁インスタントヌードルが出てくるのか半信半疑であったが、それはまさしく紛れもなくそれ其の物であった。

ごま油の小さい袋まで持ってきやがった。



朝からインスタントヌードルなんて食えるかと思いつつ一口食べてみると… これが意外といけるのであった。驚

仕事はと云うと、かなりバリバリとこなすことが出来た。

昼飯を1人食べながら、東京ビックサイトでの宝石展では殆ど知る人と出会わない僕だが、ここでは本当にたくさんの海外からの知人、それも僕なんかが背伸びしても届かないくらいBIGな方々との再会があり、僕の仕事の土俵はあっちではなくこっちであり、これが僕がこれまで継続努めてきた歴史であり結果であり、そしてこれからも注力していかなければならない務めなのだなぁとボンヤリ思ったりした。

昼食に適当に頼んだ青椒肉絲の鶏肉版はピーマンとタケノコが強く主張してかなりいい塩梅であった。



流石に2日間歩きに歩き脚と腰が痛くなったので、ホテルへの帰り道にあったマッサージ屋に寄り道した。

恐らく右尻の座骨神経痛を自然に庇っているのであろうか、左に腰の筋がとてもタイトだと云われた。

タイトという単語を使うのか…

最終夜は、パレルモから出展しているクラウディオとエマニュエラと共にSOHOにあるタイ料理レストランへ。



シチリアでは最も手広く、イタリアのみならずヨーロッパ全域にもその名を知られる彼等も色々試行錯誤しながら此処まで来ているのだ。

なかなかパレルモに出向く際は、僕に他用があり共に飯を食えなかったのだが、この夜はシンハビールからキャンティへと流れ、結構ゆっくり懇親が出来た。

今回は既存取引先での仕入オーダー以外に、新たに数社とのパイプを繋ぐ事に成功した。

さて、このパイプをどう操り太めていくか。

よし、次のステップに進むことにしよう~

天空へと伸びる都市~ 香港万歳‼


自家製ロッドホルダーなのだ~

2013年09月12日 | 徒然日記
昨夜は定時に仕事を上がり、ホームセンターでプラスチックの箱、円筒、結束テープを購入して愛船で使用するロッドホルダーを製作した。



元のアイデアは高知のTさんに頂いたものだが、自分なりにはなかなか巧く出来たと思う。

竿が増えてきたので、大切な竿を折ったり、ラインを絡めたりしないために◎なのである。

しかしこういうのを作る工夫は、普段、脳の使わない場所を動かすようで良いような気がするのだ。

もっと親孝行をしないとダメ~

2013年09月11日 | 徒然日記
今朝の事、親父と諸々打ち合わせの際に、近々の内に自分達のお墓を買うと親父が言った

以前より親父からは自分の亡き後には自身の第二の故郷であるスリランカの海に散骨せよと厳命されていたのだが、其れではおふくろの寝場所がなくなるから分骨との話であった…

なんだか全く考えたくないが非常に現実的な話なんだと思った

もっと親孝行しないとダメだな

今治での不思議だが温かな感覚~

2013年09月08日 | 徒然日記


今治へやってきた~

実は、かつて僕にはこの地に親身になって応援してくれるとても大切な方がいた

その方は、今から四年ほど前に急逝されたのだが、今尚、その方に応援して頂いていると感じる事ができるのだ

この地に来て少しでも時間的に余裕があると、その方のお墓を参り挨拶をするのだが、そうすると必ず良い結果が得られるのだ

今日もそうである

なんだか不思議な話だが事実なのである

感謝感謝~

写: しまなみ海道 (来島海峡大橋)

白浜放浪2013初秋 『 真鯛とシイラをギュンギュンと~ 』

2013年09月02日 | 旅三昧!釣り三昧!
昨日と今日、1泊2日で雑魚釣り隊基地へ行ってきた。

あいにくの天候で昨日も遅めの午後を3時間ほど、そして今朝もほんの1時間半ほどであろうか、決して目一杯という感じではなかったが楽しんできた。

今回は来たるべき沖縄久米島釣り旅に備えて購入したメジャークラフトの竿の性能をチェックしておきたかったのだ。

この竿はとてもティップ(竿先)が柔らかく、ほんのわずかなアタリにでもセンシティブに反応してくれる竿であった。

但し、そのDEFECTとして、今朝のように潮が速く、風が強い日には、アタリがとても分かりにくいのである。

所謂、べた凪の日に、出来るだけ軽いテンヤを用いて底を取るという釣りに最適のようである。

そこで、僕はこのメジャークラフトにPE0.8号を巻いているDAIWAのカルディナを装着し、これまで使用していた竿である炎月にPE1号を巻いたSHIMANOのアルテグラを用いる方針に決めた。

大物がかかる事態に備えて、カルディナの方はドラグテンションを0.7キロ、アルテグラは1.0キロとした。

これは、大物が釣れ、ラインにその負荷がかかると自動的にリールからラインが出る設定の事である。

このドラグ性能は一つテンヤ釣法において最も重要だという事を前回の盆休みの釣り旅で学習済である。

昨日も決して船釣りには条件の悪い海にて投竿していたのだが、幸いなこと徐々に風と波がゆるくなってきたのでメジャークラフトにテンヤ4号を取り付け落とし込んだら爆釣である。

時合のタイミングであったのだろうか、フォールするテンヤに食いついてくる。



わずかの時間で6匹の真鯛を釣り上げた。

気持ちよく竿がしなり、ドラグが鳴る。

うち2回はタモを使用して取り入れるサイズの真鯛であった。

夕方、とれとれ市場にあるヤマト宅配便にて、約束していた友人へ釣った真鯛を送ってもらった。

釣った2匹は刺身と塩焼きにして基地で食べた。

メジャークラフトは沖縄の海が荒れていなければ使えると思う。

とりあえず彼の地では、炎月とアルテグラのPE1号を先発に投入することを決めた。

そして今朝、日の出の時間に起きると轟轟の雨である。

二度寝して6時半に目が覚めると雨が上がっていたので早速出航した。



しかし雲行きが怪しい。

波高も2.5メートルと高く、他の釣り船は見受けられなかった。

炎月&アルテグラでテンヤ8号を落とすも、船を下げながらでないと底をとれないほどの潮であった。

そしてテンヤを回収している時にそいつはガツンと食ってきた。



シイラである。

シイラは常に群れで回っている。

海面をよく見ると、あのあざやかなブルーでテールがイエローの流線型の魚体が船の周りを走っている。

どれも60センチくらいとまだ若魚のようである。

もう一度、テンヤを落とすとこれには1度目より大きいシイラがドラグを鳴らしてくれた。



シイラは掛かると針を外すためなのか必ず海面を何度もジャンプする。

こちらはその隙にラインを目一杯巻いてタモを使い取り入れた。



まだまだシイラは何匹でも釣れそうであったが、我が家には2匹で十分と思い船を違う場所へ移動させた。

しばらくして空を見るとヤバい雲がやってきている。



まだ5回ほどしか投竿していないが、安全第一と基地に帰ったのであった。

こないだ求めたスロージグ用のルアーは、今僕が所有するベイトリールと竿にはやはり難しいかもしれない。

とにかく一つテンヤを納得するまで楽しんで、その後またスロージグの釣りもやってみようと思ったのであった。