【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

ヨーロッパ放浪2018早春 『 古き石畳みをコツコツと〜 』

2018年03月28日 | 旅三昧!釣り三昧!
早朝に関空へクルマを走らせてヨーロッパへ。

今回はKLMを利用するのだが、チェックインの際にとてもお得なプランがあると言うので40代最後となる今回の海外旅の往きのフライトをビジネスクラスに切り替えてみた。



KLMビジネスラウンジから広い機内座席へ、たらふくビールとグラスワインを飲みながら”THE SHAPES OF WATER”を観た。これが名作なのか…

よくわからない…

フラットになるシートで寝て、起きては飲んでまた寝てとアムステルダムまでのフライトを寛いだ。

今回の滞在は、先ずバーゼルにて2日間働き、夕方の列車でミラノに移る。翌日の日曜日はフィレンツェへ出向き、月曜日にミラノにまた戻りそこで働いた後、帰国するという流れである。

今年も昨年同様、我が誕生日はイタリアで迎える事になる。

今回は、というか以前にも同じミスをした事があるのだが、関西空港で借りるべきWi-Fiルーターを忘れて出国してしまうという過ちを出国後に気づいた。よって今回はソフトバンクの海外パケ放題を利用する事になった。



アムステルダム空港にて小さな春を見つけた。



バーゼル空港からバスでサンルイ駅へ。そこで鈍行電車に乗継ぎミュールーズへたどり着いた。想像より遥かに寒い3℃である。これは風邪をひかないように気をつけないといけない。コートを買わないといけないかもしれない。



翌朝、ミュールーズ駅で電車を待っていると今回もバーゼルに出展しているCHAIYANとそのスタッフらとバッタリ出会った。折角なので今夜晩飯食おうと話す。



バーゼル駅前の風景



寒い夜、CHAIYANらと晩飯へ、またまたご馳走になった。感謝





バーゼルの仕事を納得いく形でこなした夕方、ミラノ中央駅行きの特急列車に乗った。今夜、ヨーロッパは夏時間に1時間時計を進める事になっている。夏時間でも朝は氷点下なのであった。



アルプスを抜けてミラノに移る列車の中で、麻薬犬を連れたイタリア通関がパスポートをチェックしにきた。手持ちの現金を見せろというので財布を見せたのだが、他にないかとカバンの中を漁りだし、中にジュエリーの仕入れインボイスを見つけ疑わしいと思ったかカバンの内側にあるまとまった現金を密かに仕舞ってあるチャックを開けられたのだが、一番手前にあった日本円を入れた封筒をトラベラーズチェックと勘違いしたようで、その時点でカバンを返してくれた。

ばれても法に反するまでの現金を持っていた訳ではないが、他に持ってないと話した手前、ホッとしたのであった。

ミラノに到着するのが21時半になるので、連結している食堂車でビールを飲みながら晩飯としてサラダを頼んだ。



勝手知ったるミラノに入ると、知らずに張っている気分が楽になるのであった。

翌日曜日は、フィレンツェにてロレンツォとのアポが午後4時という事もあり、モデナで途中下車する事にした。

初めて降りる街である。思ったより田舎の小さな街であった。

この街はなによりも「モデナの剣」が有名である。フェラーリなのである。エンゾフェラーリ博物館なのである。





フェラーリはやはり格好良すぎるのであった。



モデナよりボローニャで乗り換え、フィレンツェへ。ロレンツォとイラリアに会い打ち合わせ後、まだイタリアでは早い時間だったが肉を食いに前にも訪れたマーケットへ。



豪快に出てきたTボーンステーキを食べた。ほとんどレアだが柔らかくて美味かった。

フィレンツェも春先なのに今年は信じられないくらい寒い。今月上旬には-10℃の日もあったらしい。街を歩く人々はみんなまだ真冬用のダウンを着ている。

今回、フィレンツェより鈍行列車で40分程離れたエンポリという町でアポがあり、朝の混み合った列車に乗り込んだ。

エンポリという町には2時間ほどしか滞在しなかったが実りある打ち合わせが出来た。又訪れる事になるであろう。

サンタマリアノヴェラ駅前で列車までの30分で急いで食べたポモドーロアラビアータがベーシックだが最高に美味かった。

ミラノに戻った夜、いつも通うリストランテへ。1人の夜は必ずここなのだ。



ドゥオモの前に立つ。ここに立つだけでカラダからの灰汁が抜けて行く気がする。



今回の旅の最後のタスクをミラノにて完了させて、アントニオとアンドレアとでいつものモンテナポレオーネのペパームーンへ。

この店に行けば必ず食べるスパゲティボンゴレとローストビーフのルッコラ和え、それが僕の40代最後の晩餐となった。

その後、ドルチェ&ガッバーナのBARで誕生日を祝ってくれた。



さてと、日本に帰ってまた上を向いていこう!


追記:

ミラノからアムステルダムへ移る機内にて、突然にCAに名前を呼ばれた。

「MR.清水、今日は貴方の誕生日ですよね?シャンパンでも如何ですか?」



そして手書きコメントが書かれたカードを手渡してくれた。かなりこっぱずかしかった。

なんでもない事なのかもしれないが、このようなサービスがきっと僕に仕事にも必要かもしれないとふと思った。

おもてなしである。






白浜放浪2018桜花 『 目津ノ瀬にて寒い冬を越した根魚と出会った!』

2018年03月18日 | 旅三昧!釣り三昧!
和歌山での休日、南紀白浜雑魚釣り基地へ雑魚釣りに出向いた。

やはり和歌山からは近い近い!

レッドモンスターと呼ばれる巨大アオリイカに出会えればと行きしにエギを1つ購入し、それを眺めながらトンテキを焼いて酒を飲んだ。



翌朝、自然と5時前に目が覚めた。

約束していたシミズくんが来ないのでどうしたものかと思っていたら電話がかかってきた。

寝坊しちゃったとの事…。

今すぐ京都を出るというので、先に単身沖へ出向く事にした。

いつもの目津ノ瀬でエギを落とすも、ラインが太いからかなかなかエギが沈まず、また潮が速いのですぐあきらめてジギングに切り替えた。

しばらくするとガツンとジグがひったくられた。かなり引くが青物のそれとは違うぞ!



上がってきたのはヒラメであった。

そしてアオハタもやってきた。

根魚全滅と危惧された寒い冬であったが、どうやら潮さへ良ければ、まだまだ頑張って冬を越した魚に出会えるのだ。



朝飯は船上カップヌードルだ。最高のごちそうなのである。

一度寄港し、シミズくんを乗せてまた出港。

しかしその後、走っていた潮が止まり、ウネリが出始めた。



シミズくん… 殉職。

船酔い乍も、如何にか馬鹿でかいアオハタをシミズくんが釣り上げた。

僕もまたアオハタ。

一度、ジグを回収すべく10メートルほど巻いたとき、突然ガツンと大きな魚が掛かった。かなりのファイトの中、もうすんでのところでフックアウト…。ジグを見るとフックが二本とも折られていた。恐るべし魚である。あくまでも推測だが、これだけ硬い口を持つこの時期の魚とすれば、大鯛かもしれない。

ドラグをきつく締め、ゴリゴリに巻き上げてきたために折れてしまったのかもしれない。ある程度魚を底から剥がしたら、少しドラグを緩めたほうが良いのかもしれない。



早めであったが海が悪いのとシミズくんの具合が悪いので納竿とした。

釣りロマンを求めて〜




和歌山での憩いの場 『 多田屋 』

2018年03月15日 | 旨いもん!旨いもん!!
今週から和歌山にて新規となる仕事が始まりしばらくは和歌山滞在となっているのだが、和歌山駅前にかなり個性的な大衆居酒屋を発見した。



『多田屋』という昭和風居酒屋なのだが、特筆すべきは働くスタッフらが結構ご高齢な方ばかりなのだ。

たぶんみんな70歳前後ではなかろうか…

和歌山に着いた夜、店の出で立ちに興味を持ち入ってみたのだが、メニューが豊富なのできっと日参するであろうと麦焼酎のボトルをキープ出来るかと尋ねてみると、本当はダメだけどナイショでしてくれると言うのだ。驚

酒の種類も豊富なようだが、何故か二階堂やいいちこといった超メジャーな麦焼酎がないのである。

結構常連さんも多いような店である。

店は朝9時からやっているらしい。

因みに、昨夜はおでんや串カツを頼み、アジフライを頼んで、自分のボトルをソーダ割にしてジョッキで何杯か呑んで、会計をすると「1200円」であった。

また行こうと思った。

ホルモン焼きがこれまた美味いのだ!

白浜放浪2018啓蟄 『 南紀白浜ワラサ確変モード突入!の巻 』

2018年03月11日 | 徒然日記
春の嵐と呼ぶべきか…

北風が強い週末にシンジ兄と土曜日の夕方に雑魚釣り基地入りした。

土曜日は近所のスーパーの一番高級なヒレステーキを焼いて食べた。なかなかええ感じ。次も肉を焼くときはコレを買おうっと。

肉を喰らい酒をぐびぐびと。

あっという間に酔っていくのだ。

日曜日、朝5時15分に起床。沖に船を出す。



朝日が昇る。

今年は極度に寒いという事で、田辺湾の根魚がかなり凍死したというニュースがあった通り、全く根魚の反応がない。

その代わりにブリ一族の確変モードだ。



昼から風が強く撤収するまで、僕はワラサとハマチを6匹釣り上げた。

1匹だけキープしてあとは全てリリースした。

半日だけの釣行だったが、青物の強力な引きを楽しめた1日であった。

船上で食べるカップヌードルが最高のごちそうと思える北風が強い釣行であった。

広島放浪2018早春 『 神が宿る島からの立ち飲みレモンチューハイ 』

2018年03月04日 | 旅三昧!釣り三昧!
広島での休日

さて宮島に行こうか、呉大和ミュージアムに行こうかとしばらく迷っていたのだが、やっぱり宮島に行く事にした。宮島へは何年か前の外販の時に一度渡った事があるだけで観光らしい観光は初めてである。

宮島口を降りてフェリー乗り場へ。穴子飯の店が並ぶ。有名のようだがどうも穴子飯に2000円近く費やす気になれず、そのままフェリーに乗った。

厳島神社は確かに美しかった。





空きっ腹に缶ビールを買って飲み歩くとフワフワした。

せっかくなので杓文字でも買おうかと思ったが、きっと家に持ち帰っても使わないだろうなと思いやめておいた。

宮島をクルリと歩きフェリー乗り場に戻ると、広島平和公園行きの高速艇があるので出発時刻を聞くとあと5分で出発というので飛び乗った。

宮島口へのフェリーと比べると高額だからか数名しか乗船していない。定員58人の座席に5人だ。

平和公園で高速艇を降り、アーケードを歩き、銀山町からバスで広島駅へ向かった。

そして駅上にある立ち飲み屋「サムライ」へ。



立ち飲み屋はやはりチューハイなのだという事でレモンチューハイを頼む。



ここのレモンチューハイは甘くなくて◎!そして串も美味い!

この店はまた来たいと思える感じであった。

明るい昼間から程よく酔っ払い、部屋に戻り「仁義なき戦い」を観ながら寝落ちというストレスフリーの広島休日であった。

春らしい陽気の1日であった。

人生における最も楽しい時代について

2018年03月01日 | 徒然日記
広島のいつものカウンターにて二階堂サワーを飲みながら今月やってくる50歳の誕生日の事を考えている。

いつからだろうか… きっと人生において最も楽しい時代は50歳代だと思っていた。

きっと子育ても一段落し、嫁さんともお互いを尊重出来、信頼出来、自分の思うまま休日を過ごす事が出来、無茶をしない範囲で好きな趣味を好きなだけ楽しめる時代がやってくるのである。

振り返れば社会人になってからの20.30歳代は、ただただ仕事に走り続けた時代であった。

40歳代になり、力の出し入れが出来るようになり、理想は遠く、現実は現実と分かる日々となった。

老化を自身で認識しつつ、それを自然と受け入れられるようになる事。きっとそうなった今、50歳代がやってくるのだなと思う夜なのであった。

昔、サクにパパの髪の毛の白髪の数を数えてくれと頼んだら頭をかきあげながら23本だと数えてくれたな…

あの頃があって今がある。

一歩ずつ前に前に。

これからが楽しみである。