2016年正月休暇、友人マスジとともに雑魚釣り合宿に入った。
今回は後半戦2日間は海況が悪く、また魚がなかなかジグに反応せず苦しいジギングとなったが、僕は幸先よく色んな魚を釣り上げる事が出来た。
好きな釣りをし、夜は好きな酒を飲み、好きな鍋を突つく贅沢極まりない合宿であった。
こういった楽しみをバネに明日からまたカツンと働いて行きたい。
そう思っている。
マスジより1日早く基地入りした僕は、海況がすこぶる良いその日、ひとりで船を出し沖に向かった。
新艇になってから初めて、久しぶりの単身船出である。
水深150メートルのところで、年末とても活躍したアーク赤キン230gのジグに、家でサワーを飲みつつ、スギ薬局で買ったラメ入りマニキュアを塗り、更にケイムラコートを塗装したジグが一体全体魚に効くのか不安に思いつつジグを投下した。
凪いでいるのでジグが真っ直ぐ150メートルの海底に着底出来る。
何度目かの投下でシャクっているとジグが下からふわっと押し上げられた感触…
ん?と次のフォールに神経を集中させた瞬間に…
ゴン!
ロッドが大きくひしゃげた。
このタックルにはPE2.5号が巻いてあるので、大概はやられないとドラグをきつく締めていたので焦ることなく魚を引き上げられた。
唯一の問題は1人なので魚を捕まえるタモ網も自分で操らなければならない事である。
左手にロッド、右手にタモである。
http://youtu.be/ZcW5K1k8FwM
上がってきたのは71センチのワラサであった。
その後、少し浅場の漁礁で84センチブリもすくい上げた。
今年も幸先が良い!
ブリしゃぶが出来る!
しかしこの夜、僕は基地でモツ鍋を必ず食べようと考えていた。うまく出来れば雑魚釣り隊の今年からの賄い飯にもなろう。
美味い!
翌朝からマスジが合流し2人で沖へ~
ジグに座布団が乗ったようなモワッと重いけど引かない当たりを上げてみると… マトウダイきたよ!
まだ海況が悪化する直前、マスジと白浜沖17キロにある波浪ブイへ初詣に向かった。
やはり風と波が強くほとんど10分程しかそこに居れなかったが、マスジは相変わらずシイラと格闘していた。
僕はなんとヒラマサの若魚をココで釣り上げた。海のスプリンターである。小さくてもグイグイ引いた。
漁礁近くではデコッパチのイラも釣り上げた。歯が凄い。こいつは見た目は悪いが冬にとても美味い魚らしくキープした。鍋に投下するのだ。
カサゴ類では最も美味とされるアヤメカサゴもゲト!
良型のイトヨリもゲト!
オオモンハタもゲト!
アークは神ジグである。
そして僕は遂に雑魚釣りでの最終目標であったクエを釣り上げた!
まだまだ子供の50センチほどのクエだが一番嬉しかった。
天然クエはキロ1万円という魚である。
この夜はアヤメカサゴ、マトウダイ、イラが入ったこれこそ寄せ鍋を作った。
いやはやこの鍋は美味かった!
ココでこれを読むわずかな方々のために最強鍋の作り方を伝授したいのだが、寄せ鍋は原則、魚と鶏肉を用意すべし。魚が多彩ならば鶏肉は割愛オッケーである。
スーパーで売られている寄せ鍋しょうゆ味スープを鍋に投下し、熱湯をかけて臭みを抜いた魚のアラを投下しグツグツと熱する。
アクは取りつつ、水が減ったら足す。
ある程度したらアラを取り去り、そこにナメコを投入する。
鍋から料亭のような匂いがしてきたら、多めの柚子皮を千切りして投下する。
たまらない香りになる。
そこにブツ切りした魚肉や鶏肉を投下し、その上から白菜、春菊、水菜を放り込み、上から青ネギをどっさり乗せて、更にその上に柚子千切りを被せるのだ。
最強なのだ!
この夜、マスジがアヤメカサゴの刺身を炙ってくれたのだが、これまたグッドであった!
かなりええ型のアオハタも釣り上げた。
しかしどっぷり釣りを楽しんだ休みであった。
ほんの少しだけ腕も上がった気もしないでもない。
今年は更に奥深くジギング道を歩みたいと考えている。
合宿より家に帰る途中に薬局でまた赤ラメ入りマニキュアを購入しアークに塗装した。
なんだかまた行けそうな気がする~
釣りロマンを求めて~