忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

甘美な夢を追い強行可決

2016-12-07 | 共に

2日午後の衆院内閣委員会で、2日間計6時間の拙速審議の後採決を強行した。国民が理解できる説明もなく[14日までの会期延長を伴い突然、浮上した。駆け込みで決着を図る自民党の姿勢は「暴走」]
 だが、安倍政権には予定の行動だろう。賛成は自民党に日本維新の会、公明党は自主投票と採決を容認し政権与党の立場を守り、支持母体の創価学会員の理解を得る手段。

 【 地 軸 】 2016/12/2 地方紙1面下段コラムを1部省略し転載する。
[ 勝てると踏んだが、強気の賭けに自民党が打って出た。「ばくちで経済活性化」の甘美な夢を追って。(略)
 ▲国が刑法で禁じる賭博を、首相は「成長戦略の目玉」と明言した。推進派は、トランプ次期米大統領も巨額損失を出したカジノで、儲ける気満々。日本人が7~8割と想定する客が、1人数万円「負けてくれる」計算で。
 ▲ギャンブル依存症対策に「収益金を当てる」マッチポンプもさることながら、カジノが国の経済対策、観光の柱では少々寂しい。借金や犯罪などの損失を考えれば、安易に手は出せまい。
 ▲「日本では働くことが美徳で、遊ぶことは罪悪。だからカジノは法律が禁じている。遊べよ日本人」(浅田次郎「カッシーナ!」幻冬舎アウトロー文庫)。豪胆な呼び掛けだが、日本にはすでに公営賭博や「遊戯」扱いのパチンコなどがまん延する存外、遊び好きな国民性なのかもしれない。
 ▲こんな小話も。ある男がばくちに負けて身ぐるみはがれ、野良犬を抱いて震えていた。そこへ同じ境遇の男が。「ばくちはこりごり」と語りつつ犬の奪い合いになり「よし、犬を賭けて一勝負やろう」ー。笑い話では済まない。投げられたさいの行方が気になる。]

 ( 忘却への扉 ) 17年度予算案では、軍事費(防衛費)を過去最大の5兆1千億円。年金減額に社会保障や教育費ほかの切り捨て、その先には消費税増税。核発電所事故さえ電力会社の責任を国民負担に。次々と増すばかりの国民負担。安倍政権とその仲間たちの金銭感覚のゆがみに恐れを抱く。
 パチンコ屋ばくちにはまり、家族崩壊した先輩がいた。そこまではいかなくても借金に縛られ、それでもやめられない知人は何人もいる。
 「プラスマイナスで言えば、儲けはしない」と皆が言う。パチンコ店経営者の豪邸を見ればよく分かる。 パチンコは4~5万円でもできるが、「公営ギャンブル」となると、何人かの身近な知人が、1回に数十万とか数百万円を使うと話すのには驚いた。
 カジノ自殺者が増すのではと心配する。国がギャンブル依存症対策を取るはずもなく、ただ「丸投げ」。他の悪法同様に、これも「カジノ解禁ありき」で先行、依存症は自己責任で放る。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿