忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

犬の挨拶

2005-12-27 | 日々
 帰りが暗くなってしまった。気を付けながら交差点を曲がる。後ろの車も同じ方向に付いて来ているので、バイクをできるだけ左に寄せて走る。
 一台目が追い抜き、前になった。ふと目をやるとドアのガラスの隙間から、犬の顔が覗いた。えっ!なんでと一瞬思う。我が家の犬だ。他に注意して走っているので自動車も夜だと似たように見え、犬を見るまで判らなかった。うれしそうな顔をこちらに見せて去って行く。
 信号で前に停まったバイクで気付き、窓を開けてもらったのだろう。寒いのにごくろうさま。間に数台の自動車か入って、バイクは遅れて走る。
 橋の上に家の車が停まっている。何かあったのかと心配になり横に付けると、窓が開き挨拶させてやるのだとまた犬が顔を出す。頭をなぜてやった。「なにしてる。早く帰らないと」少し強い口調で言ったが、喜んでいる犬と同じに私もうれしかった。

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