忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

生 き か た

2010-08-24 | 日々
 仕事をしながらラジオを聴いていると、テレフォン相談が始まった。高齢の夫が明日をも知れぬ命で、医師から延命治療をおこなうかどうかの決断を求められた妻からの相談。
 元気なころに夫婦2人のどちらかが延命治療を必要とする状態になった場合でも、お互いにそのような治療などせず自然に死にたいと話し合っていたという。夫婦の意志に変化はないのだけど ‥ 。
 回復の見込みがなく延命治療をどうするかの立場に私がなれば、延命治療は希望しない。あまり体を傷つけずに死ねればよいがとの気持ちもある。『献体』の会員として最後の実行は家族に託す。
 死に近づいたことは数回あるが、もし病気などで意識があって逝くのであれば教えて欲しい。病名はどうでもいいが残された月日を知れば、今までのいい加減の自分を変える時間に使えるかも。

 確率的にはわずかだろうが、もらえる自由があるなら私のやりたいことにやっと気づいた。鎌田實さんの本でも読んだ緩和ケア(治癒を目指した治療が有効でなくなった患者に対する積極的な全人的ケア。痛みやその他の症状のコントロール、精神的、社会的そしてスピリチュアルな問題の解決が、その最重要課題。緩和ケアの目標は、患者とその家族にとってできうる限り最高の人生の質、生活の質、を実現すること。後略)や在宅ホスピスの時間も期待できる。