忘却への扉

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たいせつな今日

2010-08-06 | 平和を
 行けるかなと気になっていた。朝6時前には起きて食事、そして仕事に出かける。午後には総会出席、その後広島に帰る娘親子の見送りを予定。正午までに作業が済ませられるかどうかは、間に合った。
 これなら往復の時間がと帰宅するとすぐシャワーを浴びて、外出の送迎を頼む。私にとっては毎年の特別の墓参り。どちらが本来の目的かは黙っているが、若くして亡くなった友人の命日と広島に原爆の投下された8月6日がダブる。
 昨年は私にとっては1回きりだろう広島市からの原爆記念日の平和記念式典参列招待より、友人の墓参りを選んだ。届いた丸い筒のケースに入った感謝状は、そのまま本の部屋の写真の前で立っている。
 被爆65年になる今年の墓地は暑かった。共同墓地の入口から迷路のような細い坂道を歩く。数十年も来ている場所なのに、端にあるその墓地に着くには間違える。正しい道はどれなのか他はきれいなのにその周囲だけ、草が通せんぼうをしていて踏み分けて入る。
 少し掃除をし手を合わすだけで気分がすっきりする。心で語りかけるのは私も見送った集団就職後は会うこともなかった友人と、広島原爆の日に平和の現状とかの短い愚痴や願いを伝える。
 総会終了後に外で待っていた車に乗り見送りに出発。広島弁の孫は平和公園や原爆ドームを見て育ち、関心を示す。あれほど『おじいちゃんはキライ』とふざけていた孫の泣き顔が、手を振ってすぐケイタイに入って来た。かわいい孫のためにも平和憲法を守りたい。