羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

悲しみは

2008年01月29日 | Weblog
「悲しみは 一人処理して生きゆかん 街は霜夜の光の地上」

道浦母都子さん。霜夜は「そうや」とよみます。
やはり道浦さんの歌集は手放せません。ふと、開きたくなる。そして、
短いのに的確なことばが目にとびこんできます。
全共闘世代(なんか時代錯誤みたいなコトバになりつつある)の代表的な歌人だけれど、
わたしは道浦さんの後期の作品に好きなものが多いですね。

短歌はかんたん?
携帯できらくに歌を詠むひとが(とくに若いひとが)増えているらしい。
それもいいかな。
でも、こういうふうに、こころの中に真っ直ぐに届く歌はきっと難しい。
難しく考えずにまず取り組んでみる、っていうのも有り
「難しいかも」と気がついたときにはもう一歩先に進んでいるかも・・・。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿