羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

雨と傘は ご名答

2010年06月16日 | Weblog
下北沢のケイトコーヒー店、朝がおそい眠たげな下北沢で、10時から涼やかに開店。
これはソイラテだと思ったけど、黒蜜や黄な粉の入った「ソイチーノ」という
名前だったかもしれない。美味しかった

窓際に本が並んでいて、テーブルの引き出しをそっと開けると絵本。
「はらぺこあおむし」のミニ版や、「ぐりとぐら」があって、
なんだか嬉しくなる。
「メモ用紙にもどうぞ」とイラスト入りの紙は毎月変わるらしい。
六月は青いかさの上に落花生のような雲が・・・・。
その雲のなかから細い雨とよく見ると計算記号が降っている。
「雨と傘は ご名答。 答えの易しい 足し算みたい」

傘と同じ青色でそう書いてあった。
「詩、書いてますか・・・?」と無言でたずねられたような気がした。
そうそう、思い浮かんだ言葉を逃がさないように、引き出しの中には
親切なことにペンまで入っていた。

その日は本多劇場で加藤健一さんの「モリー先生との火曜日」を観た。

受けとることを忘れずにいれば、こころはいつでもあおい傘だ。
だけどご名答の詩は 易しい足し算みたいにうまくはいかない。



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