羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

森へ

2019年10月11日 | Weblog
台風接近。
ベランダのものを室内に入れ、
あとはすることもなく本を読んでいる。
先日、伊勢、志摩の旅から帰ってきた。
夕暮れの海をホテルのテラスから
いつまでも見ていた。


伊勢への旅は何度めだろう。
むかし家族で行った。
結婚してからこども達を連れて行った。
数年前には娘との旅の帰路立ち寄った。
くりかえし列車に乗り、
くりかえし旅にでる。
夕暮れの切なさを呼吸し、
吹く風にこころと身体を預ける。

出かけても出かけても帰ってくる。
じぶんがあの三鷹の家ではなく、
小金井のマンションにちゃんと戻って
くることをいつも少し不思議に思う。

吉祥寺で買い物をすれば、あたふたと
南口に出て懐かしいバス停へと
足が向きそうになる。

でもちゃんと小金井に帰ってくる。
公園の北側。
深い森へと招き入れる道がある。
その道がすごく好き。
夜は怖いのかもしれない。
夜はマンションの中にいる。
そしてまた旅に出る。
来月は安曇野へ。

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