羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

再びの恋

2005年07月12日 | Weblog
ある日のことでした。
(今から2年くらい前でしょうか・・)
いつものように、夫がドライブに誘ってくれたので
窓から外の景色を眺めるのが大好きなわたしは
喜んでついて行きました。
その頃、夫婦関係は一見、平穏でした。
Aの存在もようやく見えなくなっていたし・・・。

携帯を夫に読まれてから、
わたしは携帯やパソコンに注意を払うようになっていました。
『文を書く』ことが大切なわたしはその領域に勝手に入ってこられるのが
嫌なのです。
携帯事件から半年経った頃、家族が留守の間に、
子供部屋(片隅にわたしの机が置いてある)から慌てて出てくる夫の姿を
長女が見た、と教えてくれました。

そのことで、わたしは夫を問い詰めたりはしませんでした。
また強い口調で否定するに決まっている。
また悲しい気持ちになるのは目に見えている。

わたしがバイト休みのときも、
夫にはわたしの行動が気になっているようでした。
つまり、いったん損なわれた信頼は復活しないのです。
それは『互いに』ということです。

夫はわたしを信じたいのに信じきれないもどかしさを感じていたと思うし
わたしはいつも『疑われている』ような気持ちを拭えなかったのです。

それでも互いに気をつかいながら、
わたしたちは<仲良く>ドライブにも出かけ笑い合ったりもしていました。
きっと、長年一緒に暮らしてきたうちに培われた相性、によるのでしょう。

その日のドライブで、夫はこんなことを言いました。
『きみがまた明るい笑顔を取り戻して輝けるなら
また、恋をしてもいいよ』と・・・。

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