羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

引越しの後で

2012年05月21日 | Weblog
最初見たときは猫さんの散歩かと思った。
おばさんの後ろを足どりも軽く、とことこと歩いていたので。
思わず声をかけてしまった。
すると猫さんは引越しをした家族に置いていかれて、
ご近所のおばさんが見かねてエサをやりに夕方ここへ来るのだという。

深いブラウンの毛並みが美しく小さな瞳が緑色。
でも悲しい思いをしたからか人見知りをしてその空き家の庭から
ほとんど動かなかったそうだ。
今でもおばさんにしか懐かない。
ふだんは外にいるが、エサを貰う時にはそこから動いて隣の林へ、
おばさんのあとをついてくるようになったとか。

近くにしゃがんで話しかけてみた。
恥ずかしそうなコドモみたいにおばさんの足元に隠れる。
隠れながらもわたしをチラッと見るタイミングが多くなり、
とうとうそばにきてさわらせてくれた。
指も舐めた。
嬉しくて「いい?」と聞いてカメラを向けるとまた後ろ向き。
ぷいと背中を向けるのが面白くて笑ったところで振り向いた、と思ったら、
慌ててまたそっぽ。



こんどは正面から撮らせてね。
ブラウンの毛並みの模様がとっても可愛かったから。

今日、すごく久しぶり(何年ぶりだろう)に三鷹台の絵本専門古本屋へ行った。
あまりに懐かしくて店主と「10年前は・・・」!という話で盛り上がった。







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