羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

ステル

2010年07月02日 | Weblog


捨ててしまえばいい

あれもこれもいらないと思うのに

じぶんの詩が載っている雑誌は捨てられない

じぶんにあてて書かれた手紙や

ひとこと添えられたやさしいメモ書きさえも

もう一度読んでまたしまう

捨てても棄てても未練がましくのこるもの

ちっぽけなプライドの上にひとたちのやさしさを重ねて

部屋の隅に片付けたつもり

あとはなにもすることがなくて

生ぬるい午後を裁断するような

はげしい夕立を待っている

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