羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

見飽きることなく日本海

2017年11月17日 | Weblog
秋の母娘旅の目標は弘前のリンゴだけではない。
弘前城の紅葉も洋館巡りも教会も素晴らしかった。
でもやはり、「リゾートしらかみ」と
白神山地の散策。

観光列車リゾートしらかみは、五能線という素朴な名前でその昔、太宰治の足跡を辿る津軽への旅で乗ったことがある。
何十年も前。あれから時が経ち、津軽再訪。群青色の日本海は見ても見ても見飽きない。
今回は深浦で夕陽が堪能できるという時刻を調べて窓側の席を予約しておいた。
旅2日め、弘前の藤田記念庭園。

ここのカフェでアップルパイを頂いている頃、雨はまだ降ったりやんだりしていた。
しかし午後になり弘前から秋田行きの
リゾートしらかみに乗った頃には雨も上がり、千畳敷で途中下車した時には
雲の切れ間から光がさして「凄いね!」と二人で喜んだ。
降水確率90%でガッカリしていたので北の空が見せてくれた手品のようだった。


その日は十二湖「アオーネ白神」に宿泊。
翌朝、秋深い十二湖を歩いた。
青池は期待通りの美しさだった。