まこの時間

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映画について

2014-12-30 | 映画

Y先輩はアクション系の洋画しか観ないと豪語している。わたしはそれ系はこの頃観ていない。たぶん先輩はエネルギッシュなのだろう。昔はシルベスタ・スタローンの「リーサルウェポン」も、楽しく観たが、最近は映画を選んでみるようになった。観た後「いい映画だった」と、つぶやける方がよい。たぶん、無駄にした時間も多かったからだろう。はずれも多い。でも、わたしがはずれと思っても、それを良しとする人もいるだろうから、同じ映画で感動できたり、共感を得たり出来ることは嬉しい。

小さいころ父は自転車にわたしを乗せて、配達の帰りにやくざ映画をよく観た。わたしは幼稚園の頃から、指を詰めるシーンなどを見せられていたのだ。「アウトレイジ」が出たとき、北野たけしにも興味があったが、観たいという気持ちもおおいにあった。旦那もこの手は好きなので。でも、他の人にはお勧めしない。

父は映画が好きで「ベンハー」とか「十戒」など、昔はCGではなく、それらをスペクタクルと言った。それはそれで迫力があった。また、長い映画があって映画館では2本立てもあり、休憩があった。

10年以上前、職場の人に勧められた「ドクトル・ジバゴ」は、ロシア革命に翻弄される医師と恋人ラ-ラの物語で、これも長い大河ドラマだ。その頃はビデオショップといい、ビデオ2巻に収められていた。ややこしくて、観る方も翻弄される。どんな映画も背後にその頃の歴史が映し出されるとはまっていく。この映画はロシアの作家が書いたのだが、ソ連国内では禁止されていて、イタリアで出版されたらしい。それをイタリアで映画化された。

我が家にはなぜかバラライカがある。余談だが、我が家のバラライカは、某もと総理大臣が初めて出馬した時に、爺さんの経営する焼肉屋によく立ち寄り馴染みとなり、バラライカをソ連土産と言われてもらったものである。このバラライカとは関係がないが「ドクトル・ジバゴ」に、バラライカが大きな役割を示し、つい引きこまれた。

エンディングで役者の名前が流れているときにバラライカが奏でられている時に、じわじわと涙が流れたことを今でも不思議に覚えている。映画が終わった後で泣けてきたあの感じはなんだろう。しかし、もう一回見るには相当の時間と覚悟がいりそうだ。

さて、お勧めは次回。

 


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