
先日、猿にだまされて火中の栗を拾うのは猫だという話しをしたが、基本的に猫は他人のために火中の栗なんぞ拾わないと思う。
特に、我が家の愛猫はだまされても、そんなことはしない。
床暖房がきいているので、どこにでも無防備に寝る。
誰の命令も聞かない。
人のために、犠牲になろうなどとは到底思わない。
ご飯が欲しいときは、黙って皿の前に座っている。
ニャアとも言わずに皿の前にいるのは、
必ず誰かが気づいて、エサを入れてくれるからだ。
けれど、他の部屋にいるときは、にゃあぁ(えさぁ)と、呼びに来る。
にゃゃゃゃゃゃ・・と、いう時は遊んで欲しくて、階段をだだだ・・と駆け上がる。

追いかけていくと、階段の踊り場で待ち伏せしていて、あがっていくわたしの肩をポンとたたいて、ここまでおいでというふうに、2階の手すりまで駆け上がる。
うちの婆さんは、絶対に人間の言葉を分かっていると言ってきかない。
わたしも、多少は分かっていると思うが、婆さんほど強烈に思い込んではいないが、鳴き方で分かることがある。
こういうのを、周りから見ると五十歩百歩というのだろう。
最近、この愛猫チョムは、止血異常と思われる。
ずっと、血が出ていて止まらないのだ。
何回か医者に診てもらっても、原因も治療法もいまひとつ。
岐阜の大学病院へ行って血管の検査をしなくては分からないとのこと。
前に、尿道の手術をして15万円かかったので、やはり、躊躇する。
もうしばらく様子をみよう。前にも、血が出ていたけど止ったし・・と、思いながらも3ヶ月以上経ってしまった。
我が家のみんなが困っているのに、当の本人(正確には本猫)は、食欲もあるし、自由にしている。
何とかして、治らないものかと家族一丸となって、雑巾片手に祈っているのだが。
ほんとに、小間使いです。
そして、あちこちについた血を、みんなで拭きまくる。
フローリングの部屋だからよいが、座敷や寝室への侵入を厳禁。
前に包帯を巻いたら、手首を振って振り払い
かえって悲惨な状態になった。
困ったものだ。
分かるだけに無視ができません。
なので、傍からみれば小間使い状態に見えるかもしれませんね。
それにしても、病気は心配ですね。
病院の先生もチョムの言葉が分かれば
いいけれど。
ほんとに気まぐれで、いつも違うところで寝ます。
ストーブの前とか、TVの前とか定位置で寝る人もいますが。
チョムは次々と開拓するので、掃除をする場所が増えます。
これって、掃除をしろという命令かも。
言葉を理解している。知り合いの猫は
絶妙のタイミングで返事をするそうです。
二階の窓から庭に向かって呼ぶとちゃんと
家に戻ってくるとか。絶対分かっていると
思います。ムツゴロウさんも動物と話ているし。
チョムちゃん、何でもないといいですね。
ご機嫌なら大丈夫だと思うのですが。