東日本大震災で被災した路線を代替したBRTに続く3例目のBRTが日田彦山線を代替する格好で運行を開始しました。
なんかBRTは災害で廃止になった時のツールのようになるのも歪んだ格好で、今後も各地の災害休止路線で導入されるのでしょうか。
さてその「ひこぼしライン」ですが、専用道区間は英彦山と大行司の間だけ、要は峠の釈迦岳トンネルに絡む区間のみであり、今後拡大することもないので、中途半端な存在です。
添田、彦山と日田を結ぶ道路(R212、R500)が筑前岩屋を外れているのが話をややこしくしていますが、BRT開業までの代行バスが筑前岩屋に立ち寄らない直行便で1時間46分と、BRTの1時間33分に比べると時短効果が微妙で、専用道の整備までする必要があったのか、というレベルです。筑前岩屋の扱いが難しいですが、代行バスでも利用がどのくらいあったのか、という区間だったことは確かです。
鉄道と同じルートで短絡するBRTは、代行バスが通っていた道路沿い(停留所は無かったが)にとっては「意味がない」存在になってしまいますが、東峰村の小石原庁舎や道の駅、また焼き物の里として売り出しているさまを見ると、どうせ所要時間が増えるのだったら小石原経由にすれば新たな需要も掴めたのに、と思うわけで、鉄道時代の系統やダイヤに拘って(それでいて運賃の通算が無いとかでメリットは平気で新設)、利用を失って廃止の憂き目、というお馴染みのパターンを踏襲しています。
大船渡線BRTが今回の筑前岩屋のような位置関係になった上鹿折を既存路線バスをBRTにすることで、また陸前矢作もBRTの支線として対応したのと比べると、無理やり専用道を設定して需要となり得そうな地域を無視して、時短効果はささやか、という「ひこぼしライン」はどうもいけていません。
専用道区間にしても、集落があって道路の所要時間が伸びるという区間を整備するのが王道ですが、今回はその逆で、ゆえに鉄道時代との比較で大幅な所要時間増となっています。これでは鉄道至上主義者にエサを与えるような出来ですからね。
なんかBRTは災害で廃止になった時のツールのようになるのも歪んだ格好で、今後も各地の災害休止路線で導入されるのでしょうか。
さてその「ひこぼしライン」ですが、専用道区間は英彦山と大行司の間だけ、要は峠の釈迦岳トンネルに絡む区間のみであり、今後拡大することもないので、中途半端な存在です。
添田、彦山と日田を結ぶ道路(R212、R500)が筑前岩屋を外れているのが話をややこしくしていますが、BRT開業までの代行バスが筑前岩屋に立ち寄らない直行便で1時間46分と、BRTの1時間33分に比べると時短効果が微妙で、専用道の整備までする必要があったのか、というレベルです。筑前岩屋の扱いが難しいですが、代行バスでも利用がどのくらいあったのか、という区間だったことは確かです。
鉄道と同じルートで短絡するBRTは、代行バスが通っていた道路沿い(停留所は無かったが)にとっては「意味がない」存在になってしまいますが、東峰村の小石原庁舎や道の駅、また焼き物の里として売り出しているさまを見ると、どうせ所要時間が増えるのだったら小石原経由にすれば新たな需要も掴めたのに、と思うわけで、鉄道時代の系統やダイヤに拘って(それでいて運賃の通算が無いとかでメリットは平気で新設)、利用を失って廃止の憂き目、というお馴染みのパターンを踏襲しています。
大船渡線BRTが今回の筑前岩屋のような位置関係になった上鹿折を既存路線バスをBRTにすることで、また陸前矢作もBRTの支線として対応したのと比べると、無理やり専用道を設定して需要となり得そうな地域を無視して、時短効果はささやか、という「ひこぼしライン」はどうもいけていません。
専用道区間にしても、集落があって道路の所要時間が伸びるという区間を整備するのが王道ですが、今回はその逆で、ゆえに鉄道時代との比較で大幅な所要時間増となっています。これでは鉄道至上主義者にエサを与えるような出来ですからね。