Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

それは隠蔽に他ならない

2021-04-22 22:12:00 | 時事
まあ行政が数字を操作している、という疑念もさることながら、現実を直視しない、できない手合いも未だ減りません。感染者数の増減に一喜一憂するな、というのはまあ正しい面も含んでいますが、感染者数の発表に意味があるのか、発表すべきではない、というのはどうなのか。

重症者や死者の数だけで十分、というのはもっともらしい言い分ですが、じゃあ感染者数の全体が把握できなくなったら、流行状況とかのイメージがつかめなくなるんですが。

この手の意見と重なるのが、指定感染症から外せ、5類に落とせ、という手合いです。
要は把握しなければ感染者数は「減少」するから騒ぐ必要はない、と真顔で言っているわけで、誰がどう見ても一種の「隠蔽」です。

アフリカで経済優先を唱えて防疫活動を取らなかった国がありましたが、その路線を推進してきた元首がCovid19と噂される死因で死去しました。Covid19など病気のうちに入らぬ、と言わんばかりの路線だったようで、昨春以降感染状況などの数字が一切発表されていなかったとのことです。

発表しないからこの国の感染者数はゼロ、死者も重症者もいない、すごーい、という馬鹿はどこにもいませんが、感染者数の把握、発表を否定する手合いはこの元首を笑えません。本質的には同じことを主張しているのですから。