Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

文藝春秋

2006-01-27 18:09:08 | 時事
先日夜席の相手と待ち合わせをしていて、時間があったので書店で立ち読みをしてました。
ちょうど平積みになっていた文藝春秋を手に取りましたが、三笠宮家の寛仁親王が寄稿してたんですね。しかも櫻井よし子との対談で。
まあ皇族とは言え昔から捌けた方で、というかどちらかと言うと問題行動も多かった方ですが、特別番組とは言えオールナイトニッャ唐フパーソナリティもされたことがあると言う話には驚かされます。

内容は例の女性、女系天皇論ですが、明確に反対の立場を表明されている殿下が改めて一般の総合誌で語られたという所です。もともと文藝春秋へそれなりに寄稿されていたこともあるので、次はこれかなと言う予想はしていましたが、実際になると世間へのインパクトは強いでしょう。
それにしても殿下や父宮である三笠宮殿下が反対されているのに、典範改正が強行されていることには理解に苦しみます。相続に関する話ですから、皇族の政治介入云々とは別次元のはずなのに。

殿下が昔、問題行動をやらかした時には、昭和天皇が呼びつけて叱ったという話を聞いた事がありますが、「時の政府の方針に反対する」というある意味「問題行動」を叱ったと言う話すら聞こえてこないあたり、大内山の意思がどこにあるかはうすうす見えてきます。
どこかで折り合いをつける、まあ政府がここは折れるしかないでしょうが、そうでないと、もっと上位の皇族、さらには、というレベルでの発言がないとも限りません。そうなったら洒落にならないわけです。


さて今朝の産経に、小泉総理が宮中での新嘗祭に参列した際、闇の中で行われる神事を見て、「暗くて見えない、電気を付ければいい」と主張したそうです。伝統行事の何たるかも全く理解してないばかりか、それを例に引いて皇室の「開放」を主張したともありますが、神事の中核ともいえる新嘗祭(新帝が行うのが大嘗祭)まで変えてしまおうと言う「改革」とは果たして何なんでしょうか。

同紙はまた国事行為である新年祝賀の儀で、政争に定められている燕尾服着用の要請を退け、紋付羽織袴で祝賀を言上したとあります。
紋付って、正装のように見えますが、所詮は略礼服なんですよ。江戸時代、宮中では朝服、武家では大紋というように所謂衣冠束帯が正装です。明治以降、正装は洋装になったのですが、よしんば和装の正装が容認されたとしても、紋付はありえません。一般人の参賀レベルではOKですが、儀式への参加というのは、結婚式と披露宴が違うように、参加出来る人も着るべき服装も峻別されます。

ちなみに時代劇で将軍が大名旗本を謁見するシーンがありますが、大名旗本が何を着ているか。大紋や長裃、あまり改まってなくても裃ですよね。改まったシーンというと有名なのは大政奉還の二条城。徳川慶喜は羽織でしたが、居並ぶ四百諸侯は紋付じゃありませんよね。直垂、狩衣、大紋、素襖と分かれますが、紋付はありません。
江戸時代、町人が城中で能楽を賜ると言う町人御能と言う行事がありましたが、その時の「ドレスコード」は裃だったのです。「町人風情」の正装にすらなり得ない紋付で両陛下に祝賀、というのは非礼にも程があるわけです。

そういう人間がやろうとしている皇室典範改正とは、歴史や文化、伝統というものを「改革」と称して破壊するだけではないか、という危機感を感じます。

新年会ラッシュ

2006-01-27 15:49:21 | ノンジャンル
今週は夜席の嵐です(苦笑)
昨日も飲んでたんですが、ちょいと気張って注文した高い肴が1皿2つと、3人連れではどうする?という事態が連発してしまいました。
そういう感じで飲みつづけているせいか、サイトの更新どころか目を通すことも出来ない状態になってたりするわけで、皆様にはご迷惑をかけています。

といいつつ、明日も家族に私抜きで別件の用事があるのを幸い、ちょっと遊びに行くつもりなのですが(まあネタ探しでもあります)