Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

11年目

2006-01-17 23:52:11 | ノンジャンル
今年もまたこの日がやってきました。
直接の被害は受けてはいない私ですが、間接的な影響を受けており、かつ、縁あって神戸、しかも被害が甚大だった東灘区に住むことになるなど、年を経るごとに震災とのかかわりが深まる気がします。

11年経って、メディア等が震災を取り上げると、まだ震災の話?と言う声も聞こえてきますが、決して忘れるべきものではないですし、風化したころに災害は繰り返すものです。
そして、表面では復興したとは言っても、未だに辻々には11年前の痕跡がはっきりと残っているのです。

大地震と言うと、関東大震災の記録から火災を恐れるケースが多いですが、実際にこの地を襲ったのは、長田や兵庫あたりですと火災も多かったですが、実は瞬時にして建物が悼キる、という一瞬の惨劇なのです。
それは何も木造に限らないわけで、それまで誰も想像しなかったこと、そう、「防災訓練」でもそういう想定を誰一人想定していなかったことが発生したわけです。

そうした事実は長く語り継がれるべきですが、そういう大事なことは風化しているような気がします。

写真は、当時メディアがこぞって取り上げた避難場所だった、本山第三小学校です。あの時毎日のようにメディアで見聞きした場所が、身近になるとは夢にも思いませんでした。