ハンバーガー屋のおまけつきセットで人気のトレーディングカードを付けたら転売ヤーの餌食になったことが問題になっています。食品のおまけでありながら食品には目もくれず大量のフードロスの発生など、転売ヤーによる行列といった混乱に加え、環境や持続可能性に対する企業の姿勢が問われる事態です。まあこの企業がサステナだSDGsだと言っているわけでとんだお笑い草です。
今回の問題は通常のセットのおまけである「おもちゃ」に加え、トレーディングカードを付けたことが原因です。
実際カードを付けない初日は混乱は発生していませんでした。そ。して社会問題化した後に第二弾の「おもちゃ」について販売制限とか言い出しましたが、転売ヤーのターゲットは「おもちゃ」でないですから混乱の発生もありません。そんなことはちょっと考えればわかる話ですが、ハンバーガー屋は自社の宣伝としているサステナに反する行動は容認しないというポーズを取っているだけであり、それを肯定するコメンテーターはまさに忖度でしょう。発生しない混乱への対策で「さすが」というんですから。
そもそもトレーディングカードと組んだ時点でサステナ上等のスタンスが滲み出ていたわけです。「本体」の食品が捨てられようがなんだろうが売り上げが上がればいい、という態度ですから。もちろん「おもちゃ」で混乱したケースもありますが、「おもちゃ」は大増産して転売ヤーのによる確保の意味をなくせば、大量在庫を抱えて行き詰るという実に好ましい結果になるのですが、トレーディングカードだけはそうはいかないからです。
同じカード系でもJR東日本が限定発売した際に大混乱を招いた東京駅開業100周年記念のSuicaは、注文者全員に販売するという転売ヤー殺しの対応に転じたことで、買い占めが無意味になり、欲しい人は入手でき、JR東日本は売り上げを大きく伸ばすというWin-Winになったわけです。
今回も同じ対策を、と考えるでしょうが、トレーディングカードというジャンルがそれを許さないわけです。
なんで皆が目の色を変えて集めるのか。結局カードの希少性をエサにして買い手を煽ることで成立している商法です。ですから転売ヤー対策として無尽蔵に供給されても困るわけです。そもそも転売ヤーというかセカンダリーマーケットの存在がこの商法の収益を支えていますから。
こういう商法と組んだ時点で、転売ヤー、とまでは行かずとも希少性に注目したコレクターによる購入を見込んでいるわけです。食品としての提供など眼中にありません。ファストフードの出来合いの食品は日持ちもしないですから、1人1セットを超えた購入は事実上のフードロスとなることが約束されています。どんなにファストフードが好きでもレンチンしてまで2食3食と食べますか、という話。ドリンクは氷が解けて薄くなりますし。
結局いかなる言い訳をしても、フードロスを前提とした転売ヤー目当ての販売以外の何物でもありません。押し込み販売で廃棄ロスを負担させるコンビニ本部と根は一緒の発想です。
今回の問題は通常のセットのおまけである「おもちゃ」に加え、トレーディングカードを付けたことが原因です。
実際カードを付けない初日は混乱は発生していませんでした。そ。して社会問題化した後に第二弾の「おもちゃ」について販売制限とか言い出しましたが、転売ヤーのターゲットは「おもちゃ」でないですから混乱の発生もありません。そんなことはちょっと考えればわかる話ですが、ハンバーガー屋は自社の宣伝としているサステナに反する行動は容認しないというポーズを取っているだけであり、それを肯定するコメンテーターはまさに忖度でしょう。発生しない混乱への対策で「さすが」というんですから。
そもそもトレーディングカードと組んだ時点でサステナ上等のスタンスが滲み出ていたわけです。「本体」の食品が捨てられようがなんだろうが売り上げが上がればいい、という態度ですから。もちろん「おもちゃ」で混乱したケースもありますが、「おもちゃ」は大増産して転売ヤーのによる確保の意味をなくせば、大量在庫を抱えて行き詰るという実に好ましい結果になるのですが、トレーディングカードだけはそうはいかないからです。
同じカード系でもJR東日本が限定発売した際に大混乱を招いた東京駅開業100周年記念のSuicaは、注文者全員に販売するという転売ヤー殺しの対応に転じたことで、買い占めが無意味になり、欲しい人は入手でき、JR東日本は売り上げを大きく伸ばすというWin-Winになったわけです。
今回も同じ対策を、と考えるでしょうが、トレーディングカードというジャンルがそれを許さないわけです。
なんで皆が目の色を変えて集めるのか。結局カードの希少性をエサにして買い手を煽ることで成立している商法です。ですから転売ヤー対策として無尽蔵に供給されても困るわけです。そもそも転売ヤーというかセカンダリーマーケットの存在がこの商法の収益を支えていますから。
こういう商法と組んだ時点で、転売ヤー、とまでは行かずとも希少性に注目したコレクターによる購入を見込んでいるわけです。食品としての提供など眼中にありません。ファストフードの出来合いの食品は日持ちもしないですから、1人1セットを超えた購入は事実上のフードロスとなることが約束されています。どんなにファストフードが好きでもレンチンしてまで2食3食と食べますか、という話。ドリンクは氷が解けて薄くなりますし。
結局いかなる言い訳をしても、フードロスを前提とした転売ヤー目当ての販売以外の何物でもありません。押し込み販売で廃棄ロスを負担させるコンビニ本部と根は一緒の発想です。