いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

「夏休み」-と言えばやっぱり「恋」かな?49編

2005年08月19日 08時53分43秒 | 娘のエッセイ
 学生時代、私は恋多き少女だった(実はいまでもそうだけど)。その頃の私は
『想う人には想われず、想わぬ人から想われて』という運命を背負わされていて、
当然のことながら私の恋は片想いばかり。

 さて、私は夏休みが大嫌いだった。なぜって、毎日学校に行ってさえいれば
大好きな男の子の顔を見ることが出来るのに、それが出来なくなってしまうか
ら……彼の顔を見られない日々なんて嫌いだ。

夏休みなんてなければいいのに、と思っていた。が、そのわりには友達と遊び
に行った海辺で、しょっちゅう束の間の恋を拾ってきたりもしたけれど。

 夏と言えば、これはもう条件反射のようなものだ。ひと夏の恋ーそんなものに
憧れて、うつつをぬかしていたのは、もう何年も前のことになってしまった。
悲しいなぁ。

 そう言えば、発情期はないと思われている人間の発情期は『実は夏だ』と
何かの本に書いてあったっけ。発情期を『ひと夏の恋』なんて綺麗な言葉に変
えてしまうなんて、人間はずるい。

 時は流れて、今の私は夏休みが大好き。

学生時代と同じ様に、会社に行けば好きな男の顔を毎日見ることができる。
(まったくコリない奴)。けれど、夏休みになっても彼の顔は毎日見ることが出
来るのだ。それも朝から晩までずーっと。
うーん、幸せ。エヘへ(ホントにヘンな奴)。

 夏休みって楽しいな。早く夏休みにならないかな?
 八月に入ると、私の頭はそのことだけでもういっぱい。

でも、夏休みになるのをウキウキとした気分で待っていられるのも今、私が
お気楽なシングルだからよね。きっと。
これからも、ずっと夏と夏休みをウキウキ迎えることが出来たらいいのにな。

でも無理かな?やっぱり。
だって、世間体ってものが思いっきり邪魔してくれそうだもんね。
コメント (1)
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