同じ散歩道を何度歩いていても気がつかずある日その日の気分で新たな出合いがある。私にとってそれは樹木が作り出す｢顔模様」である。
或る敷地内に沢山の枝を広げ蜘蛛の巣のような樹木がある。何という名の樹木かは知らないが面白い樹木で或る。つげの木かなとは思うのだけれど？
金木犀と言うと黄色い花とほのかな香の思いだけで実がなるとは思いもしなかった。それが近所の金木犀は雌株と珍しく日本には雄株しか輸入されなかったと言われているが､実はこれは銀木犀だった。白いような銀色の花が咲き香りは金木犀と変わらない。それにしても珍しい！
この樹木のでこぼこを見ていると一瞬人の顔に見えるときがある。良く眺めていると顔の中に小さな顔と思えたり、羊の顔に見えたりとパズルを見るようだ。他人からこの樹木の節模様は何となく人の顔に見えるよねと言われてもま全く脳裏に浮かばないこともある。私にとって、顔に見える樹木を見つけたときは頭が冴えているときだと思っている。だから歩くのが好きなのです。
街路樹の中で思わぬ景色に遭遇した。樹木の根元に目をやるとでこぼこした形でまるでタコの吸盤のようだった。思わず足を止めカメラに収めた。
門松はそれぞれであるが、道慶橋脇にある道慶地蔵尊の門松には実が付いている。久しぶりの出合いである。また散歩中茶色の鳥を見かけたが朝食中その鳥が我家にやってきた。不思議なことである。門松に思えば､名古屋市内では根の付いた門松だった。
隣家の梅の木とザクロの木の葉が道路に散り毎年のことだが今は朝晩掃除をしている。夕方掃除をしておくと翌朝はひと葉も散っていない。この現象を四五回経験したところで、もしかして樹木は夜眠るのではとの疑問を抱いた。「科学ニュース」で樹木が夜に眠ること、少なくとも小さな草花と同様に昼夜のサイクルがあることが、新しい研究で確認された。……とあった。このことを妻に告げたところ、眠り草とか｢草木も眠る丑三つ時」等で眠ると思っていたわ！と軽くいなされてしまった。大発見と思ったが…
桜木町駅に近い大岡川沿いに金属の危険防止柵をくわえ込んだ大木が川面に枝を伸ばしている。面白い風景であるがどれだけの年月を経ているのだろうか？
街中を歩くと興味のあるいろいろな風景に出会う。これらの山茶花も手入れされてスッキリしたものや自由奔放に咲き誇っているなどそれぞれに趣がある。
街路樹、公園内の樹木を見ていると枝を切り落とされた跡やこぶのならびなどから何となく又はじっくり見ていると歩との顔のような感じがする樹木に出会うことがある。今回もそう感じてカメラに収めてみた。
清水が丘地域ケアプラザ主催の「まちテクラリー」で街巡りをしていると思わぬ景色に出会うものである。これもその一つでミニリンゴかミニ柿かよく分からないが沢山の実を付けている。面白い景色である。
宇佐美海岸にそった道路の脇に巨木の化石が置かれている。何故ここに置かれているのかは不明だが見るべき化石である。
大岡川沿いの蒔田橋付近に２本の十月桜が植えられていてこの時期になると小さな花が咲きだし長持ちのする桜である。葉が落ちて白やピンクを交えたぼんぼりのように咲き誇っている。
パソコンを操作しているとほのかな香りが漂ってくる。眺めれば黄色い花が付いてキンモクセイの香りである。今年剪定したため花は少なめの感じだが秋の贈り物である。
街路樹の桜もこの暑さで落ち葉が多くなっている。落ち葉を踏んでの散歩にも何となく秋を感じながら歩み。目にとまったのが桜葉に見る人の顔で虫食いやへこみなどで人間の顔に見える一瞬がある。その桜葉を収めてみた。
