瓢箪(ひょうたん)は私の好きなもののひとつ。
「ふくべ」と発音するほうがさらに気持ちに合います。
昔から無病息災の象徴。
これは ちょっと購入してしまった 蕎麦猪口。
昨日はオットの誕生日。
昨年末から体調を崩していたオットが元気になった誕生日です。
たまたまこんな事が起きるなど想像もしていなかったのに
お付き合いで入っていた保険の補償がやってきました。
厄落としに使ってしまうのがよいのでしょうが
私はこの保険金に「夕鶴」を想いました。
罠にかかった鶴を助けるのは 子どものいない老夫婦だったり
村の若者だったり いくつか人物がちがうようですが
鶴は人間に姿を変えて
いずれもその助けた人の家で暮らし始めます。
自分の羽を折って布を織り それを売って金銭を老夫婦に得させ
若者には自分が妻になり家族を与えるのです。
でも 自分の正体を老夫婦や夫が知ろうとした瞬間
その家を離れます。
オットがこの家を離れようとしているかはわかりませんが
(最近 出てゆく実家がオットにもあるので)
この保険金はオットが病気になり得られたものです。
オットが鶴なら さしづめ羽を折って作られた美しい布です。
オットの体の一部で作ったお金のようにも思えます。
オットって鶴だったんだ・・・