Something-New

710は私の好きな数字。
西海岸をDATSUN710で走った記憶・・・
その道は今も続いている。

呉服の しらやま

2010-07-05 | 箪笥

実家への道を通るたび ずっと気になっていた店。

「呉服の しらやま」。

その店は駅から離れた街道沿いにもかかわらず

いつも誰かしらお客がいて

そのお客は きれいな人が多い。

こんな場所の呉服屋に なぜいつもきれいなお客がいるか・・・

ある日 この街に四半世紀は住んでいる妹に尋ねると

その店は 妹ご贔屓の「呉服の しらやま」と言うそうな。

それで先日 夕方も遅くなって そっと玄関をあけてみました。

するとそこには 写真の姉妹がいらして

お茶をすすめて下さり 時にはご紹介の着物の知識

時には あれやこれやとお話をしながらも

販売への道は通奏低音のように流れつづけ

私はすっかり楽しくなって お姉さんの背中の箪笥から

次々出てくる布の美しさに時間を忘れてしまうのでした。

このように街の中にあって

しかも そっと玄関を開けるだけで

川島織物や龍村の帯を見ることができる博物館を

私は他に知りません。

箪笥の引き出しにかけてある反物は

「糊糸目訪問着」 図柄は貝桶。

実は 夫が中古を含む着物を衝動買いする私を見て

そういう着物の集め方ではなく

ある程度の良い品物を きちんと買って着ては・・・

と 言ってくれました。

それで 今 この訪問着について思案中なのです。

今日は 午後からがん検診があって仕事は早退。

夕方 このお店で妹と待ち合わせ。

妹の意見も聞いてみることにしました。

でも そんなことより妹はホンモノの!「更紗の訪問着」を試着中。

妹の方は 家を出てくるときに旦那サマから

今日はけっして着物を買わぬよう一筆取られたとのこと。

 

実は 私は訪問着は持っていません。

振袖もないので 色無地と付け下げでフォーマルをしのいできました。

だから この夫からのプレゼントの訪問着が最初で

・・・・たぶん最後。

袖丈を 少し長くして (襦袢も合わせて作らなければなりませんが)

ちょっとおしゃれな訪問着になる予定です。

 

 

 

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