五箇谷
2021-03-07 | 箪笥
年度末は、令和2年度の報告と3年度の申請がいっぺんにやってくるから、かなりの勢いで書類を作った。
仕事というものは不思議なもので、働けば働くほど仕事は増えていく。
これはどこの業界でもそうなのだろうか。
まだワタシ 書類つくれます!と思えるほど頭は回っているようだったが、もうヤメ!と決めて、土曜日にちゃんと休日をとった。
朝6時に起きて、着物に着替えて向かった先は立川。
遠いなぁと思ったが、明日も休みだし。
南武線の端から端まで乗りました。
お世話になっているYさんと待ち合わせ、着物のお店に。
今日の薄緑の紬も、かなり以前にこのお店でプレタで仕立ててあったものを買い求めたものです。
懐かしいお店で、しばらくお話をしてそろそろ…と思った時、
なんじゃこれ?と声をあげてしまった着物に出会いました。
えっ?! もしかして きのこ?
と思いましたが、松です。松。
あしからず。
観世水に松。
羽織ってみると、塩瀬地のそれはなかなかによく、しつけの糸もついたまま。
中古の着物ではありますが、どなたがこのお店に持ち込んだか そのご縁もわかるお品です。
もう着物は余生が着物で愉しめるほどに着物はあるのですが、お値段も可愛らしく連れて帰ることにしました。
朝の電車に乗り、立川の新しいホテルでひと休みして、
暮れていく夕暮れを再び南武線や東海道線の窓から感じる1日は、
こんなにも楽しく幸福感のあるものなのでした。
→ 「きのこ」じゃありません。
松です 松!