年末の ある朝。
餅を 切る。
包丁じゃなくて
メジャーを持って何をするかというと
計るんだ・・・
母親の実家がお米屋さんで
お米もお餅も このお米屋さんで買っている。
昨年からお餅が 変わってしまった。
それまでお餅を作っていた業者さんがなくなってしまい
こんどは金沢区のお餅屋さんから買ってくるのだそうだが
あまりおいしく ない。
これらの画像を見ても
厚さも均一ではなく
焼いて食べてみると伸びが悪い。
色も黄色っぽい。
上の画像の断面からわかるが空気が入って
大きめの気泡になっているのがわかる。
干して油で揚げても 硬くて困る。
来年は考えようっと。
とにかく
自宅 実家 妹の家の分など
のし餅5枚 切れました。
さて。
ところは変わって 逗子の家。
オットが帆布の袋から取り出しているのは
何だと思います?
椅子なんです。
木と帆布でできたディレクターズ チェア。
椅子として必要なPARTSがすべてこの袋の中に入っていて
しかも
この袋自体が背もたれの布になるんです。
この椅子はden+ からやってきました。
10年ほど前にワタシのお気に入りのお店の方が
ご自宅を解散されるとのことで
これまで使っていた様々なものをオークションにかけられたのです。
この方は、そのお家でチェロなどの演奏会も開いていて
桜の見える2階のお部屋はサロンになっていました。
音楽を聴く時 サロンにこのディレクターズ チェアが並べられているのは
とてもおしゃれな空間でした。
わたしはその時からこのチェアがお気に入りでしたが
オークションの時にこの椅子はなくて残念に思っていました。
きっとご自宅は解散されても
どこかでまたチェロの演奏会を開かれて
その時のために椅子をとっておかれるのだろうとも思っていました。
しかしそれから間もなく10年。
縁あって 年末に私たちの家にやってきました。
ずいぶん昔にden+ のご夫妻がSan Franciscoに行った時に
見つけたものと聞いています。
こんな風に背もたれにもなっている
帆布の袋に椅子一式が収められます。
果たして これから このオットが椅子を肩に
どこにいって座り込むのかはわかりませんが
San Franciscoからやってきて
denに所縁のある人たちがdenのサロンで
この椅子に座り 音楽を愉しみ
やがて私たちの家にやってきた。
なんだか・・・
物の「縁」を想う年末なのでした。
→ 永谷園のお吸い物に お餅を焼いて入れると かなりおいしいです。