
第23回東京国際映画祭にて監督賞と観客賞を受賞
KLYさんのお誘いで公開前に試写で観ていたんだけどupが遅れちゃってた。
17日から公開中
タチアナ・ド・ロネによる世界的ベストセラー。
「黄色い星の子供たち」でも描かれたヴェルディヴ事件を基に、あるユダヤ人少女の悲劇を描いたベストセラー小説を映画化。
監督は37歳の若手、「マルセイユ・ヴァイス」のジル・パケ=ブランネール。
主演は「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマス。
ナチス占領下のフランスで起きたユダヤ人迫害事件を背景に、一人の少女が辿る過酷な運命を、
事件の真相を追う現代のアメリカ人女性ジャーナリスト、ジュリアの取材の過程を通して描き出していく。
冒頭1942年、ナチス占領下のパリで行われたユダヤ人迫害。
10歳の少女サラは両親と共に警官に連行される直前に、弟のミシェルを守ろうと、納戸に隠して鍵をかける。「すぐに帰る」と約束して、、、
一人、ズルをしてその場から逃れた女性いた。弟のことを頼もうとするも女性は行ってしまい、、、、
それから60年後、ジャーナリストのジュリアはアウシュビッツに送られた家族について取材をしていた。
そこで収容所から逃亡した少女サラについての秘密を知る。
夫の祖父母から譲り受けて住んでいるアパートは、かつて1942年のパリのユダヤ人迫害事件でアウシュビッツに送られたユダヤ人家族が住んでいたという事実。
さらに、その一家の長女で10歳の少女サラが収容所から逃亡したことを知る。
サラは今どこに?その行方を追う。
時を超え、明らかになった悲しい真実がジュリアの運命を変えていく。
サラの息子にはエイダン・クイン。
昔、「妹の恋人」とか「瞳が忘れない-ブリンク-」とか「マイケルコリンズ」に
「プラクティカル・マジック」とか懐かしい~
サラ役には、フランソワ・オゾンの「Ricky リッキー」でも良かったメリュジーヌ・マヤンス。
過去と現在の交差するストーリー。
運命はすべて繋がっていてーーー。
夫と娘とともにパリに暮らすアメリカ人ジャーナリストのジュリア。ある日、自分たちのアパートのかつての住人が、1942年にフランス当局によるユダヤ人 迫害事件によってアウシュビッツに送られたユダヤ人家族だったことを知る。フランス警察による一斉検挙の朝、10歳の長女サラは、弟を守るため納戸にかくまい鍵をかける。すぐに戻れると思っていたサラだったが、他の多数のユダヤ人たちとともにすし詰めの競輪場に隔離された末、収容所へと送られてしまう。弟のことが心配でならないサラは、ついに収容所からの脱走を決意し…。
7/10(72点)
ユダヤ人迫害事件を扱った映画はこれが初めてではない。
いかに酷いことがなされていたか、考えるだけでもおぞましい残酷な事件。
37歳の本作の若手監督ジル・パケ=ブレネールは
「1995年、フランス国家がユダヤ人迫害に加担していたという事実ををシラク大統領が演説で明らかにし
国民は衝撃を受けたんだ」という。
過去の知られざる忌まわしい出来事を、ある偶然のきっかけで知る事になった
一人の女性記者。
調べていくうち、その サラが鍵をかけて弟を隠したという部屋が自分の父親がその後住んで、
納戸の戸を開けた瞬間に立ち会っていた衝撃の事実を知る。
過去と現在を行き来するストーリー構成が巧く、やや長い感もあるけど飽きさせずにぐいぐい観るものを惹き込む。
弟への一生消えない罪を背負ったサラの気持ち、
それを60年後に、見ず知らない誰かが理解し、つきつめ、
母親がユダヤ人であることも、どういう過去を背負って生きて来たかも
それまで何も知らされていなかった実のサラの息子のそれまでの概念、運命までも変えた。
そして自分の人生も。
脱走後に知り合った老夫婦が素敵。
黙っていなくなったサラと、残された夫婦。その静かな哀しみも伝わってくる。
サラは悲しい気持ちのまま、この世を去ったんだと思うととてもやるせない。
ジュリアが自分の子供にサラの名前をつけちゃうのはやりすぎと思っちゃったけど
そこで「ありがとう」と感謝するサラの息子ウィリアム。
小難しすぎず重すぎず、それぞれの想いが痛い程伝わる素晴らしい作品。
原作とはほとんど変えてないのかな、ちょっと気になった。
ELLE S'APPELAIT SARAH 2010年 フランス 111min
12月17日より、公開中~
年内、劇場で観たの全部,夜にもう1本up予定~
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うん、なるほど~そうですね。
この映画は評判良かったですよね、
観て良かった~
少なくとも、自らの恥部を映画にするだけの勇気はあるわけで、日本とは違いますね
サラ役の少女の健気で凛とした演技に感情移入してみてしまいました
素晴らしい演技!良かったです
うんうん、ほんとそうですね。
あはは!このじいさん立て続け登場!?
それは驚いちゃうな(笑)
彼はアンノウンに出てましたのね!でもいい男風貫禄でてましたよ~
でも、あの事件を知ってる人は大勢いたわけで、見て見ぬふりをしてきた!ってところを突かれるのが、フランス人にとって痛いところなんでしょうかね。
ヴェルディブ事件を描いてることが、贖罪なんだよっという風にも感じましたわ。
このあと、続けて「戦火の馬」を見たもんで、じいさんがかぶる、かぶる。
エイダン・クインがとっても懐かしかったです。
去年の「アンノウン」で、太った。。年取った・・。。ってちょっとショックでした。
そうね、私もそう思うな。
だって名前までつけるかなーって
そこでちょっとがっくりした自分がいた(笑)
個人的にはサラが老夫婦の元を去ったあとで「その後の行方はわからない」という感じで終りにしてほしかったんだよね。それじゃ作者の伝えたかったメッセージがいまいちぼやけてしまうかもしれないけど・・・
そんな風にやるせなくはあったけど、見ごたえのある映画だったな
うん、うん、私も思ったの
ちょっと人の過去にずかずか踏み込んで
たとえその人のためと思っても自分勝手だなって。
知りたくない人だっているはずだしね。
幸いこの息子は最後に感謝してたけど。
今年もありがとう!!
ヴェルディヴ事件
歴史を「語りつぐ」
重く難しく辛く哀しみもあるよね
それでも現実は大切に伝えたいし
自分の中にしっかり収めたい
過酷な歴史の現実。
当事者は深く遠い奥底へ「封じ込む」
過酷な事を経験した人達は亡くなる
ジュリアは止まるコトが出来なかったのかなぁ・・・
ある意味、自己中心だと思えるけどね
私?私は真実を知ったら
逆に自分の中に静かに密かに封じ込んでおくんだけど・・・
ってことはアカデミー賞イングリッシュペイシェントの時は30前くらいだったのかな。
黄色い子供達、DVDは最新で出てるよね~
私もみたけど借りなかった。
なんか重すぎるのはここんとこ観る気がしなくって。。。
重いけど入り込める作品だったね~
maruちゃん明日中に 永遠の僕たち~upするのかな??
これは今公開のだよ~
黄色い星の~ほうは新作ででてたね☆
私は観てないんだけど。。。
ストライプパジャマとは違うけど、
こっちの方がオススメかも。
ゆきえちゃん好きだと思うからDVDで観て!
(笑)
公開前に観てたけどupがこんなに遅れちゃってもう17日から公開してるんだよ~
観てね。
え?高崎??どこにいってたんじゃ?
調べたら彼女今51歳だそうで。 大したものです。
そうですね、私もこれ書くの結婚時間かかってます。 去年最初の記事なんて2週間くらい考えちゃったから。 テーマが重たいしね。 ここから受け取るものは大きいと思うけどそれを書くのは実は難しい~
>ゆきえちゃんへ
『黄色い星の子供たち』? かな?
あれも必要なことは描いてるけどこちらの方が今とリンクしてるんでやっぱり好きです~。
これは確かDVDは出てないかなと。
見てた時はじんわり感動してたんだけど、
テーマがテーマだけに感想書くの難しかった。
せっかく重く過ぎない絶妙のさじ加減で描いている映画なのに、重い記事書いちゃうのもねぇ・・・
とか、ちょっと言い訳(o´ェ`o)ゞエヘヘ
一旦手にとったんだけど、新作価格なので、戻したっ。
ちょっと待って!手にとったのは、まさしく黄色いってタイトルだったけど、こちらはサラの鍵??
頭こんがらがってきた。
ユダヤ系、興味深いので是非観てみたいです。
上の子、ストライプパジャマズっぽい??なんて発言してます。
こういうの誘って欲しいよぉ~(爆)
結構よかったんだね。
これから公開だよね。行かなくちゃ☆
いま高崎のホテルから。
めっちゃPC遅くてイラつく~~
アカデミーの「イングリッシュペイジェント」の頃はちょっと顔ニガテな女優さんだったけど、いいよね、
そうそうリッキーの子。
今後も活躍するのかな☆
今年のベストまったくまだ振り返ってチェックしてないんですよ~
どうしようかな。
ボーさん相当この作品気に入ったみたいですね☆
海外受けより日本での評価の方が高いみたいです。
TB入ってました
サラの子がRickyの子だとはきづかなかったよwでもおませなところが可愛くもあり健気でもあり^^
1年に一度くらい、こんないい映画に巡り合えれば嬉しい、そんな作品でした。
サラ役の子、Rickyのときから1年ちょっと?で大人びましたね。
外からなのでTBは後ほど。