死んでしまった後の魂は、いったい何処にいくのだろう
大切な人のそばに居続けたいと、いつでも見守っていたいと思うのは誰しも思うこと。
自らの死後の世界をそのまま死者視点で見せたゴーストストーリーは淡々と静かに言葉少なく語られる、一風変わったお話。
サンダンス映画祭では観客賞受賞。
監督、脚本は「セインツ -約束の果て-」「ピートと秘密の友達」のデヴィッド・ロウリー。
キャストはほんとに少し。途中何人かは出てくるものの
カメラが追うのは、目の部分だけくり抜かれたシーツの幽霊の姿。
作曲家、Cには最初以外ほとんど、顔を隠したシーツ姿の幽霊として演じ話題となったケイシー・アフレック。
ビジュアル、可愛すぎズルい
妻、Mにルーニー・マーラ。
アメリカ、テキサス州。CとMは郊外の小さな一軒家に住む若い夫婦。幸せな日々を送っていた2人だったが、ある日突然、夫のCは交通事故で亡くなってしまう。病院で遺体と対面したMは、夫の亡骸にシーツを被せると、悲しみをこらえてその場を後にする。しかし亡くなったはずのCは、シーツを被ったまま静かに起き上がると、そのまま妻のいる自宅へと戻っていく。そして、決して自分の存在に気づいてはくれない妻をただ見守り続けるのだったが…。
5 /10
果てしなく切ない。
この雰囲気は、好きな人はかなり好きだろうな〜。という切なくてシュールな作品。
でもわたしには退屈すぎた。
もう随分昔の映画になってしまったけど、アメナーバル監督✖️ニコール・キッドマンの傑作「アザーズ」
あちらも幽霊視点になっていることがポイントで、その結末にはびっくりの展開になるホラーだったけど
こちらはホラーではない。
純粋に、「人が死んだらその想いや魂そのものはどのように消化、いや昇華されるのか」というのを描く。
個人的に抑揚なく淡々としてる映画が苦手なので、90分でも長いと感じる。
実際、簡単なストーリーであり、ショートムービーの方が向いてるなーと思う。
でも、この幽霊となった男が自分の家に戻って妻をまちづつける。というのは
その年月や、ひたすら健気に待ち続けたり 棲む人が変わるのを淡々と眺めていたり脅かしてみたり
ということでそれが30分とかの短さで描かれると想いを表現しきれるか?というのはあるけど、、、
シンプルに目のとこだけ穴開けたシーツを被ってるというビジュアルは可愛らしくも見えてズルい。
こりゃ感情移入しやすいよね。
おまけに向かいに棲みついている同じようにシーツの幽霊とたまに「hello」なんて挨拶しあったり。
その彷徨う姿も切なく、終始シーツのゴースト目線なのだけど、
若者たちが飲んでいるパーティのシーンで、1人、神の存在について持論をベラベラとまくし立ててる人がいて
結局は「この地球、そして宇宙はいつか消滅する、だからこの世に存在する創造物は全て、無意味なんだ」(要約)
というのを長台詞で言い、シーツのゴーストは黙ってきいてるというシーンにはなんだか惹きつけられた。
そして、壁に入れられた妻の短いメモ(手紙)を壁から削り取るゴーストが最後に目にしたメッセージとは、、、、
見る人の想像に任せる的、エンディングに ぐっとくる人はくるんだろうな、
まぁ 映画は好みだからね。
この映画をベスト10に入れる人がいたとしてもわかる。
ちょっと90分でも長いなぁって思っちゃうところでわたし的にはフツウでした〜。
それと、ケイシーのあの一件からどうも印象が良くなく、あまり感情移入できなかったせいもあるな。
他の俳優だったらもっと違っていたかも。
A GHOST STORY 2018年 アメリカ 92min
11月17日より、公開中〜
>この映画をベスト10に入れる人がいたとしてもわかる。
それはわたくしであります!
あのリアルおばけのQ太郎のビジュアルに当初はハズれと高を括って
たんすけど、終わってみれば何かが深く響く作品でした。
ケイシー・アフレックも終始あの状態なのにそこから表情が感じられ
たりでほんとスゴかったです♪ (゚▽゚)v
あはは、そうでしたか〜
わたしは結構淡々してるの嫌いなので、良いとは思わなかったんですよねー。
なのでどっちかというと退屈に見ちゃいました