
監督は『L.A.コンフィデンシャル』『8Mile』の、カーティスハンソン。
脚本家に、『エリンブロコビッチ』のスザンナグラント、
製作・リドリースコット/製作総指揮にトニースコットと聞くだけで秀逸作の匂いがするのに加えて、
こないだトロント映画祭で一足先に観てきたyueの「良かった、泣けるよ~


11月12日の公開に先駆けてFOXの試写へ行ってきた。(今回はちょっとだけネタバレ)

姉・ローズ
11年前に『ミュリエルの結婚』で体重を増やした経験を持つ、
トニコレットが再び13キロ増量して挑んだ、太り気味の体型を気にする、弁護士。落ち込んだ時には靴を買って自分を慰める。
ドレスは入らなくて似合わなかったりするけど、靴はいつでもピッタリだから。
クローゼットには、一度も履いたことのない、ジミーチュウやマノロブラニク、シャネル、クリスチャンラクロワ、コールハーン、スチュアートワイツマンなんかの、美しい靴たちが出番を待って並んでる。
本当は、小説のような情熱的な恋に憧れてるけど、自分に自信が持てずに臆病になっている。
妹・マギー 男にも生活もだらしなくて、収入も資格もゼロ。そもそも仕事もしていない。
その上、お金を盗むクセあり、30を目前にして、生活が不安定でフラフラしている。ただ自慢のナイスバディと美貌で乗り切っているようなテキトーな性格。そして、実は難読症の為に自分に自信がない・・・。
共通点はといえば、小さい頃に母親を亡くした悲しい思い出と、靴のサイズ。
性格は正反対のふたり。
酔っぱらって帰宅。折りの合わない義理の母にとうとう追い出されたマギーは、行くところもなく、姉のマンションへ転がり込む。
やりたい放題、迷惑を被ってばかりのローズはついにキレてマギーを追い出す。
そのうち、義理の母の家で自分の祖母の存在を知ったマギーは会いに行くことを決心・・・。
そこでは、自分の知らなかった世界があった。
この"難読症"っていうのは知能、感覚、記憶などの能力に異常がないのに、言語活動に置いて、読書するとき・文字を書く時などに特定の文字が理解できないと言う不自由さを指す事で、
欧米で特に症例が多く、あのトムクルーズや、オーランドブルーム、キアヌリーブスなどの
有名俳優が克服している例も数多い、らしい。
キャメロンの魅力全開!と言いたいところだったけど、キャメロンの、魅力堪能!というカンジ

今までさんざん、gossipなどで見せてる、キャメロンの素に近いんだろうな~と思わせるキャラ。
こんなにハチャメチャじゃないけど、気取らなくてあっけらかんとしてる。
でも自分のハンディ、難読症を持つキャラを見事演じた

見栄えだけが取り柄と言うコトで、これでもかってくらい、胸の見えそうな服ばっかり



そして、トニコレットは本当に対照的なお堅くてマジメな姉。この対比はすごくいい。
シャーリーマクレーンがおばあちゃん役!ってちょっとびっくりだけど当然の年齢かぁ

衣装には、『キューティブロンド』で、リースウィザースプーンが演じるエルウッズを、バービー人形が発売されるほどのキャラクターに作り上げた、ソフィーデラコフが担当してるからファッションはキュートでシーンにマッチするようにウマイけど、マギーのキャラ自体、お金のない設定だからあんまりイイ服着てるのはおかしいんだよね。せいぜい、ジューシークチュールのパイルパーカーとか。
けど、思ったほど全体的に洗練された映画ってほどではなかったなぁ。。。
靴好きなキャラと聞いて、観る前はキャメロンが靴オタクかと思って、それも楽しみの一つだったんだけど(まるで『セックスアンドザシティ』の主人公、キャリーみたいだと)実際の靴好きは、姉の方。
しかも、この姉、お化粧にも気を使わないオシャレに無関心っぽい人なのに、靴だけは「わかる」という設定なのがちょっとリアリティないなぁと思ってしまった。
だって、靴のトップブランド一同をクローゼットにしまい込んでるんだよ・・・

キャメロンが無断で履いたりしたことに対して怒るシーン。「靴は履いてあげないと可愛そう」ってキャメロンの言葉には同感

いくら良い物を持ってても、使わないと意味がないと思うんだよね~。
靴フェチと言われる人は沢山いて、「買って、見てるだけで満足」とか「もったいなくて履けない」って人も結構いるみたいだけど。。。
この映画での「靴」は幸せになぞらえてあって、ピッタリした靴を見つけること=幸せをつかむこと。に表現されてる。
ファッションに重きを置いた作品じゃなく、姉妹の心の繋がりを描いた作品だから靴の役割はこの程度なのかー。
厳しく言うと、ちょっと期待しすぎたかな、というのが正直なところ。
オープニングからノリのいい曲に、テンポ良く短いシーンにふたりの対比がされてて「キタ!」と思ったんだけど、グイグイ引き込まれるという感じではなくて"淡々と"進んでいった為に中盤やや中だるみ、そしてやっぱり2時間超えはちと長い~

(キャメロンはめちゃかわいいんだけど・・・)難読症のキャメロンが、教授のおじいさんと出逢って克服するというくだりも、克服早いなーって思ってしまった。
そもそも、よくよく考えたら、これっていわゆる「自分探し」がテーマ。
そこがいまいちワタシに響かないところだったか・・・
姉に贈るキャメロンの朗読、(あえてここには書かないけど)
~EEカミングスの詩
はやっぱりうるうるっときたし、幸せそうな姉を見るあの顔はぐっとくるものが


友情は切れたらそれまでだけど、血の繋がった"姉妹”の絆は簡単には切れないものなんだよね。
キャメロン作品で言えば、『姉のいた夏、いない夏』を観たあとの感じに似てるかも。







ハンカチ用意して気合い入ってた(笑 ケド 涙は流れず

ふたりのキャラを身近に、等身大に感じられればOK!
単館扱いもわかる気がする。でも、良い作品。

英題: IN HER SHOES
製作年: 2005年
日本公開: 2005年11月12日 131min (有楽座系)


キャメロンディアス/トニコレット
シャーリーマクレーン/マークフォアスタイン/
ブルックスミス/ノーマンロイド


監督: カーティス・ハンソン
製作: リサ・エルジー / キャロル・フェネロン/ カーティス・ハンソン
/ リドリー・スコット
製作総指揮: トニー・スコット
原作: ジェニファー・ウェイナー
脚本: スザンナ・グラント
撮影: テリー・ステイシー
編集: リサ・ゼノ・チャージン / クレイグ・キットソン
音楽: マーク・アイシャム
イン・ハー・シューズ 公式サイト


詳細はまだ未定だけど新作はロマコメ

2007年にはシュレック3(まだやるの?!)で恋人のジャスティンティンバーレイクと声の共演。
明日、シュレック2のPRから1年2ヶ月ぶりでキャメロン来日!!
明後日はトニコレット共に、都内ホテルで記者会見

生キャメロンのPR、聞いたらまた観たくなるかも

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いつも読んでくれて&応援してくれてありがとう~




わー、古い記事にありがとうございます。
キャメロン好きで殆どのDVD持ってるんですが
そういえばこれは買わなかったなぁ。。。
ってことであまり覚えてないんですが、、、まぁまあよかったかな。
来日記者会見参加出来たんで、そこでの二人の会話の方が印象的でした♪
姉ローズは 弁護士でバリバリのキャリアウーマンだが 容姿に自信がない
一方 妹マギーはといえば、容姿は美形だが 学歴、資格、仕事がない プーさん状態
(※注 くまのプーさんじゃないですよ←ココ重要^^)
妹を追い出した後 姉さんは新たな恋人ができてよかった・・・(前の恋人は 逃がしたチャンスは大きいぜ~)
妹のマギーは 祖母の老人ホームに入居している老人たちとのふれあいで改心してゆく姿に見直しました。
目の見えない教授に本を読んで聞かせていくうちに マギーは真剣に人生を見直してゆき、再会した姉さんと和解。
似た者姉妹だったなぁ~~それぞれの"壁"になっていたものが克服できたのですから
姉さんと姉さんのフィアンセとの結婚式で 靴を通して 一世一代の立役者になった マギーが りっぱでした。
そうですね、キャメロンがコメディが多いのでそんなイメージになるかもしれません。
この作品ではかなりシリアスに演じて好演でした☆
今後も宜しくです
この映画は、見る前、「メリ首」のイメージがあって、さほど期待していなかったのですが、でも感動しました。姉妹の葛藤・ドラマがなんか、心に響いてきたような気がしました。
それでは、またよろしく!!
コメント
ありがとうございます。
二人の来日記者会見、行ったんです♪
その時トニコレットがオバさんではなかった(キャメロンと同じ歳)
と知ってびっくりしましたー。かなり
キャメロンはいつも飾らない笑いがステキです
そうですね、観てるときの気分でも違うかもしれない。。。
TB&コメント、ありがとうございました。
同じく三十路の働く女性としては、
共感する部分が多い作品でした。
劇場で鑑賞したときは、
トニ・コレット扮するお姉さんに、
すごく感情移入して観ていたんですが、
今回DVDで観たら、
今度はキャメロンが気になって、気になって。
映画って観るときの感情とか、置かれている境遇とか、
すごく影響しますよね。
また新鮮な感動を覚えました。
ご両親にかわいがられそうですね♪
ワタシは下に弟3人 妹二人もいますけど、
女兄弟もやっぱりいいものです
同性同士だから友達みたいになるんですよね。
キャメロン、歳をとってもいつまでもハジケて
コメディもやめないでほしいですぅー☆
キャメロン、、、20代の役にはちょっと無理が出てきた・・・?
なんて思いつつ
スタイルはやっぱりいいですよね~
靴を試し履きする脚!!
見とれちゃいますw
姉妹っていいなぁ。。。
単純だから憧れてしまいましたw
そうですね、、、ワタシも姉ですけど
妹のことはやっぱりいくつになってもかわいいものです。
キャメロンは昔はもっとあったけど、
さすがに年には逆らえないですね~
でもトータル体系維持できてるので、それだけでやっぱりプロを感じマス
やっぱり姉って妹を守ってしまうんだなぁっと。
それからキャメロンの胸が意外に大きいことに驚きました。
パパラッチの写真で見るとそうでもないのに(笑)
そうですね。姉妹がいると入りやすいですね
ワタシは妹がふたリいますけど、
そこまで感情移入できなかったのは
やっぱりキャラが突飛すぎたせいかも、、、。
キャメロンはやっぱりコメディが似合う気がします
私は姉がいて、姉は比較的真面目で
私はそうでもなく、なんとなく似ているので
けっこう心に響くところがありました~。
常に守ってくれている感じとか。
でも、確かに設定には多少無理がありましたよねぇ。。
トニ・コレットは私には十分キレイに見えたし・・・
TBさせていただきます。
また遊びに来てくださいね☆
NO1に入れる人も多いかもしれないですね
ワタシは、泣く泣くと思ってハンカチ用意してたので
逆に泣けませんでした
でもあのシーンは感動ですよね
そうですよね??
トニコレットはほんとに普通に38くらいだと思ってました
キャメロンはあいかわらずかわいいけど、
「ベストフレンドウエディング」や「普通じゃない」の頃と比べたらさすがに歳を感じるようになってきましたね~
(当たり前だけど)
まだまだいい作品&バカな作品に期待してます
僕の中では、今年ナンバーワンの映画です。
教授がマギーにA+をあげるシーンで涙腺が開放され、サプライズ・プレゼントではもう涙が止まりませんでした。
キャメロンとトニって同い年?二人とも美人ですよね。でも、キャメロンのくぼんだ目や小じわに目がいって仕方がなかったです…お疲れのご様子?大画面は恐いですよね~
クローゼットの中のもの、履かないなら頂戴!と思ったり(笑)…でも私の靴のサイズはやたら細いので足に合うかわかりませーん(爆)
え~、毎日訪問ありがとう
うれしい~
しかも、毎日クリックしてくれて多謝!です~
でも、過去記事、お恥かしいー
そうね~、キャメロンは弾けてるのが一番!
そしてロングのキャメが一番カワイイ
ベストフレンズウエディングもいいけど、
うん、メリーや、チャリエンのがワタシも
過去記事よんで、クリック
この映画、前半は「姉妹の対立」なんだけど、
後半、フロリダに行ってから、「二人の母と
祖母の過去」に迫っていくとこから、3世代に
わたる物語に変化してくとこが気に入りました。
って言いながら、「メリーに首ったけ」や
「チャーリーズ・エンジェルズ」のハジケップリが
一番好きだったりします
靴は履くためにあると思うし、
買った服はすぐに着たい人なので、
履かないのにいい靴をいっぱい持ってるなんてワタシには
考えられない~!!な (笑
姉ローズが履かないのにいっぱい靴を集めている。
彼女の弁護士という職業ですが、実は他にもいっぱい資格を持っていて、弁護士以外でもやっていけることを表していたのかなぁ・・・
そうなんですよね、
靴がキーワードで、靴に人生を例えているということで
靴自体がシーンにアイテムとしてでてくるというのとはちょっと違ってました
ワタシとしては「sex and the city」のような
オシャレな感じかと勝手に思っていたんだけど、、、
訴えることがもっとシリアスな方向ですよね。
やっぱりキャメロンの朗読にはぐっときます
お姉さんの靴のコレクションはすごかったですね。
『欲しい~』って思っちゃいました。
でも、思ったより靴のプレゼンスは小さかったかな?TBさせていただきます。
キャメロンは女のワタシたちからみても気取らずに素敵な女優さんですよね
記者会見で生キャメロンをみたリポートも書いてるので、よかったらそちらも見てくださいね~。
今後もキャメロン情報はupしまーす
キャメロン、相変わらずキュートで素敵でした♪
キャメロン好きの私は大満足でした。
TBさせてもらいますね。
ジーンときちゃいます。
けど、ワタシはけっこうあのおばあちゃんたちの交流シーンがダメでした、、、
でも良い作品でした
CGを使ったりするようなものばかりじゃなく、
たまにはこういう心にくる作品も、
ハートが洗われていいものです
親友以上に仲が良くて、でも仲違いした事もあって。
そんな気持ちが溢れてきて抑えるのが大変でした。
でも、もっと号泣するかと思っていたけれど、ボロボロくらいで済みました!
是非、観て見たいと思います!
ワタシはお兄ちゃん以外全部いるのでお兄ちゃん欲しかったかな。でも兄弟みんな中が良いのでたのしいよ☆
この作品、雑誌とか(Cut)だったかな、編集部の観た人全員泣いた!とか言ってるからそうりゃもうカンドーの嵐!?かと思ったら、そうでもなかった~。
ほんとは、5(普通)にしたかったけど、
キャメロンの頑張りに
DVD買うかは、微妙だなー
私もお姉ちゃんか 妹が欲しかった。 子供の頃 母親にお姉ちゃんが欲しいって頼んだこともあったっけ。。
migさんと 妹のyueさんは とっても仲が良さそうですよね。
この映画は ハッピーエンドなのかな?
たぶんDVDを待つかな?? でもチェックしますよぉ~