
「マネーボール」の原作者マイケル・ルイスのベストセラー『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』を
ウィル・フェレルの「俺たち」シリーズのアダム・マッケイ監督で映画化
この監督の映画好き
「俺たちニュースキャスター」「タラテガナイト」「俺たちステップブラザーズ」「アザーガイズ」など
殆どの監督作にウィル・フェレルが出てる。(今回出てなくて残念)
先に言っておくと、アメリカの金融や住宅や、株に関しての知識など殆ど持たないわたしなので、
観る前に軽く調べてお勉強した上で観ました(読んで基本を頭に入れた程度)
その方がぜったいに楽しめるはず
真面目な実話ベースの社会派金融ドラマだけど、このコメディお得意の監督なので
当時の写真、音楽、映像、時代を表わす映画などをサブリミナル的に取り込んで、
小難しい説明も、入浴中のセクシー女優、マーゴット・ロビーや有名シェフ、
カジノで賭けをするセレーナ・ゴメスなどを使って説明させるために登場させるなど、
予期しない方法で楽しく魅せるので飽きずに楽しめる
キャストは全て実在の人物で、クリスチャン・ベイル演じるマイケル・バーリは
目の付け所が早いトレーダー。
以降の写真、左が実在の本人だけど似てるかどうかは関係ない。
片目は義眼、目の焦点がずれた感じを巧く演じてる。
オフィスでヘビメタをガンガンかけながら返済見込みのない住宅ローンの膨大な資料を分析する。
巷で大量に販売されている住宅ローンの今後の大暴落を予想し、
暴落した場合、巨額の保険金を手にするCDSというものを結ぶ。
ナレーションも務めるのはライアン・ゴズリング♡
ジャレッド・ベネットは銀行家。そのマイケルの動きを知り、「空売り」にいち早く賛同。
言葉も巧みに、住宅市場の崩壊を説明しCDSの購入をマークたちに勧める。
ヘッジファンドマネージャーであるマークを演じるのはスティーヴ・カレル。
最近はコメディから抜け出してその実力を評価されてる。
とても過去に「40歳の童貞男」の主演したとは思えない。笑(アレ観たの、ちょうど10年前か~)
欲まみれの金融業界に嫌気がさしながら怒りと悲しみを抱く熱い男。
常に悲しんでるか怒ってる 笑。
その暖かく見守る妻に、マリサ・トメイ。
ほんと男を優しく見守ってるような女神みたいな役多いよね、それか、脱ぐ役。 笑
出演シーンはココ↑と、ココ→のみ。
あ、書いてて気づいたけどライアンとスティーヴ・カレルとマリサ・トメイの三人て、「ラブ・アゲイン」のメンツだ
話は戻り、このマークは仲間と共に、本当にジャレッドが勧めるCDSが買いなのか、
見極めるために、色々な関係者に会ったり調査するなどして
住宅ローンの異常な実態、格付け会社の裏を知り自分の儲けのためというよりは
汚れたウォール街の革命のため、真実を突き止めようと躍起になる。
もちろん騙されたくはないので、そこは皆慎重。
宣伝では、4人のトレーダーが。ということで クリスチャン・ベイル、ライアン、カレル、ブラピがメインのようになってるけど
実はこの二人組がブラピに相談している形。
(右)ジョン・マガロもなかなかイイ。
そして、製作も務めるブラピ(本作、ブラピの製作会社、プランBが手がける)
このウォール街の状況を一歩引いた立ち位置で冷静に分析するベン。
伝説の銀行家で、今は自家栽培でオーガニック野菜を作るエコ派。
他に、カレン・ギラン など。
リーマンショックとか、サブプライムローンと聞いてすぐにわかる人は多分楽しめるだろうし、
それらを知らない、アメリカの金融について詳しくない、
という人(わたしも)は少しだけそれを調べてから観る事をおすすめ。
分かりやすく説明してくれるだけに出てくるセレブ が登場するけど基本は押さえておきたい
劇中よく出てくる、原題にもなってる「ショート」という言葉。
金融取引の「買い」「売り」がある中で、
投資の世界でそれぞれを「ロング」、「ショート」という。
例) ある企業の株が下がると予想→投資家は証券会社から株を借りて売却、株が下がったら買い戻して利益を得る。
これを、株の空売り=ショートと呼ぶ。
そして、本作では、住宅市場の大暴落を予測し、
それが現実になると莫大な利益の出るクレジットデフォルトスワップ(CDS)という保険に巨額資金を投入。
世紀の空売りの大勝負に出た。というもの。
7/10(73点)
(個人的にはおすすめ)
映画ファンでなくても知名度あるブラピほかの豪華?キャストだからって、デートムービーにすると退屈になっちゃうかも。
大バクチに出た4人(宣伝で言われてるうちの一人であるブラピはアドバイスするだけ)正確には
メインの3人と2人組。の一発逆転金融ゲーム的なエンタメというより、
実話ベースなので、上にも少し書いた通り、実際に破綻するまでの背景を 過去の映像、音楽や有名人などを
盛り込みながら見せてくるのでお勉強映画として楽しむタイプ。
わたしは普段アメリカ経済も金融も住宅に関する事も感心もとくに持たずにいたけど、
実際にあったこの大不況の引き金となった、リーマンショックによって世界経済には多大な影響を及ぼし
日本にももちろん不況という名の事態に陥った歴史として知るべきだと思うし、
それを簡単にではあるけどこの映画によっても知る事が出来るという意味でも興味深く楽しみながら観る事が出来た。
他国の出来事ではなく、全て繋がってるんだよね。歴史は。
そんなことを思いながら、大事なことは自分の興味の矛先以外にも沢山あるから
映画が導入であってもいい、少しづつ知るのは大切だなぁって。
それをこの全員ハマりのキャストで、エンタメとして今みせてくれることに感謝
2005年。風変わりな金融トレーダーのマイケルは、格付けの高い不動産抵当証券に信用力が低いはずのサブプライム・ローンが組み込まれていることに気づき、破綻は時間の問題だと見抜く。だが、好景気に沸くウォール街で彼の予測に真剣に耳を傾ける者など一人もいなかった。そこでマイケルは、“クレジット・ デフォルト・スワップ(CDS)”という金融取引で、バブル崩壊の際に巨額の保険金が入る契約を投資銀行と結ぶ。同じ頃、若き銀行家ジャレッドやヘッジファンド・マネージャーのマーク、引退した伝説のベンもまた、バブル崩壊の足音を敏感に察知し、ウォール街を出し抜くべく行動を開始するが…。
THE BIG SHORT 2015年 アメリカ 130min
3月4日より公開中~
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』予告編
プレミアにて
ライアン、マリサトメイしっかり抱いちゃって 笑
このブラピ渋い
いかに上手く売り抜けるかが金融マンの才能?
用語は説明付きで、予習して観ても難しい~
ただ、クリスチャン・ベイルやブラピなど金融マンたちがかっこよかった!
株、少し持っているけど損と得は半々かな?
キャスト陣は豪華で演技力ある人ばかりだったのは良かったけれども。
でもこういうふうに映画で勉強できるのは良いことだよね!
基本を押さえておけばそこそこわかりますよ。
キャストが良かったし、楽しめる作りにしてあるから良かったです、さすがコメディ映画の監督。
あれがダメだった私、ちょっと勉強しないとわからないかも?という疑念があったから下調べしたから良かった☆
野球よりも内容的にも興味深かったし。笑
そうそう、株とか経済、普段勉強する機会もないし、こういうきっかけでもないと。
私は「リーマンショック」その言葉しか知らなかったし、こういうことがないと知らないまま終わってたと思う。
難しかったけど、観れてよかった。
しかもこういう豪華キャストにしてくれたから興味もてたし。さすがプランB?
プランBはなかなかいい映画をいつも作るよね、
エンタメだけじゃないというか。
ただ宣伝の仕方がヘンで、サブタイトルとかいらないって感じだよね~。
マリーさん言ってたように、ブラピはオーラ消すのもうまいよね!
そうそう、マリーさん書いてたけど
NOBUってデニーロが経営者だから余計にあちらでは憧れのレストランなんだよね。
1度東京のNOBU行ったら三谷さんも元奥さんと来てた☆フツウの高い和食。 笑
マーゴット・ロビー、セレーナ・ゴメスの説明…良かった、良かった。難しい話が判り易くなりました。
ミーハーなコメントでごめんなさい、なんだけど、劇場予告編でライアン・コズリングがウィンクしていたシーンがあったような、…期待していたのですが、上映中はそんなの無かったような…
ホントのところはどうだったでしょうか?覚えていらっしゃいますか?
そう言えばブラピ「伝説の銀行家」だったな。
どんな事をすれば銀行家が伝説になるのか、さっぱり想像が働かない。朝ドラ「朝が来る」の加野銀行を潰さなんだ、あさ、みたいな人なんかなあ?
んーー??ライアンファンだけど、ウィンクって多分
説得させるシーンではないですか?
実際はカットされたシーンを予告に使うのは珍しくはないですが、、、
ごめんなさい、もう覚えてません
コメント久しぶりですね。
あはは、確かに~。
朝ドラは観た事ないからわからないけど、
銀行家で名を馳せるとは、やっぱかなり凄技だったんでしょう!