マイケル・ファスベンダーが、かぶり物を絶対とらない実在のバンドマンに扮する
ということへの興味だけで気になってたこの作品。
イギリスのコメディ(笑い)って、個人的にはあまりウケないのが多いんだけど。
コメディだと思ったら、自分の中の心の病からかぶり物を外せなくなった切ない男、フランク。
その理由は最後まで明かされない。
かといってシリアスドラマでもなく中途半端。
コメディというジャンルにするにもあまりに笑えない、独特なヘンな映画だった。
実在した英国のコメディアン、クリス・シーヴィーをモデルにした
謎多きミュージシャンを演じるインディ・コメディ。
主演はマイケル・ファスベンダー演じるフランクでもあるが、
同時に語られて行くのは、ミュージシャンを夢見る冴えない、男ジョン。
観たばかりの「アバウト・タイム」で主演演じた注目の男、ドーナル・グリーソン。
マイケル・ファスベンダーは、ずっと顔なしだと思ったら
最後の8分くらいの間にちょこっと顔だし。
フランクの側にいてテルミンなど担当のキツい女クララに
マギー・ギレンホール。
ほんっとみてて苛つく女でした
キャラとしての魅力も感じず、、、、
監督は特に有名な作品も撮っておらずこれが3作目のレニー・アブラハムソン。
誰よ、脚本~!?と思ったら、なんと原作があり、脚本と原作は
数年前にジョージ・クルーニーやユアン出演なのに全くひどくて笑えなかったコメディ、
「ヤギと男と男と壁と」と同じ原作者ジョン・ロンソン という人。
あー、納得、、、、。
共同脚本も務めた作家ジョン・ロンソンが実際にクリス・シーヴィー扮するキャラクター
“フランク・サイドボトム”のバンドに参加した体験談をベースに、いくつかのエピソードを織り交ぜフィクションとして映画化。
だって。
4/10(44点)
ややネタバレあり。内容に触れてるのでこれから観る人注意
「ヤギと~」よりはまだマシだけど、ノレず。
しっかり寝た日だから眠気はこなかったけど。 キャラがクレイジーなへんな映画。
ヘンな映画は好きだけど、これは脚本がつまらない。
冴えない主人公ジョン演じた赤毛のドーナル・グリーソンはいいけど内容が引込まれない。
皆フランクになりたがる。
とあるが、そこまで魅力的に描かれないのが大問題。
もっと彼を魅力たっぷりにしてもいいんじゃない?愛すべきってほどにはならず。
冒頭、常にメロディを考えパソコンに打ち込んで作曲してるジョン、
自分の日常はTwitterで報告。フォロワーはたったの14人くらいだけど。
ある時、キーボード担当が海で自殺する場面に居合わせて
たまたま自分もキーボードが出来ると言ったことで、そこにいたバンドのリーダー
フランクから声がかかりバンド出演を急遽依頼されるも
ただの町の喫茶店みたいなとこで演奏するだけ、しかもその曲がまたひどい。
で、その後アルバムを作る事になり森の別荘?に引きこもり
自然の中で曲作りと練習がはじまる。メンバーにとけ込もうとするが、好かれない。
メンバーも誰も、フランクの素顔を知らない。
そして決してかぶり物をとろうとしない。(でも普通に喋る。食べる時は流動食?液体ものをストローで)
どうしてか?というところで多分、その興味だけでひっぱるんだけど
かぶり物をいきなり外してゴミ箱?に捨ててるシーンなどあるけど
本人シャワーシーンになるとやっぱりかぶってて、どうやらいくつかあるらしい。 笑
そんなシーンでくすっと笑ってる人は数人いたが笑えず。
つまらないケンカや、お金底ついてジョンが祖父の遺産のへそくりで出す云々とだらだら続く。
森にこもってる間じゅう、ドーナルくんはこんな風。
ジョンが密かにYouTubeの動画にアップしてたことからどこかの地域のライブイベントの誘いがきて
張り切って行くも、そんだけのアクセス数じゃ普通と言われ、結局色々ありメンバーも離れ
ステージにジョンとフランク二人で立ち、今日が人生最高の日と思った瞬間
一気に絶望へ。
あることでキレたジョンはフランクにかぶり物を取れ。というが
道路に飛び出しそのまま車にひかれるも走って消えてしまう。
ようやく実家を突き止めて行くと本人が素顔のままいる。
精神的に昔から写真も嫌がり顔を出す事も拒んだような事が両親から明かされるが
ちっぽけなライブハウスだかカフェで三人でしょぼい演奏と歌でバンドを続けてた
クララたちの前に現れて素顔のままで歌うフランク。
こう文章にしてるとなかなかいいお話のように感じるが
フランクの心の葛藤などがそれまで描かれていたわけでもないし
それまでヘンな映画としての印象が強いまま急に哀しさ誘うエンディングにされても、、、という気持ちで
終わってしまったので えーこんなか。
という印象でした~
こういうのはハマる人はハマっちゃうんだろうなー
わたしはダメ。
気になってる方はぜひ☆
個人的にはおすすめできません
ファスベンダーファンにも、
最後のちょこっとくらいしか顔を見せないので余計にフラストレーションかもだし 笑
ミュージシャンを夢見る青年ジョンは、ひょんなことからキーボードの代役としてインディ・バンド“ソロンフォルブス”のライヴに飛び入りで参加すること に。ところが、そのバンドでフロントマンを務める男フランクは、なんと巨大な張りぼてのマスクを被っていた。しかも、プライベートでも決してマスクを脱がない筋金入りの変わり者だった。やがて人里離れた湖畔の小屋で始まったバンドのレコーディング合宿にも参加することになったジョンだったが…。
映画『FRANK -フランク-』予告編
FRANK 2014年 イギリス=アイルランド 95min
10月4日より、公開中~
プレミアにて
かぶり物しちゃってるから演技どうこうはいまいちわからない
正直、誰でもいい感じではあったな 笑
と思ったけどラストでのうまくない歌が重要なのかも
ファスベンダーのお顔ほとんど観られずがっかりだったので?
お蔵入りになっててやっとリリースになった「ハンガー」 これから観ようっと
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