マイケルベイと言えば”大作”が定着してるけど、今回ももちろん制作費をこれでもかってほどかけた大作。
「クローン」もの。という予備知識のみで鑑賞。
「アルマゲドン」はOK!だけど「パールハーバー」は否だった。
細かいとこツッコミどころ満載なのはいつものことなので
そこはあえて気にせずに見れば、なかなか楽しめる作品だった。
「アルマゲドン」仲間も二人登場。マイケルクラークダンカンと、久々登場,
スティーブブシェミ(ヘンな顔と声がクセになる)
クラークダンカンは得意の泣き顔で笑わせてくれるし(笑う場面じゃないけど)
ブシェミさまは相変わらずイイヤツで。
クローンを主演に回した着眼点が面白い。
これって「シックスセンス」や「アザーズ」で立場を逆にして幽霊を主役にしたのと似てる手法。
人間側から、「クローン」を描いてみたのでは普通すぎる。
そこがまず面白かった
キャラでは、ユアン同様,クローンの友達、ハゲちゃん(名前は知らない)がすごく良かったあと、勿論ブシェミもね
スカーレットヨハンソンは、好きな女優じゃないんだけど
今回すっごくキレイに撮れてるぽってり唇が魅力的。
前半は逃走シーン多め。もう追いかけっこが多くて、ど~せつかまらないんだから。
と冷めて観てしまった。。。が,迫力はスゴイ。
カーチェイスシーンもお金かけてます!具合を強調したカンジだったがちょっと退屈だった。
しかし、ここはマイケルベイ監督作品、退屈じゃ終わらせない。
自分たちの世界の”秘密”を知ったユアンマクレガー&スカーレットヨハンソン。
何とか脱出し(そんな簡単に出られるかって!)
ブシェミの協力により
クローン二人が、地上の世界で自分の依頼主(自分)を探す という辺りから次第に面白くなってくる。
このユアン演じるクローン、おめーはターミネーターかってくらいやたら不死身。
どんなに爆撃受けようが、高層ビルの看板にしがみついてそれが落ちようが、
カーチェイスでバトルしようが全然生きてる。まさにご都合主義
あと、ラスト近くの黒人(ダンカンじゃないよ)の態度の変貌ぶりも笑える。
何故かとってつけたよーに役者に花を持たせた感じで。
住人達が唯一夢としている”アイランド”が実は”死にゆく場所”だなんて、ある意味ショッキング。
人間が生きるために、利用される為だけに生まれたクローンが、感情を持ち
自らの人生を生きたいと望んでしまったら???
近未来、本当にそんなことが起こりえるかも。。。。
ハゲちゃん含めたクローンたちのその後がとても気になる・・・・
それはそうと、マイケルベイ監督ってまだ41歳だとか。
てぇことは、「アルマゲドン」は確か5,6年前だから・・・
36くらいだったの?けっこうスゴイなそれ。
「ナンカモンクアリマスカ??」
ストーリー (ちょっとネタばれ↓)
近未来。大気汚染から守られ、管理の行き届いた安全で快適なコミュニティで暮らすリンカーン。
彼やその他の住人にとっての夢は、地上最後の楽園といわれる“アイランド”へ行くこと。
そしてその抽選会が毎日のように行なわれていた。
だがある日、リンカーンは換気口から入ってきた一匹の蛾を見て、ある疑念を抱く。
やがて彼が独自に調査を進めるうち、自分たちは保険契約を結んだクライアントへ臓器を提供するために生かされているクローンで、
“アイランド行き”の名の下に臓器を摘出される、という事実を知ってしまう…。
監督 マイケル・ベイ
出演 スカーレット・ヨハンソン/ユアン・マクレガー
/ジャイモン・フンスー/スティーブ・ブシェミ/マイケル・クラーク・ダンカン
6/10
色々ツッコミたい気持ちを抑えて観ると、意外と楽しめる
アイランド 公式サイト
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