なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

当院ががんばる3日間

2012年03月04日 | Weblog
 当院のある医療圏の中心となる病院がコンピューターシステム変更のため、この週末3日間救急対応できないことになった。この病院の救急車搬入は当院の2倍はあるため、相当な負担増が予想されていた。今日聞いた話では土曜日夜に8件の救急搬入要請があり、ふだんの2倍で全部は診れないため、そのうち3件はことわったそうだ。4名が入院になった。
 内科系1名外科系1名も日直担当医師が治療にあたっていた。今日私は内科系の当番のため午前中から病院で待機していたが、当番の循環器科医と当番ではない副院長も来ていた。
 救急休業中の病院に通院している90歳男性が発熱・呼吸苦で救急搬入された。脳梗塞後遺症でふだんから嚥下障害があった。両側下肺野に浸潤影を認め、誤嚥性肺炎と診断した。私の担当で入院となる。両側肺炎なのでけっこうな低酸素だ。
 50歳台女性が急性腎盂腎炎で救急搬入され、循環器科医の担当で入院となった。この患者さんは休業中の病院を木曜日に受診して、急性腎盂腎炎と診断され、抗生剤内服を処方された。状況的に外来で治療したくなる気持ちはわかるが、発熱が続いて食事をとれなくなって当院へ搬入となった。
 やっぱり影響はありましたね。いつもお世話になっている病院なので、あまり文句は言いませんが。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 退院のはずが | トップ | 家族の事情を聞くと »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事