都内へは新幹線で戻ってもよいのだけれど、ちょうど在来線の特急「草津」が走る時間なので、こちらに乗車した。昔ながらの温泉地は流行らないというが、3連休最終日に草津温泉から帰ってくる数少ない電車というわけで、自由席は熊谷でちょうど満席に。我々3人は、デッキに座り込む。「特急・普通兼用」という思想では373系の先輩格にあたる185系だけに、デッキは広い。
塗装を変え、座席もリクライニングシートに交換して、一応「今風の特急電車」に装いを改めている185系だが、国鉄の匂いを強く感じる車両だ。マット式だった跡が残る自動扉や、レバー、つまみ類のごつさなどなど…雰囲気だけでなく、実際に洗面台周りなどからは、ブルートレインや0系新幹線などで感じたものと共通する「匂い」がする。
グリーン車などは、4列の国鉄型座席そのままで、よく今時この設備で料金を取れるなと思うが、ファン的視線では貴重なものとも言えそう。まだまだ引退まで間がありそうだが、最後の国鉄型車両として脚光を浴びる日も、遠くないかも。
デッキで存分にモーター音を楽しんだというわけで、大宮から東京へは新幹線に転向。やってきたのは、200系新幹線リニューアル車による「とき」だった。
外観が「団子っ鼻の新幹線」のイメージを色濃く残すだけに、あまり内部も変わっていないだろうと先入観を抱いていたのだが、驚いた。座席の交換に留まらず、壁から天井まであらゆる部分に手が加わっており、詳しくない人ならば新車と言っても分からないだろう。「白鳥」用485系のリニューアルにも感嘆したものだが、そのレベル以上のリニューアルと感じた。
つづく
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塗装を変え、座席もリクライニングシートに交換して、一応「今風の特急電車」に装いを改めている185系だが、国鉄の匂いを強く感じる車両だ。マット式だった跡が残る自動扉や、レバー、つまみ類のごつさなどなど…雰囲気だけでなく、実際に洗面台周りなどからは、ブルートレインや0系新幹線などで感じたものと共通する「匂い」がする。
グリーン車などは、4列の国鉄型座席そのままで、よく今時この設備で料金を取れるなと思うが、ファン的視線では貴重なものとも言えそう。まだまだ引退まで間がありそうだが、最後の国鉄型車両として脚光を浴びる日も、遠くないかも。
デッキで存分にモーター音を楽しんだというわけで、大宮から東京へは新幹線に転向。やってきたのは、200系新幹線リニューアル車による「とき」だった。
外観が「団子っ鼻の新幹線」のイメージを色濃く残すだけに、あまり内部も変わっていないだろうと先入観を抱いていたのだが、驚いた。座席の交換に留まらず、壁から天井まであらゆる部分に手が加わっており、詳しくない人ならば新車と言っても分からないだろう。「白鳥」用485系のリニューアルにも感嘆したものだが、そのレベル以上のリニューアルと感じた。
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