Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

別府鉄輪イマドキ湯治【その1】バスで巡る十文字原・明礬・鉄輪

2017年02月03日 | ■旅と鉄道
 いそいそと駆け回る旅も好きだけど、たまにゃ温泉でのんびりしたい!というわけで2017年の初旅は、別府・鉄輪温泉でのんびりしてきました。
 今回は「のんびり」が主目的なので、交通機関もコスパ重視で高速バスを選択。西鉄久留米~高速基山間710円+高速基山~別府間2,005円(Web回数券1枚当たり)=片道2,715円で済みました。


 西鉄久留米から、福岡空港行き高速バスに乗車。朝の渋滞を見込んで1本早いバスにしましたが、流れはスムーズで、9時40分には高速基山に着きました。
 基山SAは以前からロッテリアが入っており、民営化後はさらに充実。上り線にはスタバ、下り線にはドトールがあって、高速バスの待ち時間も快適に過ごせます。




 スタバはテイクアウトばかりで、少ない客席には僕らだけ。のんびりコーヒーを傾けて、バスを待ちました。
 車のない僕にとって、サービスエリアは非日常な空間。比較的近場とはいえ、旅の気分が出てきます。


 高速基山で上下線を乗り継ぐには、サービスエリア外の市道を歩かねばなりません。歩道は狭く、大荷物の人同士のすれ違いには難儀します。
 10年前に始まった高速バスの基山乗り継ぎは、画期的な取り組みでしたが、乗り継ぎ通路そのものの改善も実現できたらなと思います。


 別府行き高速バス「とよのくに」は、7分ほどの遅れで現れました。福岡空港国際線経由、韓国人に人気の別府行き、韓国は休暇シーズンとあって、車内は韓国の高速バスに迷い込んだかのような雰囲気です。
 指定席のはずの席には先客がおり、
 「ここですか?」
 「ここです」
 「お二人とも?」
 「ええ」
 と交わした会話も、韓国語でした。


 高速バスはさすがに早く、基山から1時間も経つころには別府湾が見えてきました。
 高速道路からの別府湾は何度も眺めているけど、こんなに澄んでいるのは初めて。海の向こうの四国まで、くっきりです。


 途中で遅れを取り戻し、定刻に高速別府湾APUへ到着。降りたのは、僕らだけでした。


 展望台からの眺めも、今日は素晴らしいの一言。韓国人のおばちゃん団体さんも、歓声を上げながら写真を撮っていました。


 別府湾サービスエリアは、基山以上に充実した店舗が自慢。湯布院の名旅館・山荘無量塔(むらた)の手がけた、「別府の中の湯布院」です。
 まずは古民家を移築した蕎麦屋「不生庵」の暖簾をくぐりました。


 お店からの眺望も、申し分なし。


 ざるそば大盛りを頂きます。1,100円というサービスエリア離れした値段ですが、ほどよくコシのある麺はおいしかったです。


 お隣のB-speakcafeへ。こちらも、サービスエリアらしからぬ雰囲気。


 カウンターからの眺望もよし。


 湯布院では行列必至のPロールを、ゆったり景色を眺めながら食べられました。後追いしてくるクリームのコクがウマイです。


 高速別府湾APUバス停の下りは降車専用で、乗ることはできません。そこでサービスエリアから外に出て、APU(立命館アジア太平洋大学)へ降りてきました。
 スマートICの出口から少し海側にある、階段を下りて行くのが近道。バス停から大学正門まで、5分少々といったところです。


 平日とはいえ2月。冬休みで閑散としているかと思いきや、キャンパスは学生さんで賑やかでした。
 真ん中の通りを多くの人が行き交う様子は、大学というより一つの街のような雰囲気です。


 APUからは、大分交通と亀の井バスの路線バスが頻発しています。いずれもnimoca対応なので、交通系ICカード全般の利用OK。明礬・鉄輪方面へ出るなら、亀の井バスで。


 十文字原展望台や自衛隊演習場を横目に、バスは次第に高度を下げていきます。湯の花小屋を目印に、地蔵湯前で下車しました。
 バス停からすぐの、明礬地獄(入場料200円)へ。


 現役ではないけど、湯の花小屋の内部を見ることができます。


 遊歩道を上がった先で広がるのが、この眺望。高速道路の明礬大橋が、雄大な風景を作ります。
 見方によっては高崎山まで通じていた景観を「破壊」してもいるのですが、そう感じないのは、アーチそのものの均整ゆえなんでしょうね。


 明礬温泉のお楽しみ、岡本屋の「地獄蒸しプリン」にも舌鼓。カラメルソースはちょっと苦めの、大人の味です。
 平日だというのに、店内外はお客さんでいっぱい。アジア圏の人も多いけど、ほとんどが日本人です。


 再び亀の井バスに乗って、鉄輪まで降りてきました。停留所で待っていたのは、外国人観光客の列。昨年の地震の風評被害もだいぶ脱してきたようで、なによりです。
 別府は昔も今も、国際観光都市なのでした。

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