Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

スゴカ毎日が始まった!~9.3.1 SUGOCAデビューの日スナップ~【4】

2009年03月01日 |  □ニモカはスゴカ、はやかけん!

【ケーススタディ5】自動改札のない有人駅(城戸南蔵院前駅)

 そのまま福北ゆたか線の電車で直方へ、さらに乗り換えて城戸南蔵院前駅で下車しました。北九州まで遠回りしましたが、運賃は最短経路の360円。何も不正などではなく、正規のルールに則った大回り乗車です。福岡近郊区間とは範囲が異なるものの、これに準じた規則が適用されています。

 城戸南蔵院前は、日本一大きな釈迦涅槃像のある南蔵院の他、八十八箇所の霊場が待つ山の中の駅。駅前は土産屋が並ぶ観光地ですが、この駅も福岡都市圏ということでSUGOCAエリアです。

 有人改札の横にICカード端末があり、駅員さんの確認を受けながらタッチ! まずは迷わず利用できるパターンです。


【ケーススタディ6】無人駅(筑前山手駅)

 今回SUGOCAが導入された駅には、無人駅も多く含まれています。そこで以前から降りてみたかった、筑前山手駅で降りてみました。

 この駅は高架上にあり、地上からホームまでは100段近い階段を上り下りしなければなりません。無機質なコンクリート地そのもののペンシルビルがくっついており、そのままではあまりに冷たいからか、内側には地元の方々(と思う)による壁画が描かれています。一方で自販機荒らしにより自動券売機はなくなったとかで、物騒な一面もあるようです。

 そんな無人駅にも、しっかり設置されたSUGOCA端末。ウチの職場にもこの駅を通勤で使う人がおり、毎日の利用者を、そしてお遍路さんやハイキング客を迎えていくことでしょう。


【ケーススタディ7】簡易改札が設置された駅(原町駅)

 さらにゆたか線を下り、原町駅へ。福岡市外の郡部とはいえベッドタウンで、駅付近には飲食店も多数。単線なのは泣き所で、せめて吉塚から篠栗までくらい、複線化できないものかと思います。

 そんな原町駅の改札に設置されているのは、簡易型自動改札機。切符への入場記録と回収、ワイワイカードへの記録を行うためだけのもので、ICカード端末は改札の外に設置されています。ICカードを利用する場合には、自動改札機を素通りして、端末にタッチせねばなりません。

 これ、なかなか妙な気分。切符を通さずに自動改札を通るなんて、(扉そのものがないのだけど)扉に足を叩かれるか、ブザーでも鳴るか、あるいは駅員さんに怒られないかという気分になります。またこの使い方に対する案内は一切なく、初めて出くわした人は戸惑いそう。「ICカードの方は通過して、あちらの端末にタッチして下さい」程度の案内は必要じゃないかしら。

 吉塚駅では終焉間近の「はやぶさ」と出会い、笹原駅に戻って「SUGOCA初日スナップ」は終了。都会派ICカードの割には、ローカル風情満点のショートトリップになりました。

 来週は地下鉄「はやかけん」がデビュー、秋にはnimocaが西鉄バス全線に拡大、そして来年の「nimoca/SUGOCA/はやかけん」の共通化へと、福岡のICカード網はますます広がっていきます。毎日を便利に、快適に。

 公共交通復権への足取りを、これからも追っていきます。

スゴカ毎日が始まった!~9.3.1 SUGOCAデビューの日スナップ~【3】

2009年03月01日 |  □ニモカはスゴカ、はやかけん!

【博多駅は鉄道の日】SL人吉お披露目会

 この日、博多駅ではもう一つの大イベントがありました。それは、この春復活する九州のSL・人吉号のお披露目会です。ホームにわずか30分据付け、外観だけ見られるというものでしたが、待ちに待った復活に、親子連れを中心に大盛況!

 SLに連なる客車は、あそBOY時代の50系を再改造したものでしたが、水戸岡デザインに大変身。ラウンジは昔の特急展望車を連想させ、ビュッフェもゆったり。春のうちに、必ずや乗りに行こう。


【ケーススタディ4】折尾駅のローカルルール

 再び上り電車に乗り、赤間へ。平行私鉄が(実質的に)ない福岡市東北部は、JRが私鉄的な役割を果たしています。春のダイヤ改定に開業する新駅・ししぶも、すっかり完成し開業を待っていました。

 ダイヤも快速3本・普通4本と充実しているようですが、快速の停車駅は増えており、一方で普通の運転間隔はバラついていて、都市型ダイヤというには今一歩。特急大通りとあって難しい区間と思いますが、ICカードと共に、都会化してほしい点です。

 記念カードが残っているとの情報が流れていた赤間駅も、14時の時点では完売になっていました。
 
 後続の快速に乗り、折尾駅で下車。風格ある下見板の木造駅舎も、駅改良工事であと数年の命です。重厚な赤レンガの地下道も、一部が工事で撤去されているところでした。

 ところで折尾駅は、鹿児島本線の発着する本駅の他、黒崎方面から直方方面へ直通する短絡線上に「鷹見口」なる別駅があります。この両駅間は一旦、改札を出なければなりません。SUGOCAで乗り換えるには? 検分すべく、わざわざやってきました。

 ところが本駅側の改札には、鷹見口への乗り換え方法の案内が一切なし。ちょうど改札には、有名な中学生駅員クンがいたので、
 「SUGOCAで筑豊本線乗り換えです!」
 と申し出れば、
 「どうぞ」
 と、有人改札をそのまま通してくれました。

 うってかわって、寂れたローカル駅風情の鷹見口駅舎には、あちこちにSUGOCA利用時の注意が出ていました。通常切符でも同様のルールだったので、本駅はわざわざ改めて周知する必要もないと判断したのでしょうか。

 ちなみに短絡線経由の電車は1時間に1本。以前はもっと多かったのですが、筑豊本線から黒崎までの電車は、折尾行きに変更されています。中心市街地として深刻な黒崎の地盤沈下で目的地とする人が減った一方、博多方面への乗り換えは折尾が便利というわけで、立て替えが進んでいるのだとか。

 もっとも折尾の統合新駅も数年内にお目見えの予定で、その時には状況がまた一変することでしょう。

スゴカ毎日が始まった!~9.3.1 SUGOCAデビューの日スナップ~【2】

2009年03月01日 |  □ニモカはスゴカ、はやかけん!

【ケーススタディ1】ロッカー・自販機・駐車場

 新しい物を手にしたら、さっそく使ってみたくなるのが人情というもの。

 コンコースの自販機を見ると、作業員さんがICカードリーダーに張られていた「SUGOCAは3月1日から」のステッカーを剥がしている真っ最中。さっそく利用者第1号になってみました。ボタンを押し、カードを触れ、ガチャンと飲み物が落ちてくるまで5秒以内。自販機でのスマートさは癖になりそうで、ICカードの大きなメリットのひとつです。

 SUGOCA対応ロッカーも登場しており、鍵がいらないという点で使いやすいのがメリット。ただ自販機、ロッカーとも普通のものとデザインがさして変わらず、存在に気付きにくいのが惜しいところです。奇しくも同日デビューとなったnimoca対応自販機はオリジナルデザインを身にまとっていて、否応なしに目立つ存在。せっかくデザインに力を入れたSUGOCA、あちこちで飾ってほしいと思います。

 エキサイドに停めていた車を出し、精算ゲートへ。エキサイドはJR九州のビルなので、駐車場の精算にもSUGOCAが導入されています。ジャラジャラ小銭を探し、手を伸ばしてお金を入れる手間がないのは、想像以上にラク。SUGOCAに限らずEdyやiDでもいいので、広く普及してほしいツールです。


【ケーススタディ2】自動改札のある駅(笹原・博多)

 家に帰って一眠り。昼前に目覚めて、某巨大掲示板を見てみれば、売り切れ駅続出の情報が。南福岡は、どうやら一番に売り切れた駅だった模様です。

 ご近所の笹原駅に行き、改札に「ピッ」とかざして上り電車へ。すっかり東京や西鉄でお馴染みのICカードで、ついにJR九州の電車に乗れる日がやってきました。なんだか、ものすごく都会的になった気分です。

 とはいえ、やってくる電車はいつも通りの813系。2駅、博多駅で降り立てば、SUGOCAブースには「記念カードは全て販売終了しました」の文字が躍っていました。午前中で売り切るとは、nimocaとのあまりの差に驚き。大手とはいえ一地方の私鉄・西鉄と、全国区のJRの違いでしょうか…

スゴカ毎日が始まった!~9.3.1 SUGOCAデビューの日スナップ~【1】

2009年03月01日 |  □ニモカはスゴカ、はやかけん!
 西鉄nimocaに遅れること約9ヶ月。ようやく、JR九州のICカード乗車券「SUGOCA」がデビューしました。
スタートの日となった3月1日はお祭りムード。その様子をお伝えします。

【記念カード発売】南福岡駅は15分で完売!

 ICカード乗車券デビュー時の「恒例」ともなっている、デビュー記念のオリジナルカード。SUGOCAも例外ではなく、通常デザインと全く異なる、ピンク地のかわいいカードが用意されました。

 限定枚数は2万枚と、nimocaの倍。一人当たりで買える最大の枚数は同じ5枚で、これなら余裕かなと思い、nimocaの時と同じ感覚で、発売10分前の6時50分に南福岡駅へ向かいました。

 ところがすでに、高架のコンコースから階段、地上に達する長蛇の列が! 整理員が「最後尾」のプラカードを持ち、列の途中には「これ以降、売り切れの可能性があります」の文字も…

 駅員一人整理に当たらなかった大橋駅の記念nimocaの列とはえらい違いだなと感心しつつ、売り切れの可能性とは穏やかではありません。まあ博多なんかと違って地元密着の駅、「コレクター」的な人より、新し物好きな「普通の人」が多かったようにも見えたので、全員が全員5枚買うわけでもあるまいと、そのまま並んでいました。

 あと5分、あと3分、ただいまから発売…と案内放送でのカウントダウンがあり、いよいよ発売開始。
 「階段の下の方にいらっしゃる方は、売り切れの可能性もあります」
 「ここまで5枚買われる方がほとんどです、売り切れの可能性が高くなっています」
 「博多駅は若干の余裕があるとの情報です」
 次第に悲壮感が漂う放送。2階コンコースにまでは上がれたものの、
 「窓口に入られた方で売り切れの見込みです」
 そしてついに、
 「申し訳ありません、完売となりました!」
 その時間、わずか15分弱。大橋駅のnimocaとは桁違いの勢いで、はけてしまいました。


 感心している場合ではない、博多駅に急がねば! 車を飛ばし、15分で博多駅へ。思うところあって筑紫口の「エキサイド」に車を停めコンコースに行ってみれば、特設ブースから駅前広場へ、南福岡の数倍、数十倍とも見える大行列が出来上がっていました。

 もっとも充分な数が用意されているようで、「この先売り切れの可能性」のプラカードもなし。並ぶ人の中には、すでにJR九州の紙袋を持っている人が多く、何度も並びなおして10枚以上買う算段のようです。なんか納得できないなあ…

 思いの他列の進みは早く、30分ほど並んで、ようやく特設ブースへ。窓口は5つもあり、完璧な体制を整えていました。整理に当たる駅員の数も半端ではなかったし、列を作るための柵も駅前広場まで続いていて、万全の体制で臨んだようです。JR東日本あたりのアドバイスを受けたのかな。

 僕は知人から頼まれた分を含んで3枚購入しましたが、他の人はほとんど上限の5枚買いの模様。準備されていた袋にも、台紙や案内が5枚ずつ入っているらしく、僕は2枚を抜かれて手渡されました。

 ともかく、無事に記念カードをゲット! よい記念になりました。

行列がすごかぁ・・・

2009年03月01日 |  □ニモカはスゴカ、はやかけん!
 デビュー記念SUGOCAを買おうと、朝6時50分に南福岡駅に並んだものの、わずか15分、僕のはるか前方で売り切れ。車をすっ飛ばして、博多駅に回ってきました。

 さすがは九州の代表駅。南福岡に比べ数倍、数十倍の人です。現時点で1000人いるんじゃないかしら・・・
 漏れ聞こえる話によれば、博多駅の準備枚数は8000枚。現時点で残り5000枚はあるとのことなので、一人5枚買ったとしても大丈夫な状態らしいです。

 売り切れはなさそうで安心だけど、エキサイドに停めた車の駐車料金が心配になってきました。

【追記】
 無事、買えました!