散歩者goo 

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昨日記131117日(三条界隈の画廊回り JARFO現代美術講座)

2013年11月18日 13時24分29秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
天気:晴・曇 0mm  19.3  8.5℃ 72% 1.8m西

昨日は、午後から京都へ行くため、日曜日にも係わらず朝早い時間から昨日記を書いた。

その上で、先月京都三条通り東山のJARFOでの現代美術講座で出されていた、課題
豊嶋康子作品の「鉛筆」「復元」について200字以内の感想文を書くということに取り組んだ。
実はこの課題は、先月から気にはなっていたが、私の悪い癖で、時間が迫らないと仕事をしない癖があり、一昨日昼、西天満に出かける前にネットで豊嶋康子作品について調査をしていた。
その前の日は、先月手帳にメモしたノートを整理して、現代美術メモというタイトルでブログにした。

講座で取り上げられた現代美術と美術の区分や、それ以外にこの講座では触れられれていないが、アールブリュットといった定義や区分のことも以前から気になっていて、その意味も考えもしたし、私なりに現時点での考え方もまとまりつつある。

私は、美大に行ったわけではないので、深い専門的な考えは持っていない。
それでも、一応ギャラリー経営もし、その間、多少は美術系の本を読んだり、作家や専門家の話を聞いたりして、美術・芸術に関しての勉強もした。
それなりに、門前の小僧程度に、美術に関しての知識や概念については、一般の素人の人よりは、作品の見方や考え方や美術に対する基礎的な知識といった情報は、多少多いのではないかと思っている。
そういうわけで、前回の講座で出された課題もそれほど問題なくこなせると思っていた。

ところが、作品に関する答えともいうべき、解説を読みこなしていても、200字にまとめるのは難しかった。
特に今回は作品以外に、現代美術の本質に関することも触れようと思ったので、客観的に見て無理があるが、それでも不完全な形であるが無理やりまとめた。
その文章は、現代美術美術メモ20131020(20131115作成)(http://blog.goo.ne.jp/sksoo/e/6b359425d54aaf9541c8d6ec5b838472)の末尾の参考に掲載してある。
短時間で書いたために、作者のテキストそのままの考えに流されていて、独自の視点は出せなかった。

とにかく、出発時間も迫っているので、200字の短評?をプリントし、自炊は時間がかかるので止めにして、昼過ぎに出かけた。
昼食は駅中の牛丼店で食べた。

京阪三条で降りて、そのまま蹴上まで三条通沿いに、現代系画廊を巡り歩いた。
三条通りの並木はかなり色づいていた。
始めに地下鉄東山駅南出口の西にあるJARFOに寄って、人気小説家の五木寛之氏夫人の五木玲子展覧会を見た。
50歳から精神科医を辞めて美術を始められたといい、五木氏の小説の挿絵や表紙にもなっているという。
すばらしい作品である。
土曜日に、ご主人のギャラリートークがあったというが、多分超満員であっただろう。
五木寛之ファンは多いと聞く。
その後ギャラリー16に行った後、トイレを探しに美術館に向かった。

久しぶりにお気に入りの白川の側道を通り神宮道に出た。
白川から疎水周辺の木々も美しく色づいていた。

京都市立美術館では、独立や自由美術の展覧会が行われていた。
特に自由美術の人は、昔、個展やグループ展をしたこともあって、知っている人が多いが、中に入ると世間話をしたりして1時間以上は出られなくなり、他の画廊を回る時間がなくなるので、見に行くのを止めた。

神宮道を三条通まで戻り、クンストアルツ はねうさぎ モーニング ニジ すずき とお決まりの現代美術コースを見て回った。
それぞれの画廊の展覧会は、実力者の展覧会もあり良かったが、詳細を書く時間は無いし、昨日記の目的でもないので省略する。

画廊回りのあと、講座が始まる7時までの間、疎水から南禅寺あたりへ行き、出来れば哲学の道へと思っていたが、5時近くなると日が落ちて暗くなることは誤算だった。
仕方なく疎水回りで、神宮道に出て、三条通のファストフードで、お茶しながら本を読んだ。

JARFOでの講座を聞いた。
今回の、テーマでもある作品の実物は、福田美蘭さんのサインも無い、無名のポケットティッシュ作品?だった。
彼女は、この無題の本物のティッシュ作品?を無料で千個配布したという。
その余りを、講師の尾崎氏がもらったのだという。
そのポケットティシュの表には、ベラスケスの有名な作品の、視点を変えた位置から見た彼女の作品が印刷されていた。
私は、いろんな意味で、すばらしい現代アートだと思った。

ところが、彼女の作品に価値を認めないという、作家さんの発言もあり、面白いやり取りがあった。
現代美術を理解するには、最低限ダダ(反芸術)の思想を理解しないことには、話がかみ合わないだろう。
自然科学には真理は一つだが、芸術は、人間の価値観に依存するもので、絶対というのはありえないと思っている。(具体例は身近に山ほどある。簡単な話、同じ分野ですら趣味の違いがあるのがそうだ。)
ところが、多くの芸術家は自分の世界だけが最高(真理に近いもの)と信じているが、それは歴史、民族、宗教
、その他人間に付帯する要素で変化する。同じ音楽でも日本人ですら、普段から接していないため、私も含め人間国宝の浄瑠璃を理解できない人が多い。)
事実、音楽でも美術でも、例えば同じ美術でも違う分野の人を間違っていると批判することは多い。
ハードロックで浄瑠璃を聞くことは出来ないのだ。
価値観・パラダイムが違い、具体的には、文法文脈が違うのだ。
それを、同じ価値観であることを前提として議論すること自体、無理がある。
それにしても、そうした違った意見を生で聞けたのも、いい体験だった。
2次会にも時間があればいけるのだが、私自信の経済的問題もあり、参加したかったが、2次会に行くのは止めた。
私の経済問題は、年末のアルバイトをこなせば、この問題は、解消される可能性が強いし、それでも足らなければ、次のアルバイトを探せば良い。
ただ、現状でもPCをウインドウズ7又は8の型落ちにするか、ソフトのバージョンUPをすれば、来年の出費は格段に抑えられるので、年末のアルバイトに加えてまで、来年もアルバイトしなくても、贅沢しなければ全く問題なく生活できる。

帰りは、10時前ぐらいになった。

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参考ブログ集 散歩者gooより
(参考ブログは、数週間に1度追加削除しています。数か月以前のものは分野別<芸術 健康 エッセイ 歴史宗教思想 情報機関> に分類しています。)


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