午前中、半年前から予約していた歯科クリーニングに行った。
40代から歯周病にさんざん悩まされてきた。
最も認識させられたのは、40歳になったときにアメリカに語学留学したが、その時に歯周病が発生し非常に痛い思いをした。
当時は歯ぎしりが強くと、歯根の血行が悪くなり歯茎が腫れたか壊死したと思った。
多分、そのことが原因・引き金だろうと今も思っているが、根本的には歯周病でほぼすべての歯が歯周病で侵されていたことが原因と思っている。
当時は歯周病や歯周ポケットという言葉は日本では普及してなかった。
アメリカで医師が、歯周ポケットと何度も言っているのがはじめまったく理解できなかったのを覚えている。
詳細は
「歯周病予防(追)」に記載
(https://blog.goo.ne.jp/sksoo/e/2dffdce725cead7d0e15c1f304d57905)
それ以降も、現在まで歯周病が原因で痛い目をし、親知らずを含め2―3本抜歯し25本弱残っている。
今は、朝昼夜と3度極細の歯ブラシで歯磨きをし、その後太い歯間ブラシと極細歯間ブラシを使って磨いている。
その結果、クリーニング前の検査でも問題はなかった。
午後からJR大津駅近くにある2kwギャラリーに行った。
2kwギャラリーは、大阪の西区の靭公園横にあった時から、なじみのギャラリーであり、オーナーやスタッフの若手で活躍している現代作家たちともよく話をし、ギャラリートークにも参加し、その席でたびたび質問もしたことがある。
大津市に移ってからも案内はいただいているが、交通費がかかるので今まで数回しか行っていなかった。
そこで昼得切符を買い行こうとしたこともあるが、知り合いの作家の展覧会に行こうとして、切符が期限切れになって行かなかったことも、以前昨日記に書いた。
これを読んで、なぜ切符が買えないのかとか、そうしたことにこだわるのかと疑問に思うだろう。
その原因となった貧困については今までに同じようなことを繰り返し書いたし、今回途中で筆が進んで書いて長くなったので、末尾に切り離し掲載しておく。
さて2kwギャラリーでは、現代彫刻家の原田要氏の個展が開かれていて、この日は元大阪教育大学教授の那賀先生によるギャラリートークもあった。
原田さんは那賀先生の教え子だ。
私が西天満でギャラリーCRUCEを運営していた時に、那賀先生の企画で大阪教育大学の学生の展覧会をしていただいたことがある。
原田氏の彫刻は、本人は絵画であるという主張であり、その根拠は那賀先生の学説に由来しているらしい。
以前から那賀先生が、美術史の大作の本を執筆中らしいということは聞いていたが、この時もその話が出た。
話の内容は非常に面白かったが、さてそうした学説も含むであろう本が完成し、一般に認められるか今後を注目したい。
原田氏の作品は、非常に印象的な作品もあった。
彼の個展には何度か行き話も伺っていたが、今回の那賀先生のギャラリートークと、それに関連した原田氏の発言で、作品の背景や原田氏のコンセプトと那賀先生の学説との関係も見えてきた。
ギャラリートーク後パーティーがあり、先生をはじめ知り合いの作家たちともいろいろ話が出来た。
帰宅後は、夕食の支度が出来ておらず、副食を一から作らねばならず、大急ぎで必死に作った
11時頃に銭湯に行った。
非常にあわただしい一日であった。
我が貧困の実態
今まで貧困に関し繰り返し書き連ねいやになった人も多いだろうが、私にとっては貧困は常に認識すべき事柄であり、最重要事項で、一歩間違えば間違いなくホームレスになる可能性があるのだ。
(生活保護は悪いと思っていないし、多分ホームレスになる前に生活保護を受けられると思っている。)
現在貧困状態で年金生活をしているが、日常生活の工夫をすることで困ることなく、それなりに快適な生活をしていて、緊急事態に備え節約し<冷暖房なし・銭湯は週1・他ジムでシャワー・外食飲み会は原則禁止・大阪市以遠は極力出かけない>年に数万円程度の余剰資金を蓄えて、最悪、病気や家電製品(PC・冷蔵庫・・)が壊れても10万円程度以下なら対応できるようになしている。
しかし、年間の余剰資金が出ないどころかマイナスになった年もある。
そういうこともあって、私にとっては、日々の千円単位のお金が重要なのだ。
こうした心境になったのは、自己破産前の悲惨な経験を身に染みて記憶しているからである。
私は、脱サラ直後(30代末)は4―5千万円以上株を持っていて、時間はないが余裕のある生活をしていた時期もあった。(マンションをキャシュで購入可能だった。)
一方、ギャラリー廃業(2000年)以降は(特にその後非正規社員や営業社員後に始めた自営業に失敗した十数年前)400万円近い借金をカード会社からし、それでも生活資金が足らず数十万円の生活資金の借り入れを大阪市から受け(予定通り完済 親しい友人に保証人になってもらい大変お世話になった。)たが、その後自己破産せざるを得ない状況で、悲惨な極貧生活を送った経験もある。(その当時眠れなかった。)
その実態は、その日の食べ物を心配しながら、スーパーでくず米を購入し傷んだ野菜や賞味期限切れ近い処分品を買いあさり、地方税の滞納差し押さえ<手持ちの版画類や絵画をすべて持て行ってもらうつもりでお願いしていたが、府市の税務署は換金価値なしとして差し押さえをあきらめた。>や、その後、毎月のように来る家賃電気ガス水道電話放送の滞納停止警告におびえ振込や相談に走り回りATMでお金の出し入れをし、翌月か数か月後に具体化するかもしれないホームレスの生活を頭上演習し、大阪城公園のホームレスを観察し、生活に必要な装備を考えていた。
こうした、極貧の時代が数年以上続き、自己破産後(自己破産するには裁判所の審査があり、違法行為や浪費が原因の場合は認められない。そのためすべての収入出費の証拠<レシート等>が必要)は生活も安定し、カードローンも再び使えるようになった。(キャッシュレスとしてのクレジットカード(カードローンは使えるが、使わない。)使用の場合、カード使用金額と同額を別の財布に貯め、銀行から引き落とし時に同額を通常の財布に戻している。)
そうした経験から、とにかく絶対に身の丈に合った生活をし、赤字は出さないと決めている。
コンサートや美術館・博物館等の有料展覧会は、トータルで、せいぜい年数回程度の参加が限度だし、飲み会も同じだ。親しい人や気の合った人と帰りにお茶すら躊躇するし、まして催し物の帰りに女性とお茶することは、経済的に無理である。(ギャラリー時代からそうであった。上六のギャラリー時代にはTさんからの差し入れのカップヌードルで、10日ほど感謝しながら昼食をとったことがある。)
従って、催し物が終われば飲み会に参加せず、すぐに帰る場合がほとんどになる。
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