散歩者goo 

タイトルのgooは、同名のHPやブログと区別の為付けてます。HPの「散歩者」はこのブログ筆者の私とは全く無関係です。

騙される?一般消費者

2012年02月21日 16時08分35秒 | 商品・サービス・経営・企業・
民放の朝のワイドショーで新型牛乳紙パックが話題になっていた。
注ぎ口の形状が変わり、牛乳が注ぎやすくなるという。
このデザインは、大学との共同研究で完成したそうで、外形は変化ないが、注ぎ口関連の折目の形状は曲線を利用していて、かなり考えて作られた感じがする。
牛乳の紙パックの容器のデザイン変更は数十年ぶりという。

しかしワイドショーでは、決して触れていない問題があった。
コメンテーターの一人がその問題に触れようとして、口をつぐんだ。
ストップが掛かったのだろうか。

多分、容器が新型になると同時に内容量が1ℓから少なくなるのではないか。
このように、不況になりだして以来、価格帯は変化ないのに容量や重量が突然変化しているという製品が、増加している。
一見値上げはしていないように見えるが、実質大幅な値上げをしているのだ。

例えば、1L用ペットボトルがデザイン変更して近年950mlとかの900mlにしている物が多い。
1ℓから比べると1割値上げであるが、消費者は全く気にしていない。
納豆でも50gが45gになり、今では40gの物もある。
また老人や女性向けを口実に、価格は同じでも量を減らしている食品が多い。
それ以外にも、液体食品の濃度を薄くしても差し支えない場合、薄くすると実質値上げである。
例えば、レギュラーコーヒーをアメリカンにすれば、薄くした分利益が出る。(アメリカにアメリカンというコーヒーはない。アメリカ人は一日に何杯も飲む人が多く、薄いコーヒーしか飲まない。アメリカのカフェレストランではコーヒーのお替り自由で、コーヒーアーンで大量に作った薄いコーヒーを飲んでいた。)

消費者は、価格を上げると買い控えするが、量が少なくなって、値段がそのままであるとほとんど気にしない人が多いようだ。
ある意味消費者はごまかされていることになる。
しかし、業者の立場に立つと、原材料が高騰しても価格に転嫁できず、やむを得ずこっそりと量を減らしたり、添加物を増やしたりして、実質値上げをしているのだろう。
付加価値を付けて売るというのも、単純化すればお客様に納得して高い商品を買ってもらうことになる。
しかし、中には便乗値上げもあるのだろう。
我々消費者も商品を購入するときは、賢い選択をする必要がありそうだ。

コメント