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中高年の脳の老化防止とネット

2011年11月08日 11時12分36秒 | 医療・健康・運動・食事・予防
2009年のネットニュースを見ると、米国の研究で、中高年がインターネットで検索を続けると、脳が活性化される事がわかり、認知症予防に繋がるかもしれない、という意味のことを伝えていた。

同時に、ブログと似た機能の「フェイスブック」を利用している学生は、勉強時間が少なくなるため、成績が低下する傾向にあるとの分析も載せていた。

私の場合、ブログを書くときはある程度調べたり、ニュースを参照して書くことが多い。
しかしブログを書いたりしなくても、興味を持ったことについてインターネットで調べたりすると、調べた内容の中で又疑問がワイたり、別の項目にも興味を持ったりする。
ウイキペディアを使用すると、ついつい深いく調べて時間がとられることも多い。
このように、ブログを書いたり、ネットで検索する時は、かなり頭を使っていると思うし、書いたことに誤りがないか調べたりするので、頭を使う効果は大きいと思う。

しかもこのような頭の使い方は、読書に比べてはるかに能動的で、人間の活動の仕方にも大きな影響を与えるのではないかと思う。
これは人の会話が脳の活性化に良い影響を与えるのと同じ原理ではないだろうか。
すなわち、どちらもオーラルの関係なのだ。
一つの物事に対して、反応があり又それに対し違った反応がある。
ネットでの調べ物や、書くことも構造的にはよく似ていると思う。

更に、ツイッターやフェイスブックやブログでは、ネットを通じての交流もあるので、そこでも会話と同じ事をネットでしているので、結構頭を使い認知症防止に役立つのではないかと思っていたが、学問的にも説明が付いたようだ。
そういう意味でSNSはもっと、シニア世代に活用されるべきだと思う。

しかし、私の周りを見回してもネットをしている人はまれである。
同窓会でネットがらみの話をしても全く通じない。
極一部の人だけがメールを頻繁に使うていどである。

その原因をいろいろ考えていたが、未だに結論は出ない。
しかし、私がネットの前提となるPCの使用を振り返った時、大変な苦労をした。
それはキーボード操作だった。

とりあえずタイピングの必要性に気付き練習を重ねた。
ところがなぜひらがなをローマ字で打たなければならないのか分らなかった。
しかし、ひらがな打ちで練習したタイピング速度は上がらなかった。
そこでやむを得ず、ローマ字に切り替えると、タイピングスピードは、向上した。
なぜローマ字打ちか、身を持って体験した。

このことを思い起こすと、中高年者のPC活用は、タイピングの問題が大きなネックになっている可能性が強い。
同時にPCの使用法キー操作やファイル操作を覚える必要もあるが、中高年にとっては、これも大きな壁であろう。
いずれにせよ、ネットワークを活用してもらうためにするにはまずタイピングの練習が不可欠なのではないだろうか。
タイピング練習だけでも、多分脳の活性化に繋がると思う。
また、最近では、障がい者向けに普及している、音声入力を活用することによって、SNSの利用者を増やせるのではないかと思うし、そのことにより、中高年者の脳を活性化できれば良いのではないかと思う。
それでも難しい人には、ネット電話の活用も考えられる。


もう一つ判明したSNS利用と成績の問題については、以前別のブログで取り上げた問題、ブログに費やす時間と仕事に与える影響と共通する問題だ。
私も、ブログを読み書きする時は、何時間でも楽しめる。
ブログを読んでいても面白い記事も多いし、コメントでの対話もいくらでも出来る。
お返しのコメントや、面白い記事へのコメントや馴染みの人の記事へのコメント等をやりだすと切がない。
私は、ゲームはしないが、ゲームでも同様のことが起きているのであろう。
ただゲームやギャンブルの場合は、中毒とも関連する要素があるとも指摘されていて、同一には論じられない問題もある。

私の場合少し込み入った内容の記事を書くと、夢中になり長いブログになる。
それに確認ために調べたりする作業が入ると、瞬く間に数時間は過ぎてしまう。
人は、一日24時間でしか暮らせない。
SNSに夢中になりすぎると、時間配分の上で影響が出ている。
すなわち学生の成績低下問題は私の場合と同じ問題でもある。
ブログの読み書きは趣味の一つである。
趣味と仕事とを同一にするわけにはいかないのだ。
何が自分にとって本当に重要なのか、価値観を問い直す問題でもある。


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