教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

時代の中の人間像

2005年10月26日 23時55分55秒 | Weblog
 今日も昼登校。しかし、洗濯物を干して、昼飯を食べてから、12時代の登校なので進歩したものだ(それでもダメだろう(笑))。登校後、雑務を済ますとすでに14時。何だか損をしたような気がする。やっぱ早起きしないとなあ…
 例によって年表作成(昭和9年)。昭和6(1931)年以来、『帝国教育』も時代を反映してか、だんだんきな臭い感じになってきた。しかし、当時の人たちの生の声(といっても70年以上時を超えた文献を通してだが…)に目を通していると、彼等もいろんな時代のとらえ方をしていたのだなあと何気なく思う。私は雑誌記事をずっと読んでいるわけだが、これらの記事はやはり「消費」される情報なのだと思う。そのためか、執筆者も素直に思ったことを書いており、着飾った学術論文よりも生に近い言葉のような気がして仕方がない。そしてその言葉を読むにつれ、そこに表れているのは、理想と現実の間でどう両者の折り合いをつけるか、格闘している様子に私は見える。所謂「十五年戦争」と後に呼ばれ、自由や人権があちらこちらで抑圧された時代。その中で必死にもがいている人間を見ている気がする。『帝国教育』に執筆している人は、いわゆる「体制側」の人たちが多いけど、そういう人たちすら、そんな風に見えるのは私の目がおかしいからだろうか?
 まあ、そんなことを思いながら、年表作成のノルマを達成。その後、明日の研究会の準備をする。日付が変わったので、そろそろ帰ろうかと思って何気なくホームページを開くと、研究用掲示板にKさん(掲示板では基本的に実名(匿名にしたい方はそのままで)でやろうと思いますが、このブログでは匿名にしたいと思います)から新しい書き込みを発見。あっ、書き込まれてから一日以上経ってる。書き込みの遅いことを申し訳なく思いながら、思ったことを書いた。
 そして、最後の仕上げにこの記事を書く。また夜遅いなあ…(2005-10-27 01:35:17)
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