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教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

腰が痛い中の近況

2015年11月17日 21時55分35秒 | Weblog

 3週間ほど前からぎっくり腰になって、動くのが億劫になっている毎日をすごしております。

 先日、中国四国教育学会で発表してきました。明治30~40年代において、「教師が研究すること」の意義がどのように論じられていたかを試論しました。国会図書館所蔵の当時刊行の書籍から関連する言説をピックアップして、その傾向を整理・分析したものです。発表はかなり活発に質問をいただきまして、よかったです。
 たぶん中国四国教育学会の紀要で活字化します。次は、もう少し史料を広く収集して実証の精度を高めるのと、社会的要因の分析もしていきたいと思います。もちろん教育会研究にも絡んでいます。時間と研究費がほしいです。
 中国四国教育学会は、第一日目の午前だけ参加して帰宅。第二日目は、学内分掌のうち主担当の行事と重なっていたため。出会えなかった人には失礼しました。

 行事とは、学友会体育局主催のうんどう会。参加任意の行事ですが、私は主担当で役割もあるため出なければならない行事でした。役割はしっかり果たせたと思います。

 また、現在、4本の論文を執筆中。上の中国四国教育学会紀要の論文のほか、教員養成における教育史教育のあり方について、幼稚園教育実習のカリキュラム(事前事後含む)について、学び続ける保育者を養成することを目指すカリキュラム(幼児教育学演習、教職実践演習)についての論文を書いています。今までやってきたことをいったん取りまとめておこうと思ってます。実践報告論文は初めてです。
 腰の調子がよくなくて無理できないので、なかなか進められないのがもどかしいです。

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明治30~40年代における「教師が研究すること」の意義

2015年11月13日 20時57分16秒 | Weblog

 明日、岡山大学で中国四国教育学会があります。今回は、「明治30~40年代における「教師が研究すること」の意義」と題しまして発表します。

 当時の人々が、教師の教育研究の意義についてどのように認識していたかを明らかにします。国会図書館所蔵の教育書を使って試論を試みたのですが、またもや面白いことがわかりました。今後の研究発展につながる予感。

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学び続ける明治期の教師たち

2015年11月11日 20時24分47秒 | Weblog

 自分でするのもなんですが、ちょっと宣伝です(笑)。

 拙著『鳥取県教育会と教師―学び続ける明治期の教師たち―』(鳥取県史ブックレット16、鳥取県、2015年、500円)

 はじめに
1 鳥取県教育会とは何か
 (1) 明治期鳥取県教育会の目的と事業
 (2) 因伯私立教育会の結成―鳥取県教育会の嚆矢
 (3) 明治期鳥取県教育会の会員と幹部
2 鳥取県教育会における小学校教員批判の勃興
 (1) 明治30年代における小学校教員
 (2) 日清戦争後の小学校教員批判
 (3) 教員検定試験と教員の学び
 (4) 県内教員の性質に対する批判
3 鳥取県教育会における教育研究態度批判の展開
 (1) 県内教育界の混乱・鎮静・安定化
 (2) 授業参観・批評の奨励
 (3) 実践的・実効的教育研究の推進を目指して
 (4) 子ども・地域・国家の事情に応じた教育開発
 (5) 明治30年代の鳥取県教育会における小学校教員批判の特徴
4 鳥取県教育会による教育研究の奨励
 (1) 鳥取県教育会における事業の多様化
 (2) 教員講習事業の展開
 (3) 県内における教育研究の発表推進
 (4) 日露戦争に関わる教育研究調査
 (5) 県内外に拡がる教員社会の形成と教育研究の奨励
 (6) 教育成果と教育研究
 おわりに

 新鳥取県史編さん事業では、通史編を作らない代わりにこういうブックレットを作って頒布しています。誰も書いたことのない新しい研究成果ですので、鳥取県史研究はもちろんですが、日本教育史・教員史・教師論の研究書としてもぜひ。教師が教師としてのあり方を模索する上でも、刺激を与えうる内容だと思っています。
 もう少し詳しい説明はこちら(4月12日記事)。

 本書の入手方法は、鳥取県外の方の場合、鳥取県立公文書館に問い合わせて購入するしか手がありません。一般の書店やamazonなどでは取り扱っていないので、お手数かけますがよろしくお願いします(鳥取県内の書店は販売しています)。なお、県公文書館HPの「配送による頒布方法」のリンク先がなくなっていますが、HPページ下の連絡先に連絡すれば手に入るはずです。
 いくらか白石も持っていますので、知り合いは連絡してくださればお分けしますよ。上の画像は、作っていただいたチラシ。シブい出来です。

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文教祭

2015年10月13日 23時55分55秒 | Weblog

 日曜・月曜と大学祭(文教祭)でした。
 私は学生生活支援委員のため、朝から夜まで勤務。なお、日曜は保護者との交流行事である教育懇談会、月曜はOCのため、多くの教職員が動員された「連休」でした。
 学祭は無事終了。アーティストのイベント実施にかかわるため、大いに気をもんだ雨もたいしたことはなく、ほっとしました。4年生恒例の合唱も感動のフィナーレを迎え、私も陰ながら支えることができました。模擬店もおいしいものばかりでした。1年チューターとしては、我々は何も言わなかったのですが、有志で集まって模擬店を出している1年生がおり、驚くとともにうれしかったです。
 行事はやればいいというものではありませんが、作り上げる過程で、学生達の成長を確実に促します。今回もたくさんの学生たちがそれなりに成長したことでしょう。学祭実施を支えたすべての関係者に感謝です。
 写真は後夜祭終盤のステージです。

 なお、教育懇談会も、保護者との交流によって学生理解の貴重な機会になりました。

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6~8月の業務

2015年08月16日 23時55分55秒 | Weblog

 6月以来まともな記事を書いてきませんでした。公私ともに多忙でした。記事にできそうな話題がないな~と思っていたら、いつの間にかお盆が終わってしまいましたね。やっと成績評価が終わったので、備忘録としてやってきたことを整理しておきます。

 6月は、実習巡回指導、高校訪問(営業)、母校の院生の教職課程担当教員養成Pの教壇実習受け入れ、実習事後指導、通常授業、学内委員会・学科内分掌、および教育学と教員養成に関する研究会などがありました。とくに実習巡回訪問と高校訪問のため、かなり時間を割くことになりました。
 7月は、チューター業務、実習評価開示面談+ゼミ生の進路面談、鳥取県史編纂関係の会議、実習事後指導、通常授業、学内委員会、教育情報回路研究会、OC模擬保育リハーサル助言・当日業務などに取り組んでおりました。とくに鳥取県史の仕事がたまってており、月末締め切りの資料集の解説書きに思った以上に時間がかかってしまいました。台風の影響で予定が崩れてしまったため、行こうと思っていた教職課程関係の研究会に出席できなかったのが残念でした。
 8月上旬は、成績評価、非常勤授業最終回、ゼミ生の就活支援、FD、鳥取県史関係の講演・資料調査、会議、実習巡回指導などであっという間でした。成績評価がなかなか進まず、苦労しました。中旬最後にある某教育センター依頼の研究指導助言に関する打ち合わせもありました。

 8月下旬以降しなければならないことは、FD、就活支援、実習巡回指導、県外での研究指導助言、某学会大会に向けての原稿執筆(小)、OC業務、初教2年生対象「野外活動」関係業務(合宿)、教職カルテ付けなどです。9月に入ったら、後期の授業準備を始めながら、秋の学会準備×2もキリのいいところまでしてしまおう。
 適度に息抜きしながら、前に進んでいこうと思います。

 前期は、授業改善および新規の授業づくりに時間をコンスタントにかけていたため、ほとんど時間に余裕がありませんでした。成功・失敗いろいろありましたが、がんばった甲斐あってかなり授業の幅が広がってきました。後期は昨年同様、前期に増して授業コマ数が多いので、授業改善の余裕はあまりありません。後期の授業にも生かすつもりでつくってきましたので、何とか回していけるかな。

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今の仕事を整理してみる

2015年06月11日 23時45分08秒 | Weblog

 忙しいす。

 今年度前期は、新しい授業が多いわ、実習巡回指導を効率化するのに失敗するわ、高校訪問(営業)に行かなければならないわ、頼まれ仕事の研究も多いわで、ただいま頭ぐちゃぐちゃです。毎日の仕事が細切れになって集中力が切れ切れになるので、どうなってるか整理してみる。

<最近の仕事>
 (教育)
・昨年度と同じ科目の担当・授業改善 (続行中)
・ゼミ生7名の卒業論文指導・就職活動支援 (続行中)
・卒論の質を上げるための3年生対象「幼児教育学演習Ⅲ」の主担当と内容改革 (続行中)
・指定幼稚園での3年生対象「教育実習Ⅱ」主担当 (続行中)
・初等教育学科1年生対象の「教師論」オムニバス担当 (これから)
・「教育実習Ⅱ」「教育実習Ⅲ」の事前指導・巡回指導 (Ⅱは続行中、Ⅲは本日終了!)
・某大学非常勤の「教育の思想と原理」 (続行中)
・某大学大学院の教職科目担当教員養成プログラムの教壇実習受け容れ (続行中)
・某大学非常勤の「道徳教育論」 (これから)
 (校務分掌)
・県外の高校訪問(営業)10数校 (これから)
・初等教育学科1年チューターとしての学生指導 (現在落ち着いたか…?)
・初等教育学科1年チューター主任としての業務 (時々)
・学友会体育局顧問としての助言・支援 (続行中)
 (研究)
・某研究書掲載予定論文の校正(戦後教育会史に関するもの) (これから)
・某研究紀要掲載予定論文の校正 (これから)
・新鳥取県史資料編の選定資料校閲と解説執筆 (続行中)
・『鳥取県教育会と教師』関係の某仕事 (これから)
・広島文教女子大学教育学会での60分講演 (済)
・某教育会雑誌に関する研究 (これから)
・科研費応募のための準備 (これから)

 道理で。こんなに種類が多いと、そりゃ集中力が細切れになるな。
 自分のやりたい研究に取りかかるスキがまったくない。はたして秋の学会発表もできるのか。てか、ここに入れられない段階でやばい…

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鼻づまり解消法(我流)再び

2015年06月02日 23時55分55秒 | Weblog

 かなり放置しておりますので、まめ知識でもご披露します(笑)。

 みなさん、鼻づまりでお困りの方はいらっしゃいますか? 私は慢性的に鼻づまりです。鼻づまりは睡眠時無呼吸にも悪影響で、対策は私にとってある意味「死活」問題です。鼻うがいは欠かせませんが、鼻うがいができる状況はかなり限定されます。そこで、私がやっている簡単な対処法を2つご紹介します。

 まず1つ目は、鼻づまりのツボ押し。「鼻通(びつう)」「迎香(げいこう)」「合谷(ごうこく)」「上星(じょうせい)」「百会(びゃくえ)」「清明(せいめい)」というツボが効きます。ツボの位置については画像検索した方がわかりやすいですので省略。指で探してみると少しコリがあると思うので、そこをマッサージしてやるといいです。強さは気持ちいいくらいで、強すぎて痛くしてもあまり効果はないような気がします。
 2つ目は、鼻つまみ療法。鼻腔(びくう)や肺の中の空気を十分吐き出してから口を閉じ、鼻をつまんで息を止めてしばらく我慢します。すると鼻の中で「ぐっぐっ」という音がなるはず(痛くはありませんのでご安心を)。ある程度我慢したら呼吸を戻すだけ。そうすると、なぜか鼻づまりが改善されます。原理はよくわからないので詳しい方に教えて欲しいですが、たぶん気圧の関係ですかね。
 1つ目も2つ目も、詰まっている方の半身を上にして横になりながらやると効果が上がる気がします。
 なお、点鼻薬はお勧めしません。即効性はありますが、使いすぎると副作用が… 私の経験は、以前の記事を参照。(鼻づまり解消法(我流)鼻づまり解消法(我流)補筆

 

 なお、鼻づまりは大丈夫ですが、ただいま絶賛不調中。
 公務は特段変わったことがあったわけではありません。いつものように、成功したり微妙な結果になったりを繰り返し、頑張っても頑張ってもやるべきことが増えて、充実感を十分感じる間もなく疲労感を蓄積する毎日です。30代の職業生活ってこんなもんだと思っています。忙しくないのも役立たずみたいで嫌ですし、複雑な気持ちです(^_^;)。
 問題はプライベート。もちろん私の状況で30代らしいプライベートを送れるはずもないですが、このままではいけないといろいろ努力してみるものの、自分の判断ミスや生来の消極性のため、結局ストレスをかかえる結果を多く呼び込んでしまっています。関わってくれた人々にも申し訳ない気分でいっぱい。
 「自分を変える」過程は、痛みを伴うもの。結果的に必要な痛みになればいいのですが…

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実習事前事後学習の効果が上がってきてます!

2015年05月05日 14時40分16秒 | Weblog

 GWは、たまった仕事をしたり、友達と遊びに行ったりできました。こんな風にちゃんとリフレッシュできているGWは、社会人になってから初めてかも(笑)。4月は激務だったから、いいよね!

 仕事は、新しい授業を作る準備をしたり、教材研究したり、新しく科研に挑戦したいテーマを練ったり、とクリエイティブなことができて、これも嬉しい。

 GWが明けたら、実習前の学生たちの課題をチェックしなきゃ。この間、四年生に事前の課題がよくできていたのでよくできてたよと返却したら、満足してなかったらしく、自分たちで見せ合って「コレじゃいけない!」とか言ってたらしい( ̄∇ ̄)。最初私が役に立たないと言われたような気がして、ちょっとショックでしたが(笑)、よく考えたら学生が成長したための発言だと気づきました。
 去年の夏くらいの事前指導から、自分たちで実習目標などをチェックしあって、学生が自分たちで準備の質を高める活動を仕掛けてきました。今まで教員に頼る傾向が強かった学生たちに、自分たちで考え合う習慣をつけさせたかったからです。初め学生たちは戸惑っていたのですが、だんだん意外な効果に喜んでいたので、このまま習慣化したらいいなあと思っていたところだったので、よし!という感じです。
 事後学習も、事例研究に切り替えて半年がたちました。一度目(昨年夏)の時はいまいちの内容もありましたが、二度目(4月)の事後学習はなかなか素晴らしいものになっていました。四年生の発表を三年生も聞いていたのですが、かなり刺激を受けた様子。これから三年生も事例研究に取り組ませる予定ですが、さらに進化させてくれるといいな! いい流れです!

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新緑の輝く季節が始まった

2015年04月22日 20時59分52秒 | Weblog

 やっと年度初めの大きな行事があらかた終わりました。外は輝くばかりの新緑の季節に突入。仕事は比較的順調なので楽しいのですが、仕事ばっかりでちょっとイヤだなとも思ってます。今度の休み、どっか行こうかな。

 17日に一年ぶりに誕生日を迎えました。9時から働きづめで19時にやっと解放され、翌日土曜も授業だったのでそこから翌日の準備(授業3つ)に取り掛かり、夜中にイライラさせられるトラブルもありながら、翌日1時半に一通り準備を終えて一日を終えました。その間、上司や同僚、友人から誕生祝いの言葉や食料をいただき、「ありがたや、ありがたや」と手を合わせていただきました。

 あと、先週から1コマだけ母校に非常勤講師に行き始めました。後輩たちを相手に講義するのはとても緊張しますが、手ごたえはあります。

 本学でも、すべての授業が開始しました。昨年度にいろいろ提案したため、言いだしっぺが新しい科目を担当することになり、準備が大変ですが、そこそこ手ごたえがあると感じています。昨年度から受け持っている免許必修科目も、免許取らないけど履修していいですかという人が出てきて、これまた手ごたえを感じています。
 チューターをしている1年生についても、大学生活が軌道に乗ってきたようで楽しくなってきたみたいです。また、本学科には不本意入学者もいるのですが、その人たちもここでやっていく覚悟を決めてくれたようです。さっそく「文教でよかった」という声が聞こえてきたので、本当によかった。年度初め苦しかったけれど、がんばって工夫してきてよかった。これから、しっかり学びながら、いろんな経験して自分を豊かにしていってください。

 あ、拙著『保育者の専門性とは何か』の改訂版が出版されました(社会評論社HP)。初版売切れのためです。買ってくださった方々ありがとうございました。改訂版では、大幅に改訂するとキリがないので、ある程度、加除訂正をしました。ちょっと読みやすくなったと思います。

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オリゼミ、学生指導、鳥取県史ブックレット発行

2015年04月11日 10時28分30秒 | Weblog

 7・8日と、福山市沼隈町のツネイシしまなみビレッジ・みろくの里で、オリエンテーションセミナー(通称オリゼミ)でした。基本的にこの合宿内容は学友会各局や上級生有志が企画運営します。初等教育学科の学科別オリエンテーションでは、2年生有志が企画運営するのですが、2年生離れした見事な采配を見せてくれました。1年生は、いろいろありましたが、結果的に落ち着きと満足、集団・所属意識が高まったように思います。オリゼミから帰ってからは、授業や1年生の履修・進路指導、実習・行事もろもろの準備調整など、忙しく働いております。もう3ヶ月くらい働いた気がします。(^_^)

 1日からここまで、1年生同士の集団・所属意識の形成や、履修・進路上の不安解消・方向性指導、教員・1年生との関係構築は十分できたと思うので、年度初めの1年チューター業務について自己評価で◎をつけてやりたい、と思います(笑)。ほとんど関わったことがなかった新2年生ともオリゼミ・授業で関係づくりができたし、これからが楽しみです。主任業務については…まだまだかな。今朝起きると、毎日夜中まで準備に明け暮れてきたので、さすがに疲れがたまって体に不具合が…。この土日で自己修復します。
 今は、勉強できないと自分で言っていた1年生が、できないならこの科目は履修しなよと勧めたのにしない、しかも周りの友達が履修しないからという理由で、という問題状況に悩んでおります(笑)。「勉強できない」という結果は、自分の才能とか素質とかよりも、周りに流されて主体的に学べてこなかった結果、ということに早く気づいて欲しいなぁ。まだ1年生だし、大学では主体的選択そのものが重要な学習機会なので、いっぺん失敗するのもありかなあ。失敗させたくないんだがなぁ。もやもや。
 それ以外にも課題をかかえている学生も少しずつ見えてきました。いずれも、入学前からずっと引きずってきた課題が背景にあります。これらをいかに解消して、大学生活に導入していくか。ほかのチューター先生方や学生支援部局といかに協力・分担していくか。主任業務、難しいです。

 あ、先の3月31日、拙著『鳥取県教育会と教師―学び続ける明治期の教師たち』(鳥取県史ブックレット16、鳥取県、2015年、全112頁、定価500円)が発行されました。寄贈先の何人もの方から、お礼とお褒めの言葉をいただきました。ありがとうございます。販売は4月15日からだそうです。鳥取県外の方は、鳥取県公文書館のページから注文できます(鳥取県史ブックレットの配送による頒布方法)。鳥取県内では各書店で購入できます。

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今が支え時、頑張り時

2015年04月04日 22時47分15秒 | Weblog

 4月1日から怒濤の毎日でした。今年度は、100名を超える1年生のチューター主任を拝命しました。大変だけど、やるからにはやるよ!(-_-)

 2日は入学式と会議。入学式に一人も欠席なく全員出席、という地方中小大学の関係者なら驚くであろうことが起こりました(笑)。新入生たちは、それほど浮ついた感もなく、なかなか緊張感のある落ち着いた印象です。いい感じ。

 3日は朝から夕方までガイダンス。仕事を把握するので精一杯で、役割分担は二の次になってしまい、一人で立ち回っている状態。こりゃいかん。丸投げしてもいけないし、自分で抱え込んでも意味がない。自分で働くのは問題ないけど、他人を使うのはとにかく苦手。あー、やっぱりこれが今の私の発達課題なんだなぁ。
 ちょっと時間がとれそうだったので、自己紹介ゲームを取り入れて、絡み合う集団活動をしかけていく。それとは別に、けがの功名でしたが、班の交流も始まりました。仕掛け方や環境構成など自分の中ではいろいろ課題は残るけど、学生たちが互いに絡み合いながら生き生きと活動を始めました。いい感じ。

 本日も朝から夕方までガイダンス。学生も同じく朝からなので、もう少し早く出勤しないと十分に対応してやれないので、苦手な早起きを心がけています。慣れない仕事に準備に手間取り、夜中まで働いているので、ちょっとつらいですが、いつものようにダラダラしているより妙に元気です。
 最大の難関、履修指導に突入しました。案の定、つまづきの嵐。これを乗り越えれば、あとは学生たちが自分で歩き始めます。ここが支え時!

 出会って3日経ち、ちょっとずつ一部の学生たちの顔や特性が見えてきました。お互いにゼロからの関係づくりなので、二人三脚で一緒に前に足を踏み出して、一歩二歩よたよたと歩いて行く感覚。この感覚が一年チューターの醍醐味だ、と私は思います(笑)。
 毎日いろいろなことが起きて、時間配分が大幅に狂うのが困りもの。でも、学生たちが自分たちで考え、適切に動き始めれば、私の表だった出番はほとんどなくなります。毎日汗だくで働いております。ここが頑張り時!

 
 入学式当日の早朝

 
 入学式当日の旧正門近くの桜
 (先日の春の嵐でだいぶ散ってしまいました)

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土日の日記、環境構成に関するおすすめ本

2015年03月30日 22時27分18秒 | Weblog

 3月最後の2日間1日目が終了。新年度が目の前に迫ってきました。

 土日はとても天気がよくて、気持ちいい休日でした。しっかり休み、気持ちの整理ができました。このところ意味深な記事ばかりで済みません。たぶん、一年間たまった心身の疲れが行き場を失っていたのだと思います(笑)。もやもやしたものをあらかた吐き出し、これから自分のすべきことだけ残してはっきりさせましたので、今はむしろ元気です。

 土曜は、私服とかの買い物にマリーナホップに行きました。休日があまりないので私服少ないのですが、TAKA-QとWEST-WAVEが好きなんです。あと、キリン堂の焼きカレーが大好きなんです(買い物はついででもいいくらい)。裏にあるヨットハーバーでしばらく黄昏れた後、市内を寄り道して帰ってきました。
 日曜は、昼から大学へ行って、論文の仕上げとこれからの教材研究計画を立てていました。論文はなかなかおもしろく仕上がりましたよ! 教材研究では、たくさん読まなければならない本があるのですが、何をいつまでに優先的に読まなければならないか、授業日の配置具合を整理して、読む順番をはっきりさせました。こういう計画をしっかり立てておくと、後でぼんやりしてしまって困らなくて済みます。授業構成や資料作成の時間も考えなければなりませんが、まあ教材研究だけでも進んでいればそのへんは何とかなります。
 あとは区民センターで運動して帰りました。

 あ、このところ教材研究をしていて、保育者の人におすすめの本がありましたのでついでに紹介。
 高山静子『環境構成の理論と実践―保育の専門性に基づいて』エイデル研究所、2014年、2,160円。著者は元保育士の東洋大学の先生です。環境構成は大事なのはわかっているけど何を基準に進めたらいいのか困る、という保育者は多いと思います。私の少ない研究経験からですが、保育における環境構成の理論をここまできちんと論じ、ここまでわかりやすく書いた本は、今のところ出会ったことがありません。全130ページくらいですし、ふんだんに写真を使って保育現場の環境の実例を見せてくれてとてもわかりやすいです。文字数も少ないし、写真集みたいに眺めるだけでも勉強になります(笑)。

 さあ、やる気が満ちてきました。来年度も目の前。新しい仕事が待っている! がんばるぜ!(○`・Д・´)9

 
 土曜昼間のヨットハーバー(広島観音マリーナ)

 
 日曜昼間に咲き始めた大学寮中庭の桜

 

 

 今朝の大学3号館側の桜

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忙しがらないで、素直になろう

2015年03月29日 11時28分31秒 | Weblog

 忙しがるのをやめよう。
 ホントに忙しくても、毎日誰かに少しも時間を分けられないわけではない。忙しくても、何でもねーよ!平気平気!と強がれる体力と気力を維持するよう心がけたい。

 素直になろう。
 気を遣って、本当はそうしてほしくないことまで言ってしまうクセをやめよう。「気を遣ったふり」にしかならないし、相手に困惑しか与えないし、その通りにされてしまうと結局自分も後悔する。誰も幸せにはならない。

 去年の4月くらいからそうしようと誓ったのに、12月くらいから初心を忘れて逆ばかりしてしまっていた。なんと未熟な。

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幸せは幸せ者に寄ってくる

2015年03月28日 20時42分18秒 | Weblog

 もっと楽しく生きるため、心理の勉強成果のメモ。

 依存とはどういう心理だろうか。
 依存とは、つらいことから少しでも気をそらすために、安心できる特定の人やモノに心身を委ねようとすること。特定の人やモノとかかわって安心した時、もっと強い安心がほしい、となって苦しくなっていく。また、受け容れてもらっていないのでは、と思って不安に襲われる。

 共依存とはどういう心理だろうか。
 共依存とは、自分の自己否定感や空虚感を、他者に対する関心とコントロールによって埋めようとすること。コントロールできないと、埋めようとしたものが表面化し、苦しくなる。

 依存・共依存から抜け出るには?
 まずは、依存によって得られる安堵感を、自分の行動・習慣の結果や、特定の相手やモノとのかかわりに限らない結果としてとらえ直すこと。この人とコミュニケーションをとると安心する、ではなく、他人とコミュニケーションをとると安心する、とか、これを持っていると安心する、ではなく、持っていると安心するモノがある、ほかにはないかなぁ、とかのように。

 また、自分のコントロールできるものは自分の心だけ、と言い聞かせること。他人の心はその人のものなので、引き込まれたり、何とかしようと考えたりしない。そして、相手を変えようと費やしてきた時間と努力を自分につぎこむこと。
 愛情としがみつきは異なる。さびしさや不安を感じたら、あわてないでじっとする努力をすること。出さない手紙を書いて、自分で自分の世話をすること。まず関わろうとしないで、何もしないで距離をとって観察すること。相手の気分を敏感に察し始めて先回りしてきたなと感じたら、ストップをかける。

 注目して欲しいなら、誰かに要求するのではなく、自分で自分の気持ちに注目し、そのつど話を聞いてあげる。認めて欲しいなら、自分の努力をその都度積極的に認めてあげる。愛して欲しいなら、自分で自分をいたわってやる。

 愛情の渇望は、根本的には自分に対する愛が欠けているから感じるもの。自分を愛していない(理解していない)時には、自分は愛されていない(理解されていない)と感じる。

 自分の幸せは自分でつくっていくものである。誰かにしてもらうことではない。他人との幸せの共有は、まず自分が自分を幸せにしてやれるようになった時、自然に感じることができるだろう。

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卒業生に贈る言葉

2015年03月22日 19時07分45秒 | Weblog

 3月20日、広島文教女子大学で学位授与式・卒業パーティーが挙行されました。女子大らしくとても華やかで、本学らしくとても落ち着きのある式でした。いろいろな思いを胸に、本学・本学科を卒業し、新しい人生に旅だってくれました。私は1年間しか一緒にいなかったのですが、パーティーでは、ゼミ生だけでなく様々な形でつながりをもった多くの学生たちが、たくさんのあたたかい言葉と笑顔をくれました。
 私は、今回、初めて4年大で卒業論文を書かせたゼミ生11名(前任者から引き継いだ学生たち)を送り出しました。彼女たちの学年は、卒業研究ルーブリック(全学共通、ただし芸術系は少し違う)が初めて適用された学年でした。「なんで今までなかったのに、よりによって私たちの時に…」という不満がずっとぬぐえなかったようですが(1月まで向き合えなかった人も…)、質の向上という意味では間違いなく機能しましたので、ここは飲み込んでもらいたいと思っています。あのルーブリックがなければ、私も安易な指導・出来に流されていたと思います。今年度の実績を踏まえた改良はこれから具体化するはずですが、新4年生にはしっかり向き合ってもらいたいなと思っています。

 また、それより先の3月17日、前任校の鳥取短期大学の卒業式が挙行されたようです。私は転任時に幼児教育保育学科の1年担任をしていましたが、この日その旧担任の教え子たちが卒業しました。体調不良もあって反応が遅くなりましたが、風の噂で情報提供をいただき、なんとか旧担任の学生全員進路は決まったと聞いています。保育者になる人、専攻科福祉専攻に進学する人。1年前に聞いていた進路とは違う人も多いですが、この1年間のさまざまな学びを通して自分なりに考えた結果でしょう。心から祝福したいと思います。おめでとう!


 皆さんは、これから新しい人生を歩み始めます。
 希望した進路・配属とは少し異なる人もいるでしょう。望み通りの進路に進む人も、実際に働いていれば、意に沿わないことも多いかもしれません。これから様々な問題に向き合わなければなりません。身につけた知識・能力を活用して、目の前の問題に立ち向かってください。また、学び続けて、常に自分を更新してください。
 学び続け、目の前の問題に立ち向かう人は、「輝き」を放ちます。子どもたちも、その保護者も、同僚も、あなたの学び続ける姿を見て、あなたを信頼します。そして、自分もがんばろうと思います。よい教師・保育者になるためには、学び続け、問題に立ち向かい続けることは必須です。苦しいこともあると思いますが、ぜひ「輝き」続けてください。
 人生にはムダな経験はありません。どんなにいやなことも、苦しいことも、楽しいことも、うれしいことも、そして悲しいことも、必ず自分を豊かにします。自分の出来る限り、真剣に生きてください。問題解決に明け暮れ、ふと気がついたとき、また一回り大きくなった自分に気づくことでしょう。苦しくて、前に進めなくなることもあります。そのときは、周りを見てください。あなたは独りではありません。子ども・利用者、家族、友人、同僚、上司、後輩、そして旧師。たまには周りによりかかりましょう。みんな、喜んで支えてくれるはずです。ちなみに、前に進めなくなるまでがんばるよりも、普段から適度に気分転換をした方が「長持ち」します(私はこいつが一番苦手ですが)。
 皆さんはこれから私と一緒の社会人です。ともに、よりよい教育を、よりよい社会を、よりよい日本をつくっていきましょう。今後ともよろしくお願いします。


いただいた花束を皆さんにも (背景って大事ですね…)

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