横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

コサギアオサギ

2008-12-16 09:03:48 | 近所

年中見ることができて珍しくもないコサギだが、青い空に真っ白な姿はすがすがしい。


小鳥でなくコサギぐらい大きくても飛んでいるのをカメラで捉えるのは私には難しい。


着水の瞬間も顔が見えない角度で残念。


ここでも長い間、考え事をするように佇んでいた。


アオサギのほうは杭の上。

アオサギの片足立ちも珍しくはない光景だけれど、
仕舞っていたいた片足を出して毛づくろいする姿が面白かった。




綿毛

2008-12-14 09:08:15 | 近所

森のはずれから向こうのほうを眺めると、大きな木が並んでいる。
すっかり落葉したのもあれば緑も見える。
紅葉しているのはエノキやケヤキだろうか。


目を道端に戻すと綿毛がいっぱい。


花が咲いていないと何の綿毛か分かりにくいが、これはアキノノゲシだろうか。
種の色や形と毛の様子などから、
これはタンポポ、これはアザミ、ダンドボロギクなどと区別してみるのも面白そうだ。


テイカカズラの綿毛も落ちていた。
テイカカズラの実は細長い莢の実で、中にこのような種がいくつも入っているらしい。
あたりを見回したが見つからなかった。

結構きれい

2008-12-13 08:47:14 | 近所

先日の同窓会に関西から参加してくれた友人たちから、
東京て結構きれいな街やなあとの声が聞かれた。


東京駅のすぐ近く、皇居前を走る日比谷通りもイチョウやヤナギなどの並木が素晴らしい。


東京都心には皇居、新宿御苑、明治神宮、浜離宮庭園、上野公園に加えて、
小石川後楽園や六義園など大名屋敷跡にも緑が多く残されている。


明治時代に作られた日比谷公園はオフィス街のオアシスであり、
音楽堂、噴水、バラ園、池やテニスコートなどさまざまな楽しみ方ができる。


汐留、六本木など再開発されたところもクリーンということに気を使っているようだ。
冬の時期はどこもイルミネーションの工夫をする。

同窓会の幹事たちで納めの食事をしたカレッタ汐留から見える夜景もきれいだった。



ミコアイサ

2008-12-12 08:36:32 | 近所

東京へ出る用事があったのでお堀ばたを歩いてみた。


キンクロハジロやハシビロガモに混じってミコアイサも見えた。


ミコアイサの雄は白黒模様なのでパンダガモとも呼ばれて人気がある。


雄と雌かな。


雌かエクリプスかよく分からない。


手前はキンクロハジロ。


前が雌で後ろはエクリプスなのかもしれない。


これは、かなり換羽が進んでいるが背中がまだ茶色い。


潜水してエサを捕るので、どこに顔を出すのか追いかけるのに苦労する。



ツグミと実

2008-12-11 08:15:36 | 近所

窓の向こうにツグミが来た。
木に止まっていたので撮ろうとカメラを用意している間に向かいの家の軒先に移動した。
とゆに溜まっているらしい水を飲んで飛んで行った。



ネムノキ(マメ科)
ツグミはどんなものを食べるのだろうか。


ネムの木の豆がはじけて落ちたら地上で拾うことがあるかもしれない。



カラタチバナ(ヤブコウジ科)
ツグミが赤い実を食べているイメージはあまりないのだが、どうなのだろう。
千両、万両に対してカラタチバナは百両とも呼ばれる。


枯れもの

2008-12-10 08:04:21 | 近所

コセンダングサ(キク科)
少し前まで黄色い花を咲かせていたコセンダングサが枯れ色の実になった。
光るクモの糸も今や主がいない。


近くで見るとヒッツキ虫になるための仕掛けがしっかりついている。


ウド(ウコギ科)
近所はウドの栽培地なのでたくさん植えられているが、
実が落ちてしまうと遠目にはコセンダングサに似ている。


ウドの実は球形だと思っていたが、熟すとだんだん果肉がなくなって・・・


中から現れた種が後から落ちるようだ。
ナミテントウが実から実へと渡り歩いていた。餌となる虫を探しているのだろうか。

枯れものばかりなので、庭に咲いたネリネで花を添えよう。




近所で鳥を見る

2008-12-09 08:49:59 | 近所

すぐ近所の大木に、たくさんのヒヨドリやキジバトが来て騒いでいる。


エノキ(ニレ科)
その目当ては、この熟した実。
子供のころ遊び場にあったムクノキの実をよく食べたが、
エノキの実もほんのり甘く鳥の気持ちが分かる気がする。


背が高いので花の頃には気づかなかった。


見上げた空の高いところで孤を描いている鳥がいた。
トビほど大きくないし尾羽の形も違う。
不鮮明だけれどツミではないかと思う。
2年前に窓から見えるところに止まった。
間近に見たツミ


10mほど飛んでは木に止まったり地面に降りたりをしている小鳥が見えた。


この白い紋からジョウビタキの雌だと知れる。
先日は家の窓の外に雄がチラっと姿を見せた。


原っぱや畑まわりでよく見るのはハクセキレイだ。

しかし野菜の上を歩くのは初めて見た。




ドロバチ

2008-12-08 08:26:16 | 近所

森の中でホウチャクソウの葉が枯れて二つの実がきれいに露出していた。


モミジガサは実の冠毛よりも、大きいモミジのような葉に目が行ってしまう。


自然観察センターの事務所脇でこんなものが目に入った。
ハチのアパートと書いてある。


スズメバチやアシナガバチは集団生活をする社会性があるが、
ドロバチ、アナバチ、ベッコウバチなどの仲間は単独生活をする。
家の外壁に泥でできた巣を作ったり竹筒を利用したり地面に穴を掘るという。
毒針で刺してマヒさせた昆虫やクモを巣に持ち込み卵を産みつける。
卵からかえった幼虫はその餌を食べて成長し成虫になると巣から出ていく。
このアパートはどんな種類の狩りバチがいるか調べるために設けられたそうだ。


これはドロバチの仲間の巣ではないかと思う。

泉の森の樹木

2008-12-07 10:03:01 | 近所

昨夜は忘年会で遅くなったので朝寝坊して起きたら真っ青な空が広がっていた。

数日前の泉の森では、圧倒的な数のイチョウの黄色い葉が青い空を覆う。


イイギリの赤い実もいっぱい。


青い空に映えるほど赤くなっても、まだ鳥は食べにこない。


アキニレの翼果は鳥に食べられることなく、時期が来たら落ち葉と同じように風に舞うのだろう。


葉の形が対称形でないのも樹皮がはがれやすそうなのも面白い。




せんぐり

2008-12-06 08:14:51 | 京都

京都に住むsaganoさんが新聞に連載されている「折々の京ことば」を
切り抜きコピーして送ってくれたので、簡単に製本してみた。


つろくする、えらしり、さら、しがんだ、やつし、はすかいなど54の懐かしい言葉が並んでいる。




窓の外ではメジロが「せんぐり」やって来てマンリョウの実を食べている。
「せんぐり」は 次から次へと、順々に の意味。

おおきに。


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つろくする  釣り合いがとれる 調和する
えらしり   よく知っていること
さら      新品のこと  まっさら とか さらっぴん も、よく使った
しがんだ   しけた様子の子供(人)
やつし    おめかし  おめかしをする人
はすかい   斜め  斜め前

京都だけでなく大阪など関西弁として使われているものもあると思う。

久しぶりに泉の森

2008-12-05 08:45:34 | 近所

久しぶりに訪れた泉の森には水鳥たちがたくさん来ていた。


このキンクロハジロのほかホシハジロにヒドリガモ、オナガガモなども見られた。


そう深くないので逆立ちして水底の食べ物を探しているのは・・・マガモ。
尾の黒いクルリンとした羽が特徴だ。



例によってカワセミを狙うカメラマンがたくさんいたが、
全く別のところで川面を見つめてジーっとしていた。


日差しの暖かさに赤トンボも顔を見せてくれた。


これはたぶんムラサキシジミだと思うが、
近年この森ではムラサキツバメが越冬する姿も見受けられると教えてもらった。


春の木丸

2008-12-04 09:01:03 | 近所

宮ヶ瀬ではいつも林道を歩くことが多いが、
山ヒルの心配もなくなったので今回は春の木丸に上ることになった。


湖畔からの標高差150mぐらいなので、2時間もあれば頂上に着く。


道中ずっと枯れ葉をガサゴソと踏みしめて歩く。
5cmぐらいのカエデの幼木が紅葉しているに驚いたり、フユシャクを見つけたりした。
フユシャクは冬に成虫が活動する蛾だ。



カエデなどの紅葉もあちこちで楽しめた。
カエデの仲間はイロハモミジばかりでなくさまざまな種類がある。
イロハモミジは掌のような切れ込みを数えるとイロハニホヘトと7つに分かれているが、
3つや5つや9つに分かれる種類もある。


これはカジカエデの葉。カナダの国旗のメープルに近い種類なのだろう。


このメグスリノキもカエデの仲間だ。
先日 「これもカエデ」 に載せた チドリノキと同様に切れ込みのない葉っぱだ。


これはカエデではないけれど、切れ込みがあって黄葉していた。
クスノキ科のダンコウバイで葉っぱがチューリップの花みたいな形をしている。



鹿が食べない

2008-12-03 08:14:30 | 近所

モミノキ(マツ科)
尾根道に樅の木が並木のようになっている。


落ち葉にまじって落ちていたのはモミノキの種。
モミノキの実は木の高いところでマツカサと同じようなモミカサになるが、
鱗片がはがれやすいので全体像を見ることは難しい。


モミの比較的若い木の根元周辺に背の低い木が広がっている。


ミヤマシキミ(ミカン科)
赤い実も見られるミヤマシキミだった。
鹿の多い場所で他の低木の葉は食べられるが、
ミヤマシキミは鹿に食べられることなく勢力をのばしているようだ。


花芽も出始めていた。


水面も面白い

2008-12-02 11:38:32 | 近所

七沢の自然保護センター。
メダカやカエルやトンボなどの活動がすっかり見えなくなったが、
水面に浮かぶ枯れ葉の様子やそこに映る風景は面白い。


少し風があると紅葉や緑が伸びたり縮んだり、絵模様が動きつづける。


そこに何かが落ちると丸い波紋が重なる。




その水辺ではハンノキ(カバノキ科)の雄花がまもなく咲こうかと準備をしている。
葉はすっかり落ちて、黒っぽく見えるのは小型のマツカサの形をした実だろう。




シナアブラギリ(トウダイグサ科)
クルミより少し大きいぐらいの実が落ちて割れていた。
シナアブラギリの実からは上質の油が採れるそうだ。


5月にはこんな花が咲いていた。



花も葉もない木が多い中でスギは元気そのもので春の花粉が思いやられる。
日差しの暖かさに誘われてウラギンシジミが飛んでいた。