瀬谷市民の森の出口にある小川の傍にイヌビワの木が有って実が出来ていた。
イヌビワ(クワ科)
これぐらい黒く熟すと食べごろでけっこう甘い。
イヌビワは枇杷の仲間でなくてイチジク(無花果)の仲間だ。
イチジクは花がなくていきなり実が大きくなるように見えるが、
その実のようなものは花嚢(かのう、果嚢)と呼ばれ中に雄花と雌花がたくさん入っている。
イチジクは自家受粉して実るが、イヌビワは雄株と雌株があってイヌビワコバチが受粉を助ける。
こちらは雄株の方の偽果ではないかと思う。
イヌビワの葉にバッタの仲間がいた。
アオマツムシの幼虫だろうか。アオマツムシは草むらより樹上で鳴くらしい。
こちらにはヤマトシリアゲがいる、と思ったらワカバグモに捕まっていたのだった。
この小川の周りには草木や生き物の種類が多く面白い。