市民の森の先にヤセウツボが咲いているよと友人に教えられて見に行った。
ヤセウツボ(ハマウツボ科)
教えられたあたりへ行くと結構たくさん咲いていた。
ヤセウツボは寄生植物でシロツメクサ、アカツメクサ、コメツブツメクサなどに寄生するという。
シロツメクサなどの牧草と一緒にヨーロッパから入ってきた帰化植物だ。
固まって咲いたり一本だけだったり・・・
寄生植物なので緑の葉っぱはないが花にはヒゲナガハナバチなどの虫も来るようだ。
中には寄生する相手の栄養が良いのか太めのものもあったりする。
こちらは芽が出たばかりでこれから花序が伸びていく。
分かれた先の方が細長くなった萼に筒型の唇形花がついている。
中の方で赤褐色に見えているのが雌しべの柱頭だ。
花の中が覗けないので少し花弁を切って見せてもらう。
雌しべの柱頭は先端で2裂して球状になっている。
雌しべの根元の子房はとても大きい。
雄しべは長いのが2本と短いのが2本ある。
どのように受粉が行われるのだろうか。