神奈川県自然環境保全センターには谷戸の自然観察園のほかに
300種類ほどの樹木を集めた樹木観察園もある。
今はリョウブの白い花が房状に咲いていてきれいだ。
合弁花の花冠から10本の雄しべが突き出していて葯はV字形。そして雌しべの先は3裂している。
アリなど虫たちにも人気があるようだ。
車道沿いに続く擁壁ではハギが咲き始めた。
プレートがないので正確な種類は分からないがミヤギノハギあたりであろうか。
本格的に咲き揃うのはまだまだ先で今は蕾が出始めたぐらいのが多い。
その出てきたばかりの蕾のところにルリシジミがやってきて産卵を始めた。
マメ科はルリシジミの幼虫の食草の一つなのだ。葉ではなく花や蕾を食べる。
ムラサキナツフジ(サツマサッコウ、サッコウフジ)ではウラギンシジミが産卵していた。
ウラギンシジミの幼虫はフジ、クズなどの花が好物なのだ。
7月下旬ぐらいになれば姿を見ることが出来そうだ。